1.4.2 コアアプリケーションクラスに含まれるJavaクラス

ここでは,コアアプリケーションクラスに含まれるJavaクラスについて説明します。

<この項の構成>
(1) JavaBeans
(2) APセッションを表すクラス
(3) LDAPアクセスクラス
(4) ワークディレクトリクラス
(5) コアアプリケーションを表すクラス

(1) JavaBeans

Servletによって処理された結果を保持して,ServletとJSP間のデータの受け渡しをします。プレゼンテーション層を構築する役割を果たします。

(2) APセッションを表すクラス

APセッションを表すクラスです。

ログインユーザ名などのAPセッションの情報を保持して,DocBroセッションを管理する機能を持っています。DocBroセッションがタイムアウトなどで切断された場合は,自動接続処理も実行します。

サンプルWebアプリケーションでは,DocumentBrokerクラスライブラリの文書管理機能を利用する場合に,APセッションクラスが管理しているDocBroセッションを使用します。このため,同時に同一のDocBroセッションが使用されないように,APセッションクラスのオブジェクトに対してロックを設定してから,DocBroセッションを使用してください。

注意
DocumentBrokerクラスライブラリでは,一つのDocBroセッションに対して,同時に複数のリクエスト(メソッド)を受け付けられません。

(3) LDAPアクセスクラス

LDAP対応のディレクトリサービスにLDAPアクセスをするためのクラスです。

(4) ワークディレクトリクラス

ファイルのダウンロード時やアップロード時に使用する作業用ディレクトリを管理するクラスです。

(5) コアアプリケーションを表すクラス

コアアプリケーションの本体を表すクラスです。アプリケーションの初期化と終了処理を実行します。