COBOL2002 ユーザーズガイド


21.1.1 共通例外の仕組みと使用する用語

共通例外の発生から例外処理が実行される状態になるまでには,次のような共通例外の仕組みが規定されています。

図21‒1 共通例外の仕組み

[図データ]

注※

TURN指令については,「21.3 TURN指令」を参照してください。

この章で使用する例外に関する用語について,次に定義します。

この章で使用する用語

意味

例外

例外状態を示します。

TURN指令のチェックがON

TURN指令で,該当する例外名がCHECKING ON指定であり,指定された例外が引き起こせる状態であることを示します。

従来形式の例外処理

従来のCOBOLの言語仕様にある,USE手続きやINVALID KEYなどの文ごとに指定できる無条件文を示します。これに対して,COBOL2002で新たに追加された例外処理を「共通例外処理」といいます。