COBOL2002 ユーザーズガイド


10.2.6 STOP文

少量入出力に使用するSTOP文について説明します。なお,STOP文の言語仕様の詳細については,マニュアル「COBOL2002 言語 標準仕様編」 「10.8.46 STOP文」を参照してください。

(a) 形式

STOP 定数1

(b) 一般規則

GUIモードの場合の規則

STOP 定数文が実行されると,実行が中断し,COBOL2002が出力するダイアログボックスに定数1が表示されます。次に,例を示します。

(STOP 定数文を使用したプログラムの例)
       IDENTIFICATION DIVISION.
       PROGRAM-ID. TEST1.
       PROCEDURE DIVISION.
           STOP '** STOP定数 **'
           EXIT PROGRAM.
       END PROGRAM TEST1.
(GUIモードで出力されるダイアログボックス)

[図データ]

このダイアログボックスの[OK]ボタンを選ぶと,プログラムが再実行されます。

CUIモードの場合の規則

STOP 定数文が実行されると,次の入力要求メッセージが標準エラー出力(stderr)に出力されます(「_」はカーソルを示します)。

(STOP 定数文の出力結果)
KCCC2003R-I
定数1
_

ただし,環境変数CBL_STOPNOADVにYESを指定した場合は,定数1だけが出力され,メッセージIDと定数1の直後の改行文字は出力されません。

形式
CBL_STOPNOADV=YES
(環境変数CBL_STOPNOADVにYESを指定した場合のSTOP 定数文の出力結果)
定数1_