5.12.1 ユーザを検索して選択する

<この項の構成>
(1) 機能概要
(2) 操作手順

(1) 機能概要

所有者またはACLのサブジェクトになるユーザを検索して選択します。

ユーザの検索は,LDAP対応のディレクトリサービスで管理されている情報を検索する,ディレクトリ情報検索LDAPアクセス)で実行します。サンプルWebアプリケーションは,LDAP対応のディレクトリサービスに対して,JNDI経由でアクセスします。

検索したユーザのユーザ情報を参照することもできます。

(2) 操作手順

(a) 所有者を設定または更新する場合
  1. 「フォルダ新規作成」画面,「文書新規作成(1/2)」画面を表示します。または,所有者を変更する文書もしくはフォルダの「アクセス権更新」画面を表示します。
    「フォルダ新規作成」画面および「文書新規作成(1/2)」画面の表示方法については,「5.3 文書またはフォルダを作成する」を参照してください。「アクセス権更新」画面の表示方法については,「5.10 アクセス権を更新する」を参照してください。
  2. 「所有者」の「選択」ボタンをクリックします。
    ユーザ選択画面が表示されます。ユーザ選択画面では,ツリーフレームまたはサブウィンドウのアップフレームに,「ユーザ選択条件指定」画面が表示されます。この時,リストフレームまたはサブウィンドウのダウンフレームにはブランク画面が表示されます。
  3. 検索条件を指定します。
    例えば,「鈴木 一郎」を所有者にするために,ユーザ名が「鈴木」で始まるユーザを検索する場合,次のように指定します。なお,この図は,アクセス権更新時のサブウィンドウでの表示例です。

    図5-40 ユーザ選択画面の指定例(アクセス権更新時に所有者を選択する場合)

    [図データ]

  4. 「検索」ボタンをクリックします。
    検索が実行されます。検索結果は,ユーザ選択条件指定検索の「検索結果一覧」画面に表示されます。「検索結果一覧」画面は,リストフレームまたはサブウィンドウのダウンフレームに表示されます。

    図5-41 ユーザ選択画面の検索結果の例(アクセス権更新時に所有者を選択する場合)

    [図データ]

    なお,検索したユーザについての情報を参照したい場合は,検索結果の「ユーザ名」列のアンカーをクリックしてください。ユーザ名,所属組織および所属グループが表示された,「ユーザ情報」画面がサブウィンドウに表示されます。
  5. 「検索結果一覧」画面に表示されている一覧から,サブジェクトに設定したいユーザの「操作」列の「選択」アイコン[図データ]をクリックします。
    選択したユーザが所有者に設定されます。設定後,手順1.で表示した「フォルダ新規作成」画面,「文書新規作成(1/2)」画面または「アクセス権更新」画面が表示されます。
(b) 共有ACLのサブジェクトにユーザを追加する場合

この操作は,共有ACLを管理するセキュリティ管理者だけが実行します。

  1. 「共有ACL新規作成」画面または「共有ACL更新」画面を表示します。
    「共有ACL新規作成」画面の表示方法については,「5.11.1 共有ACLを新規に作成する」を参照してください。「共有ACL更新」画面の表示方法については,「5.11.2 共有ACLを更新する」を参照してください。
  2. 「共有ACL新規作成」または「共有ACL更新」画面のACLの「選択」ボタンをクリックします。
    ツリーフレームに「サブジェクト追加」画面が表示され,リストフレームの上部に「ユーザ選択条件指定」画面が表示されます。この時,リストフレームの下部にはブランク画面が表示されます。
  3. 「ユーザ選択条件指定」画面で検索条件を指定します。
    例えば,「鈴木 一郎」をサブジェクトに追加するために,ユーザ名が「鈴木」で始まるユーザを検索する場合,次のように指定します。

    図5-42 ユーザ選択画面の指定例(共有ACLのサブジェクトにユーザを選択する場合)

    [図データ]

  4. 「検索」ボタンをクリックします。
    検索が実行されます。検索結果は,リストフレームの下部の「検索結果一覧」画面に表示されます。

    図5-43 ユーザ選択画面の検索結果の例(共有ACLのサブジェクトにユーザを選択する場合)

    [図データ]

    なお,検索したユーザについての情報を参照したい場合は,検索結果の「ユーザ名」列のアンカーをクリックしてください。ユーザ名,所属組織および所属グループが表示された,「ユーザ情報」画面がサブウィンドウに表示されます。
  5. 「検索結果一覧」画面に表示されている一覧から,サブジェクトに設定したいユーザの「操作」列の「選択」アイコン[図データ]をクリックします。
    ツリーフレームの「サブジェクト追加」画面の一覧に,選択したユーザがサブジェクトとして追加されます。
  6. 「サブジェクト追加」画面で「決定」ボタンをクリックします。
    選択したユーザが共有ACLのサブジェクトに追加されます。追加後,「共有ACL新規作成」画面または「共有ACL更新」画面が表示されます。