アクセス制御機能のデータベース容量の見積もり方法を説明します。
ここでは,アクセス制御機能のRDエリアの容量を見積もるための目安として,DocumentBrokerのクラス(表)ごとに,各表に定義する列数,各列のデータサイズ,および各表に格納するレコード数の見積もり方法を説明した一覧を示します。アクセス制御機能を使用する場合は,ここで算出した値を,「2.5.2 ユーザ用RDエリアの容量の見積もり」で算出した値に加算して,データベースの容量を見積もってください。
アクセス制御機能が使用するデータベースリソースの所要量を次の表に示します。
表2-12 アクセス制御機能が使用するデータベースリソースの所要量
分類 | クラス(表名) | 列数 | データサイズ(バイト) | レコード数見積もり方法 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
アクセス制御対象オブジェクト | DocumentBrokerオブジェクトのトップオブジェクトに該当する表 | 7 | 532+17×n | すべてのDocumentBrokerオブジェクトのトップオブジェクト数 | n:DocumentBrokerオブジェクトにバインドしたパブリックACLの平均の個数 |
ACL | edmClass_ACL | 6 | 84+263×(m+n) | すべてのDocumentBrokerオブジェクトのトップオブジェクト数 |
|
パブリックACL | edmClass_PublicACL | 8※1 | 343+263×(m+n)※2 | パブリックACLの個数 |
|
バインド | edmClass_BindRelationship | 2 | 68 | すべてのDocumentBrokerオブジェクトのトップオブジェクト数×DocumentBrokerオブジェクトごとのバインドするパブリックACLの平均の個数 | なし |
なお,表2-12の「レコード数見積もり方法」に記述されている「すべてのDocumentBrokerオブジェクトのトップオブジェクト数」とは,作成した文書やフォルダなどに含まれるオブジェクトの個数を表します。このオブジェクトを次に示します。