文書のバージョニングオブジェクトには,「3.3.1 すべてのオブジェクトに定義されているプロパティ」,「3.3.2 文書とフォルダに定義されているプロパティ」に加えて,次に示すプロパティが定義されています。
文書をチェックアウトした日時を表すプロパティです。文書をチェックアウトした時に設定されます。チェックアウト中以外は0が設定されています。
文書作成時には0が設定されます。文書をチェックアウトした時に値が設定され,チェックインまたはチェックアウトの取り消し時に再び0が設定されます。
1970年1月1日0時からの通算秒を表す整数値が設定されます。
文書をチェックアウトしたユーザを表すプロパティです。ユーザIDが設定されます。チェックアウト中以外は空文字列が設定されています。
文書作成時には空文字列が設定されます。文書をチェックアウトした時にチェックアウトしたユーザのユーザIDが設定され,チェックインまたはチェックアウトの取り消し時に,再び空文字列が設定されます。
文書をチェックアウトしたユーザを表すプロパティです。ユーザ名が設定されます。チェックアウトユーザIDとの対応は,LDAP対応のディレクトリサービス上で管理されています。チェックアウト中以外は空文字列が設定されています。
文書作成時には空文字列が設定されます。文書をチェックアウトした時にチェックアウトしたユーザのユーザ名が設定され,チェックインまたはチェックアウトの取り消し時に,再び空文字列が設定されます。
なお,チェックアウト後にLDAP対応のディレクトリサービス上のユーザIDと表示ユーザ名の対応が変更された場合,チェックアウトユーザIDとチェックアウトユーザ名の整合性は保証されません。
カレントバージョンのコンテンツとして登録されているファイル名を表すプロパティです。カレントバージョンが変更される時に,あわせて設定できます。空文字列が設定されることもあります。
カレントバージョンのコンテンツとして登録されているファイルのサイズを表すプロパティです。単位はバイトです。文書作成時におよび文書のチェックイン時に設定されます。
バージョン番号は,それまでにその文書が持ったバージョンの総数を表すプロパティです。
バージョン番号は,文書作成時に1が設定されます。その後,バージョンをチェックインするたびに,1ずつ追加した値が設定されます。