COBOL2002 ユーザーズガイド


18.7.3 実行可能ファイルの指定

〈この項の構成〉

(1) 実行可能ファイル名の指定方法

実行可能ファイル名は,CALL 定数,CALL 一意名のどちらでも指定できます。実行可能ファイルの指定方法には次の二つの方法があります。

どちらの場合も,ファイル名は拡張子を含めて指定します。拡張子のないファイルを指定するときは,ファイル名のあとに区切り文字のピリオド(.)を付けて指定します。

(2) ファイルの検索順序

パス名で指定した場合,実行されるファイルは,指定したフォルダのファイルとなります。

ファイル名だけを指定した場合は,次の順序でファイルが検索され,最初に見つかったファイルが実行されます。

  1. 呼び出し元のプログラムがあるフォルダ

  2. カレントフォルダ

  3. Windowsのシステムフォルダ

  4. Windowsフォルダ

  5. 環境変数PATH内に登録されているフォルダ