4.12.3 ユーザ識別子変更情報ファイル

ユーザ識別子を変更する場合に作成します。

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 記述例

(1) 形式

ユーザ識別子変更情報ファイルは,次の形式で記述します。

登録結果フラグ,ユーザ識別子変更エントリ[,ユーザプロパティ変更エントリ]

各項目について説明します。

登録結果フラグ
変更処理を実行すると,登録結果フラグに実行結果が出力されます。
<登録結果フラグ>::={-| 1 | 2}

表4-21 登録結果フラグの意味

登録結果フラグ意味コマンド実行時に指定した場合の動作
一括変更処理は未実行です。一括変更処理を実行します。
1一括変更処理が正常終了しました。一括変更処理を実行しません。
2一括変更処理が異常終了しました。一括変更処理を実行します。
凡例
-:値を設定しません。

ユーザ識別子変更エントリ
<ユーザ識別子変更エントリ>::=<変更前ユーザ識別子>,<変更後ユーザ識別子>
<変更前ユーザ識別子>
変更前のユーザ識別子を1~254バイトの範囲で指定します。
<変更後ユーザ識別子>
変更後のユーザ識別子を1~254バイトの範囲で指定します。
ユーザプロパティ変更エントリ
<ユーザプロパティ変更エントリ>::=<変更前ユーザプロパティ値>,<変更後ユーザプロパティ値>
<変更前ユーザプロパティ値>
変更前のユーザプロパティ値を指定します。
<変更後ユーザプロパティ値>
変更後のユーザプロパティ値を指定します。

(2) 記述例

ユーザ識別子変更情報ファイルの記述例を次に示します。

;result,before,after,user prop before,user prop after
,user1,user2,日立 太郎1,日立 太郎2
,user3,user4
,user5,user6,日立 太郎5,日立 太郎6
参考
userAをuserBへ,userBをuserAに変更する場合,コマンドを分割して実行する必要があります。1回のコマンドで実行すると,記述規則に反するためエラーとなります。1回目のコマンド実行で,ユーザAをworkに,ユーザBをユーザAに変更します。2回目のコマンド実行でworkをユーザBに変更します。
1回目
ユーザAをworkに,ユーザBをユーザAに変更します。
;result,before,after,user prop before,user prop after
,userA,work,ユーザA,work
,userB,userA,ユーザB,ユーザA
2回目
workをユーザBに変更します。
;result,before,after,user prop before,user prop after
,work,userB,work,ユーザB