COBOL2002 ユーザーズガイド


15.2.3 CBLSTMOPEN

バイトストリーム処理用に既存のファイルを開きます。

形式
CALL 'CBLSTMOPEN' USING  引数1 引数2 引数3 引数4 引数5
規則
  • 引数1には,開くファイル名を英数字項目で指定します。領域の長さはファイル名の長さ+1バイト以上必要で,ファイル名は空白(X'20')またはNULL文字(X'00')で止める必要があります。

  • 引数2には,OPENモードを1バイトの符号なし2進項目(COMP-X)で指定します。指定する値は次のとおりです。

    1:読み込み専用

    2:書き出し専用(排他モードに0または2を指定する)

    3:読み込み/書き出し

  • 引数3には,排他モードを1バイトの符号なし2進項目(COMP-X)で指定します。指定する値は次のとおりです。

    0,2:読み込み/書き出しを禁止

    1:書き出しを禁止

    3:読み込み/書き出しを禁止しない

  • 引数4には,1バイトの符号なし2進項目(COMP-X)の予備領域で,0を指定します。

  • Windows(x86) COBOL2002の場合,引数5には,開いたファイルハンドルを受け取る領域を4バイトの符号なし2進項目(COMP-X)で指定します。CBLSTMOPENサービスルーチン呼び出し時,引数5の値は0でなければなりません。

  • Windows(x64) COBOL2002の場合,引数5には,開いたファイルハンドルを受け取る領域を8バイトの符号なし2進項目(COMP-X)で指定します。CBLSTMOPENサービスルーチン呼び出し時,引数5の値は0でなければなりません。

注意事項
  • ファイルハンドルを受け取る領域の値は,そのファイルを閉じるまで必要です。この値を更新した場合の動作は保証しません。

  • 空白を含むファイル名は指定できません。指定できるファイル名の最大長は255バイトです。