文書とフォルダには,「3.3.1 すべてのオブジェクトに定義されているプロパティ」で説明したプロパティに加えて,この項で説明するプロパティが定義されています。
オブジェクトの属するプライマリグループを表すプロパティです。グループIDまたは組織IDが設定されます。
オブジェクトの作成時に設定できます。アクセス権を変更する権利を持ったユーザによって,アクセス権更新時に変更できます。空文字列が設定されることもあります。
オブジェクトが属するプライマリグループを表すプロパティです。表示用組織名または表示用グループ名が設定できます。プライマリグループIDとの対応は,LDAP対応のディレクトリサービス上で管理されています。
オブジェクトの作成時に設定されます。アクセス権を変更する権利を持ったユーザによって,アクセス権更新時に変更できます。空文字が設定されることもあります。プライマリグループIDが空文字列の場合は,必ず空文字列になります。
なお,オブジェクト作成後またはアクセス権更新後にLDAP対応のディレクトリサービス上の組織IDと表示組織名,またはグループIDと表示グループ名の対応が変更された場合,プライマリグループIDとプライマリグループ名の整合性は保証されません。
オブジェクトの所有者に対するパーミッション,プライマリグループに対するパーミッション,およびすべてのユーザに対するパーミッションを表すプロパティです。
オブジェクトの作成時に設定できます。また,アクセス権を変更する権利を持ったユーザによって,アクセス権更新時に変更できます。
設定できるパーミッションの種類については,「3.2.3 パーミッション」を参照してください。
オブジェクトがバインドしている共有ACLを表すプロパティです。サンプルWebアプリケーションでは,バインドできる共有ACLは一つだけです。
オブジェクトの作成時に設定できます。また,アクセス権を変更する権利を持ったユーザによって,アクセス権更新時に共有ACLをバインドまたはアンバインドできます。