1.1.13 複数の実行環境機能

使用ユーザ数や単位時間当たりのトランザクション数の増加などによるシステム負荷を軽減するために,一つのデータベースに複数のDocumentBrokerの実行環境を配置したシステム構成を構築できます。これによって,システム負荷が複数のサーバに分散されるため,システム全体の処理能力が向上します。複数のDocumentBrokerの実行環境を配置したシステム構成を次の図に示します。

図1-7 複数のDocumentBrokerの実行環境を配置したシステム構成

[図データ]

実行環境を識別する実行環境識別子を使用して,文書を管理できます。これによって,複数の実行環境から,同じ文書空間にアクセスする運用形態を構築できます。