サンプルWebアプリケーションの処理の流れを次の図に示します。
図1-2 サンプルWebアプリケーションの部品間の処理の流れ
![[図データ]](figure/zu010200.gif)
サンプルWebアプリケーションの基本的な処理の流れは,次のとおりです。これらの処理がユーザからの操作ごとに繰り返し実行されます。
- ユーザが実行した操作に応じて,クライアント(WWWブラウザ)からWebコンテナにHTTPリクエストが送られます。
- リクエストを受け付けたWebコンテナが制御をコマンドディスパッチャに移します。
- コマンドディスパッチャがリクエストの内容に応じた機能を持つコマンドサーブレットに処理を分岐します。
- コマンドサーブレットが処理を実行します。その後,JSPに制御を移します。
- JSPがHTMLデータを生成して,HTTPレスポンスをクライアントに送出します。
- クライアントがJSPから受け付けたHTMLデータを画面に表示します。
ServletやJSPは,Web依存アプリケーションクラスやコアアプリケーションクラスに,適宜アクセスして処理を実行します。