csdrscupdate(物理構成情報の更新)
形式
resource.vmotion.useプロパティにnを指定,または省略した場合
csdrscupdate
resource.vmotion.useプロパティにyを指定した場合
csdrscupdate -vmotion force
機能
ISCMが管理する物理構成情報を更新します。
物理構成情報の更新は起動時に行われますが,任意のタイミングで物理構成情報を更新する際にcsdrscupdateコマンドを使用します。
resource.vmotion.useプロパティにyを指定し,-vmotionオプションを指定した場合,vMotionによる仮想ホストの移動を検出し,物理構成情報を更新します。
実行可能ユーザ
PaaS提供者が実行できます。
オプション
- -vmotion force
-
vMotionによる仮想ホストの移動を検出し,物理構成情報を更新します。
注 データストアや仮想ネットワークデバイスなどが,ISCMで管理する構成や制約に合わない場合でも物理構成情報を更新します。
戻り値
値 |
意味 |
---|---|
0 |
正常終了しました。 |
0以外 |
異常終了しました。 |
実行例
C:\Program Files\Hitachi\uCSD\mgr\bin>csdrscupdate KFUD14705-I 物理構成情報の更新が完了しました。
注意事項
- deploy.vmdeploy.useがyまたはデフォルト値の場合:
-
ISCMではcsdrscupdateコマンドを契機にJP1/ITRMが管理する物理構成情報を取得し,管理しています。
そのため,JP1/ITRMが管理する物理構成情報が実際の物理構成と異なっていた場合,ISCMで正しい物理配置候補を算出できない可能性があります。
-
物理構成情報が変更された場合は,ISCMの起動,および,csdrscupdateコマンド実行の前に,JP1/ITRMが管理する物理構成情報の更新(jirminfocollectコマンドまたはGUIによる物理構成情報の再収集)を行ってください。
-
JP1/ITRMが管理する物理構成情報の更新は,JP1/ITRMの管理対象の構成に影響を与える操作が完了したことを確認してから行ってください。例えば,jirminfocollectコマンドを実行中にvMotionや,ESXの再起動を行った場合,JP1/ITRMが管理している物理構成情報を正しく更新できないことがあります。
-
- deploy.vmdeploy.useがnの場合:
-
物理構成定義ファイル,物理容量定義ファイル,LB接続設定プロパティファイル,リソース制約定義ファイルの読み込みは行わず,登録済みの情報がある場合はすべて削除します。
また,-vmotionオプションを指定してもvMotionによる移動の検知を行いません。
resource.vmotion.useとdeploy.vmdeploy.useの指定値の組み合わせによるcsdrscupdateコマンドの動作を次に示します。
resource.vmotion.use指定値
deploy.vmdeploy.use指定値
-vmotionオプション要否
vMotion検知
n,または省略
y,または省略
指定不可
なし
n
指定不可
なし
y
y,または省略
指定必須
あり
n
指定必須
なし