1.5.2 サンプルWebアプリケーションのエラー処理

ここではサンプルWebアプリケーションのエラー処理の概要について説明します。

<この項の構成>
(1) エラー処理の流れ
(2) エラーの種類

(1) エラー処理の流れ

サンプルWebアプリケーションでエラーが発生した場合,Servletの処理中に各クラスから例外がスローされ,上位アプリケーションにエラーが通知されます。Servletは例外をキャッチして,エラーページを表示するためのJSPに処理を分岐します。JSPは,エラー内容を表すページを作成して,クライアントに表示します。

JSP内でエラーが発生した場合は,JSPのエラー処理機能を使用して,エラーページを表すJSPが表示されます。

(2) エラーの種類

サンプルWebアプリケーションで処理するエラーの種類を次に示します。

サンプルWebアプリケーション固有のエラー
  • 必須プロパティが指定されていない場合のエラー
  • 初期化失敗エラー
  • ユーザの操作順序不正エラー
DocumentBrokerクラスライブラリのエラー
  • ログイン時の認証エラー
  • データベースエラー
LDAPアクセス時のエラー
  • LDAP対応のディレクトリサービスアクセス時のエラー
Java APIのエラー
  • Servletのエラー
  • JSPのエラー