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Hitachi IT System Configuration Manager リファレンス


csddbrstr(データベースのリストア)

〈このページの構成〉

形式

csddbrstr “バックアップファイル名“

機能

ISCMのデータベースバックアップファイルから,ISCMのデータベースをリストアします。

実行可能ユーザ

PaaS提供者が実行できます。

コマンド引数

バックアップファイル名:〜<絶対パス名>

戻り値

意味

0

正常終了しました。

0以外

異常終了しました。

実行例

C:\Program Files\Hitachi\uCSD\mgr\bin>csddbrstr "C:\Users\Administrator\Desktop\db\CSDBK01"
KFUD90400-I The csddbrstr command ended.

注意事項

  1. このコマンドにおいて指定するバックアップファイル名はダブルクォーテーションで囲む必要があります。

  2. このコマンドはISCMの他コマンド実行中に実行しないでください。

    また,このコマンド実行中にこのコマンドを含む他コマンドは実行しないでください。

  3. このコマンドは,一度もセットアップを実施したことがない状態では実行できません。また,アンセットアップ後の状態では実行しないでください。実行した場合,コマンドが異常終了します。

  4. 「Ctrl+C」キーを押してこのコマンド実行を中断しないでください。データベース領域が壊れるおそれがあります。何らかの要因でこのコマンド実行が中断した場合は,ISCMをアンセットアップ後に再セットアップし,再度このコマンドを実行してデータベースを回復させてください。

  5. 異なるマシン環境で取得したバックアップファイルを別のマシン環境にリストアする場合,バックアップ取得元の作成パスとリストア先の実データベース作成パスは一致させてください。

  6. バックアップファイル名に,コマンドプロンプトでダブルクォーテーションが必要な特殊文字「&()[]{}^=;!'+,`~<>@|」を含む文字列を指定すると,コマンドプロンプトの構文エラーメッセージが出力され,コマンドが終了することがあります。このとき,戻り値は不定となります。また,バックアップファイル名以外に不正にコマンド引数を指定した場合,不正なコマンド引数に全角スペース,半角スペースを含む特殊文字が含まれる文字列を指定すると,コマンドプロンプトの構文エラーメッセージが出力され,コマンドが終了することがあります。このとき,戻り値は不定となります。

  7. このコマンドは,データベースのバックアップを取得した時点でのISCMのバージョンと同じバージョンの場合にだけ実行できます。

    バックアップを取得した時点とバージョンが異なる場合は,一度ISCMをバックアップを取得したバージョンに戻し,データベースをリストアした後,使用するバージョンのISCMを上書きインストールしてください。