2.1.3 ワークディレクトリ

サンプルWebアプリケーションは,処理を実行する時に次に示す2種類のワークディレクトリを使用します。これらのディレクトリは,文書のコンテンツであるファイルをアップロードしたりダウンロードしたりする時に,一時的に必要な作業用のディレクトリです。

<この項の構成>
(1) APワークディレクトリ
(2) APセッション固有のワークディレクトリ

(1) APワークディレクトリ

サンプルWebアプリケーションの初期化実行時に,サンプルWebアプリケーションのルートディレクトリ下にworkというディレクトリが作成されます。このディレクトリをAPワークディレクトリといいます。すでにAPワークディレクトリが存在する場合,新規には作成されません。また,APワークディレクトリは,アプリケーションを終了しても削除されません。

なお,APワークディレクトリを作成するパスは,配置ディスクリプタのコンテキストパラメタの設定で変更できます。

(2) APセッション固有のワークディレクトリ

APセッションごとに固有のワークディレクトリが必要になった時に,APワークディレクトリ下にワークディレクトリが作成されます。すでにAPセッション固有のワークディレクトリが存在する場合,新規には作成されません。作成されたAPセッション固有のワークディレクトリおよびそのディレクトリ下のファイルは,APセッション終了時にすべて削除されます。