COBOL2002 ユーザーズガイド


23.2.10 データベース固有の注意事項

HiRDBのデータベースに接続する場合,COBOLプログラム実行中に環境変数PDDDLDEAPRPEXEを設定した環境で定義系トランザクションを実行しないでください。環境変数PDDDLDEAPRPEXEを設定した環境で定義系トランザクションを実行すると,先行トランザクションの前処理が無効となるため,COBOLの管理情報との不整合が発生し,予期しない実行時エラーが発生するおそれがあります。

環境変数PDDDLDEAPRPEXEの詳細は,「HiRDBのUAP開発ガイドマニュアル」を参照してください。

動的SQLで定義系のクエリを指定して実行しているトランザクションと,動的SQLで操作系のクエリ,または静的に行う方法やカーソル,ストアドプロシージャ呼び出しの埋め込みSQL文を実行しているトランザクションは,別々のトランザクションとしてください。一つのトランザクション内で混在させた場合の動作は保証しません。

表を参照,または更新している場合に,その表の定義を定義系のクエリやほかのプログラムやツールなどを使用して変更したときの動作は保証しません。参照,または更新している表の定義を変更した場合,記述された埋め込みSQL文との不整合が発生し,予期しない実行時エラーが発生することがあります。

注※

表を参照,更新しているときとは,次の期間です。

  • 埋め込みSQL文を実行し,COMMIT文またはROLLBACK文でトランザクションを終了するまでの間

  • PREPARE文で準備したSQL文を明示的にDEALLOCATE PREPARE文で解放するまでの間