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Hitachi IT Operations Director 運用ガイド


6.2 インストールセットを作成する手順

組織内のコンピュータにエージェントをインストールして管理する場合、インストールセットを作成します。インストールセットはWebポータルに公開して利用者にダウンロードしてもらったり、CD/DVDに記録して配布したりします。利用者はインストールセットを自分のコンピュータで実行することで、簡単にエージェントをインストールできます。

インストールセットを作成する手順を次に示します。

インストールセットを作成するには:

  1. 画面上部の[実行]メニュー−[機器の管理を始めましょう]を選択します。

  2. 表示されたダイアログで[次へ]ボタンをクリックします。

  3. コンピュータに適用したいエージェント設定を選択して、[作成]ボタンをクリックします。

    エージェント設定とは、各エージェントの動作を設定したものです。エージェント設定は、設定画面の[エージェント]−[エージェント設定とインストールセットの作成]画面で追加できます。

    ウィザードに沿って次に示す項目の情報を入力し、[次へ]ボタンをクリックしてください。

    インストールフォルダの設定

    エージェントのインストール先を変更できます。

    インストール先を変更したい場合は、[インストールフォルダ]にエージェントのインストール先を入力してください。

    アカウントの設定

    エージェントをインストールするために、Administrator権限を持つアカウント情報を設定するかどうかを選択できます。この設定は、OSがWindows XP、およびWindows Server 2003のコンピュータにエージェントをインストールする場合に限り有効になります。

    エージェントをインストールするためには、対象コンピュータのAdministrator権限が必要です。

    ここで、Administrator権限を持つアカウントを設定すると、Administrator権限を持たない利用者がエージェントをインストールするとき、設定したアカウントでインストールが実行されます。Administrator権限は、エージェントをインストールするときだけ使用されるため、権限を制限したい利用者のコンピュータにエージェントをインストールする場合に便利です。

  4. インストールセットをダウンロードするダイアログで[保存]ボタンをクリックします。

    デフォルトで表示されるファイル名は「ITODAgt.exe」です。

インストールセットが作成され、ダウンロードが開始されます。

ポイント

設定画面の[エージェント]−[エージェント設定とインストールセットの作成]画面でも、インストールセットを作成できます。コンピュータに適用したいエージェント設定の[インストールセットを作成]ボタンをクリックしてください。表示されるダイアログで情報を入力して[OK]ボタンをクリックすると、インストールセットが作成され、ダウンロードが開始されます。

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