6.4.4 IT Report Utilityを利用した保守情報の採取
(1) 使用方法
IT Report Utilityの次のコマンド(systoru)を使用して保守情報を採取します。
systoru -t failure -g "DocumentBroker" -g "os" |
(2) 採取できる資料一覧
IT Report Utilityを利用して採取する保守情報は,次のとおりです。
- OS資料(syslogファイル(UNIXの場合)またはイベントログ(Windowsの場合)など)
- DocumentBrokerの実行環境ディレクトリ(環境変数「DOCB_CONF_DIR」)の内容
(3) 注意事項
- このコマンドを実行する前に,IT Report Utilityをインストールしておいてください。IT Report Utilityのインストール方法,詳細な使用方法については,IT Report Utilityが提供しているドキュメント「IT Report Utility(Windows版)の機能」または「システム情報採取ツール(Linux版)の機能」を参照してください。
- このコマンドを実行する前に,DocumentBrokerの実行環境ディレクトリを環境変数「DOCB_CONF_DIR」に指定してください。
- このコマンドは,DocumentBrokerのシステム管理者が実行してください。
- 動作環境定義ファイルで各種ログおよびトレースの出力先ディレクトリに実行環境ディレクトリの配下以外を指定している場合,各種ログおよびトレースの採取はできません。
- DocumentBrokerの実行環境ディレクトリは300メガバイトを超える場合があります。このため,IT Report Utilityの資料採取で消費するディスク容量の上限値「SYSTORU_MAX_OUTPUT_DATA_SIZE」には,716800(700メガバイト)以上の指定を推奨します。設定方法の詳細についてはIT Report Utilityの提供するドキュメントを参照してください。