6.6.1　ファイルの作成と割り当て方法

(1)　固定長ファイルの作成方法

COBOL2002の入出力機能，またはISAMユティリティによって作成できます。

(2)　可変長ファイルの作成方法

COBOL2002の入出力機能，またはISAMユティリティによって作成できます。

(3)　ファイルの割り当て方法

「6.2　ファイル割り当ての共通規則」に従って，物理ファイル名を割り当ててください。

ただし，次の点に注意してください。

• ISAMによる索引編成ファイルでは，拡張子の異なる複数の物理ファイルが一つの索引編成ファイルを構成しています。そのため，物理ファイル名は，拡張子を付けないで指定してください。物理ファイル名に拡張子を付けて指定した場合，動作は保証しません。

• 索引編成ファイルを使用する場合は，ORGANIZATION句にINDEXEDを指定します。

• ネットワークに接続してあるドライブからファイルを割り当てる場合，ISAMユティリティのオプション情報設定で，ネットワークドライブ情報を「使用する」と設定する必要があります。ただし，この場合ファイルの整合性は保証しません。詳細はマニュアル「索引順編成ファイル管理ISAM」を参照してください。

(4)　生成される物理ファイル

索引編成ファイルには，2GB未満までアクセス可能なノーマルファイル形式と，2GB以上のアクセスが可能なラージファイル形式の2種類があります。ただし，ラージファイル形式の索引編成ファイルは，Windows(x86) COBOL2002だけで有効です。

索引編成ファイルによって生成される物理ファイルを，次に示します。

(5)　索引編成ファイルに対するOPENモード

索引編成ファイルに対してOUTPUTモードのOPEN文を実行する場合，環境変数CBLISAMDL，およびCBLD_ファイル名の指定によって，動作が異なります。環境変数の指定によるOPEN文の動作の違いを，次に示します。

(6)　プログラムとファイル割り当ての関係

定数指定，環境変数指定，データ名指定のそれぞれについて，プログラムと物理ファイルとの関係を索引編成ファイルの例で示します。