6.3.5 ファイル属性の整合性チェック
既存の物理ファイルを開く際に,ファイル属性情報とプログラムの指定に矛盾※があるかをチェックします。矛盾がある場合は物理ファイルを開けないため,ファイル属性情報とプログラムの指定を一致させておく必要があります。
- 注※
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ファイル編成によっては,物理ファイルを作成したプログラムに記述されたファイル管理記述項とファイル記述項の内容の一部の情報が,ファイル属性情報として物理ファイル内に格納されています。このファイル属性情報と,物理ファイルを開くプログラムに記述されたファイル管理記述項およびファイル記述項の指定の矛盾をチェックします。
- 〈この項の構成〉
(1) 整合性チェックの内容
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順編成ファイル(可変長レコード形式)および相対編成ファイルの場合は,ファイル属性情報のファイル形式とレコード長をチェックします。
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ISAMによる索引編成ファイルの場合は,ファイル属性情報のファイル形式,最大レコード長,最小レコード長,キー個数,主レコードキー,副レコードキー,およびデータ形式(DATA FORMAT句の指定)※をチェックします。
- 注※
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データ形式(DATA FORMAT句の指定)は,物理ファイル内に格納されないため,指定したシステムのエンディアン形式と矛盾していないかチェックします。そのため,ファイルを新規に作成する場合でも,矛盾があると判断された場合は,ファイル作成に失敗します。
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Btrieveによる索引編成ファイルの場合は,ファイル属性情報のファイル形式,最小レコード長,キー個数,主レコードキー,および副レコードキーをチェックします。