dbjregenvid(DocumentBroker実行環境の情報の登録)
機能
DocumentBrokerの実行環境についての情報(実行環境識別子,環境変数「DOCB_CONF_DIR」に指定している実行環境ディレクトリのパス,およびホスト名)をデータベース中の表に登録します。また,登録した実行環境の更新,削除,および登録されている実行環境のファイル出力をします。
なお,このコマンドで登録した実行環境識別子は,該当する実行環境下で作成されるすべてのオブジェクトのOIIDに付加されます。
形式
dbjregenvid -r 〔-i 実行環境識別子〕 |
-u 実行環境識別子 |
-d |
-l
オプション
- -r
- DocumentBrokerの実行環境の情報を登録する場合に指定します。
- このオプションを指定すると,データベース中の表に実行環境識別子のレコードが挿入(INSERT)されます。
- -i 実行環境識別子
- 登録する実行環境識別子を指定します。1~254の範囲で,10進数の値で指定してください。
- このオプションを省略した場合は,1~254の範囲で未使用の識別子のうち,最小値の識別子が自動的に採番されます。
- -u 実行環境識別子
- 実行環境の情報を更新する場合に指定します。実行環境を別のマシンに移動したり,実行環境ディレクトリのパスを変更したりした場合は,-uオプションを指定してこのコマンドを実行してください。
- このオプションを指定すると,引数に指定した実行環境識別子に対応するレコードのカラム(環境変数「DOCB_CONF_DIR」に指定している実行環境ディレクトリのパス,およびホスト名)が更新されます。
- -d
- 実行環境を削除する場合に指定します。ただし,このコマンドを実行した実行環境のOIID通番レコードが0件の場合だけ削除できます。
- 登録されている実行環境の一覧を標準出力に表示する場合に指定します。
- -l
- 登録されている実行環境の一覧を標準出力(UNIX),またはコマンドプロンプト(Windows)に表示する場合に指定します。
実行例
-lオプションを指定して実行した場合の,出力例を次に示します。
ID=0 HOST-NAME=koyuki ENVDIR=c:¥program files¥hitachi¥docb¥server1
ID=20 HOST-NAME=koyuki ENVDIR=c:¥program files¥hitachi¥docb¥server2
ID=100 HOST-NAME=Host1 ENVDIR=c:¥program files¥hitachi¥docb100¥server |
注意事項
- dbjinitmetaコマンドで初期構築した実行環境(実行環境識別子が0)については,-dオプションで削除できません。
- 一度登録された実行環境識別子は削除・変更できません。ただし,実行環境識別子が0以外の実行環境については,実行環境でオブジェクトを作成していない場合に(実行環境のOIID通番レコードが0件の場合に),-dオプションを指定してこのコマンドを実行することで,実行環境識別子を削除できます。また,実行環境識別子の削除後,-rオプションを指定してこのコマンドを実行することで,実行環境識別子を変更できます。