6.1 カスタマイズの概要

サンプルWebアプリケーションをカスタマイズするときは,カスタマイズの内容に応じて,次の表に示すファイルを編集します。このとき,Eclipseを使用すると,ファイルの編集からアプリケーションのパッケージングまで統合的にカスタマイズできます。

表6-1 サンプルWebアプリケーションでのカスタマイズと編集するファイル

カスタマイズの内容編集するファイル
画面の変更
(画面の配色の変更,表示項目の配置の変更,表示するプロパティの変更※1など)
  • JSPファイル
画面遷移の変更
(文書作成画面をポップアップ表示するなど)
  • JSPファイル
画面の統合と分割
(文書作成画面を2画面構成から1画面構成にするなど)
  • Web依存アプリケーションクラスのDocumentBrokerクラスファイル
  • JSPファイル
オブジェクトクラスの追加
(バージョンなし文書オブジェクトを追加するなど)
  • Web依存アプリケーションクラスのDocumentBrokerクラスファイル
  • コアアプリケーションクラスのDocumentBrokerクラスファイル
  • メタ情報定義ファイル
  • JSPファイル
プロパティの追加
(バージョン付き文書オブジェクトまたはバージョンなしフォルダオブジェクトにプロパティを追加するなど)
  • Web依存アプリケーションクラスのDocumentBrokerクラスファイル
  • コアアプリケーションクラスのDocumentBrokerクラスファイル
  • メタ情報定義ファイル
  • JSPファイル※2
配置ディスクリプタのコンテキストパラメタの追加
  • 配置ディスクリプタ
  • Web依存アプリケーションクラスのDocumentBrokerクラスファイル※2
  • コアアプリケーションクラスのDocumentBrokerクラスファイル※2
  • JSPファイル※2
注※1
サンプルWebアプリケーションで使用していないプロパティを表示するときは,「プロパティの追加」のカスタマイズも必要になります。
注※2
必要に応じて編集するファイルです。

 

Eclipseを使用してサンプルWebアプリケーションをカスタマイズする場合の作業の流れを次の図に示します。

図6-1 カスタマイズ作業の流れ

[図データ]

<この節の構成>
6.1.1 プロジェクトのコピー
6.1.2 プロジェクトを開く
6.1.3 プロジェクトの環境設定
6.1.4 ファイルの編集
6.1.5 ビルドとデプロイ
6.1.6 DocumentBrokerのメタ情報の再定義
6.1.7 Eclipse使用時の注意事項