COBOL2002 ユーザーズガイド


10.5.1 イベントログファイル出力機能の概要

イベントとイベントログファイル

Windowsでは,システムまたはアプリケーションで発生した,ユーザへの通知を必要とする重要な出来事をイベントと呼びます。

通常,多くのイベントは,Windowsによってイベントログファイルに情報が出力されます。これをイベントログサービスといい,イベントログサービスはWindowsを起動するたびに自動的に開始されます。

イベントログファイルに出力されたイベントは,イベントビューアで監視できます。イベントビューアを使用すると,システム,セキュリティ,およびアプリケーションのイベントログファイルを表示,管理できます。イベントビューアの詳細については,イベントビューアのヘルプを参照してください。

イベントログファイル出力機能とは

COBOL2002のイベントログファイル出力機能は,COBOLプログラム実行中に出力されるエラーメッセージを,イベントログファイルに出力する機能です。また,DISPLAY文の出力内容をイベントログファイルに出力することもできます。出力されたイベントは,イベントビューアで参照できます。DISPLAY文の文法規則については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」 「10.8.12 DISPLAY文」を参照してください。