サンプルWebアプリケーションで実行できる機能を示します。なお,ログインユーザがそれぞれの機能を実行できるかどうかについては,文書やフォルダごとに設定されているアクセス権,およびそれぞれのユーザに与えられている特権によって異なります。
それぞれの機能を実行する方法については,「4. 操作の前に知っておくこと」および「5. 操作」を参照してください。
表1-1 サンプルWebアプリケーションの機能一覧
分類 | 機能 | 説明 |
---|---|---|
セッション管理 | ログイン・ユーザ認証 | サンプルWebアプリケーションを使用したシステムには,複数のユーザが同時にログインできます。 ログイン時には,ユーザIDとパスワードによって認証を受けます。 HTTPセッションがタイムアウトしたあと,またはログアウトのあとに再びログインしたい場合は,再度認証を受ける必要があります。 |
ログアウト | ログアウトできます。 | |
フォルダ階層 | フォルダ階層の表示 | フォルダ階層を階層表示できます。また,下位フォルダの表示/非表示を切り替えられます。 |
フォルダの内容表示 | 個々のフォルダの下位オブジェクトである文書およびフォルダの一覧を表示できます。文書とフォルダを一緒に表示できます。 また,上位フォルダをたどったり,下位フォルダをたどったりして,フォルダ階層を表示できます。 | |
ルートフォルダの自動生成 | セキュリティ管理者がログインした時にルートフォルダが存在しない場合は,自動的にルートフォルダが作成されます。 | |
検索 | 全文検索 | 文書を対象に全文検索が実行できます。全文検索実行時には,文書のコンテンツに含まれる検索タームと,文書のプロパティの値を検索のキーとして指定できます。 また,カレントバージョンだけを検索の対象にするか,チェックアウト中のバージョンを除くすべてのバージョンを対象にするかを選択できます。 |
チェックアウト中文書の検索 | チェックアウト中の文書を検索できます。チェックアウト中文書検索実行時には,文書のプロパティの値を検索のキーとして指定できます。 セキュリティ管理者以外のユーザは,自分がチェックアウトした文書だけを検索できます。セキュリティ管理者は,任意のユーザがチェックアウトしている文書を検索できます。 | |
フォルダ検索 | フォルダを検索できます。フォルダ検索の実行時には,フォルダのプロパティの値を検索のキーとして指定できます。 | |
オブジェクトの新規作成 | フォルダの新規作成 | フォルダを作成できます。作成時には,フォルダのプロパティとアクセス権を設定できます。また,作成したフォルダは,作成と同時にフォルダ階層上のどれかのフォルダ下に関連付けられます。 なお,ルートフォルダは,セキュリティ管理者がログインした時に自動的に作成されます。 |
文書の新規作成 | 文書を作成できます。作成時には,文書のプロパティ,アクセス権,およびコンテンツとしてアップロードするファイルを指定できます。作成した文書は,作成と同時にフォルダ階層上のどれかのフォルダ下に関連付けられます。 また,文書作成時には,全文検索に必要なインデクスを作成するための機能を選択できます。必要に応じて全文検索用のテキストファイルを指定することもできます。 | |
共有ACLの新規作成 | セキュリティ管理者の場合は,共有ACLを作成できます。作成時には,ACLを含む共有ACLのプロパティを設定できます。 なお,セキュリティ管理者以外のユーザは,共有ACLは作成できません。 | |
フォルダの操作 | プロパティの参照 | ルートフォルダ以外のフォルダのプロパティを参照できます。 |
プロパティの更新 | ルートフォルダ以外のフォルダのプロパティを更新できます。 | |
アクセス権の参照 | ルートフォルダ以外のフォルダのアクセス権を参照できます。 | |
アクセス権の更新 | ルートフォルダ以外のフォルダのアクセス権を更新できます。 | |
フォルダの削除 | ルートフォルダ以外のフォルダであり,かつ下位に文書またはフォルダを持たないフォルダを削除できます。 | |
文書の操作 | プロパティの参照 | 文書のプロパティを参照できます。 |
プロパティの更新 | ほかのユーザがチェックアウトしていない文書のプロパティを更新できます。 | |
アクセス権の参照 | 文書のアクセス権を参照できます。 | |
アクセス権の更新 | ほかのユーザがチェックアウトしていない文書のアクセス権を更新できます。 | |
文書の削除 | ほかのユーザがチェックアウトしていない文書を削除できます。 セキュリティ管理者の場合は,ほかのユーザにチェックアウトされている文書でも削除できます。 | |
コンテンツのダウンロード | カレントバージョンのコンテンツまたは特定のバージョンのコンテンツをダウンロードできます。 | |
文書のバージョン管理 | チェックアウト | 文書をチェックアウトして,仮のバージョンを予約できます。チェックアウトすると,ほかのユーザによって更新処理ができないようになります。 |
チェックイン | 自分がチェックアウトした文書をチェックインできます。チェックインする時には,カレントバージョンになるバージョンのプロパティとコンテンツを設定できます。 なお,セキュリティ管理者の場合は,チェックアウトされているすべての文書をチェックインできます。 | |
チェックアウトの取り消し | 自分がチェックアウトした文書のチェックアウトを取り消せます。 なお,セキュリティ管理者の場合は,チェックアウトされているすべての文書のチェックアウトを取り消せます。 | |
バージョン一覧の参照 | 文書が持つバージョンの一覧を参照できます。 | |
バージョンプロパティの参照 | バージョンごとに設定されているプロパティを参照できます。 | |
バージョンの削除 | チェックアウトされていない文書の個々のバージョンを削除できます。 ただし,文書は最低一つのバージョンを持つ必要があります。このため,すべてのバージョンを削除することはできません。 | |
共有ACLの操作 | 共有ACLの検索 | セキュリティ管理者は,共有ACLを検索できます。検索実行時には,共有ACLのプロパティの値を検索のキーとして指定できます。 |
プロパティの参照 | セキュリティ管理者は,共有ACLのプロパティを参照できます。 | |
プロパティの更新 | セキュリティ管理者は,共有ACLのプロパティを更新できます。 | |
共有ACLの削除 | セキュリティ管理者は,共有ACLを削除できます。 | |
アクセス制御 | ACFlagを使用したアクセス制御 | 文書またはフォルダに対してACFlagによってアクセス権を設定して,ユーザのアクセスを制御できます。 各オブジェクトのACFlagの設定は,オブジェクトの所有者またはセキュリティ管理者だけが実行できます。 |
共有ACLを使用したアクセス制御 | 文書またはフォルダに共有ACLをバインドすることによってアクセス権を設定して,ユーザのアクセスを制御できます。なお,一つのオブジェクトにバインドできる共有ACLは一つです。 文書またはフォルダに共有ACLをバインドしたりアンバインドしたりできるのは,オブジェクトの所有者またはセキュリティ管理者だけです。 | |
ディレクトリ 情報検索 | ユーザ検索 | 条件を指定して,LDAP対応のディレクトリサービスからユーザを検索できます。 |
組織検索 | 条件を指定して,LDAP対応のディレクトリサービスから組織を検索できます。条件を指定しないで,ログインユーザが所属する組織を検索することもできます。 | |
グループ検索 | 条件を指定して,LDAP対応のディレクトリサービスからグループを検索できます。条件を指定しないで,ログインユーザが所属するグループを検索することもできます。 |