COBOL2002 ユーザーズガイド


9.6 報告書ファイルの出力

報告書作成機能で作成した報告書は,AFTER ADVANCING指定のWRITE文で順ファイル(報告書ファイル)にレコードとして出力されます。

報告書ファイルの出力形式は,レコード形式と報告書記述項でのCODE句の有無によって異なります。報告書ファイルの出力形式と出力例を次に示します。出力例のX'0A'は改行,X'0D'は復帰,X'0C'は改ページを示します。

〈この節の構成〉

(1) 固定長または可変長でCODE句の指定がない場合

順編成ファイルに対する,AFTER ADVANCING指定のWRITE文の形式で出力されます。

(例1)

WRITE REC AFTER ADVANCING 3で出力した場合

[図データ]

(例2)

WRITE REC AFTER ADVANCING PAGEで出力した場合

[図データ]

(2) 固定長でCODE句の指定がある場合

順編成ファイルに対する,AFTER ADVANCING指定のWRITE文の形式で出力されます。

利用者レコードの前後に付けられる制御コードについては,先頭の制御コード以外は,レコード長分の空白(CODE句で指定したコードが先頭に付けられる)と復帰コード,改行コードを付けた形式で出力されます。

ただし,-IgnoreLCCオプションの指定があるときは,レコード長から1を引いた分の空白と復帰コード,改行コードを付けた形式で出力されます。

(例1)

WRITE REC AFTER ADVANCING 3で出力した場合

[図データ]

(例2)

WRITE REC AFTER ADVANCING PAGEで出力した場合

[図データ]

(3) 可変長でCODE句の指定がある場合

順編成ファイルに対する,AFTER ADVANCING指定のWRITE文の形式で出力されます。

利用者レコードの前後に付けられる制御コードについては,先頭の制御コード以外は,CODE句で指定したコードを付けた形式で出力されます。

(例1)

WRITE REC AFTER ADVANCING 3で生成した場合

[図データ]

(例2)

WRITE REC AFTER ADVANCING PAGEで出力した場合

固定長でCODE句の指定がある場合と同じです。