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JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 2 運用ガイド


16.3 データベースをリストアする

データベースマネージャを使用して、データベースをリストアする手順について説明します。

ポイント

データベースをリストアするためには、管理用サーバを停止する必要があります。このため、管理用サーバを使用しない曜日、時間などを考慮して実施してください。

ポイント

データベースのリストアに掛かる時間は、ディスク性能に依存します。進捗状況は、処理中を示すダイアログに経過時間が表示されるので、この時間を目安にしてください。

注意事項

コンピュータがWindows 8.1、Windows 8およびWindows Server 2012の場合、[バックアップ先フォルダ]に次のフォルダを指定しないでください。

  • システムドライブ:\program files\WindowsApps配下のフォルダ

  • 仮想プロビジョニングによって作成した記憶域のフォルダ

注意事項

Asset Consoleを使用している場合は、事前に次の操作を実施してください。

  • World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web Publishingサービスを停止する。

  • JP1/IT Desktop Management 2 - Managerからの情報取得コマンド(jamTakeITDM2Info.exe)を実行中のときは、停止する。

  • タスク「ITDM2 - Manager管理情報の取得(Asset Console)」をWindowsのタスクスケジューラに登録しているときは、無効にする。

データベースのリストア完了後に必ずAsset Consoleで、JP1/IT Desktop Management 2 - Managerの管理情報の取得コマンド(jamTakeITDM2Info.exe)を実行してください。情報取得が完了してから、サービス、コマンドおよびタスクを再開してください。

  1. データベースマネージャの[メンテナンス]にある[リストア]ボタンをクリックします。

  2. [データベースのリストア]画面でバックアップファイルが格納されているフォルダを指定します。

    [データ格納フォルダ]にバックアップファイルの格納先を指定します。

    [図データ]

    注意事項

    [データ格納フォルダ]にネットワークドライブ上のフォルダを指定すると、リストアに失敗します。

    以前にデータベースをバックアップした場合、前回指定したバックアップファイルの格納先が表示されます。

    データ格納フォルダを直接指定するときは、150文字以内で半角英数字、半角スペース、および次に示す半角記号を使用してください。

    「#」、「(」、「)」、「.」(ピリオド)、「@」、「\

  3. 作業用フォルダを指定します。

    [作業用フォルダ]にデータベースのリストアで使用する作業用フォルダを指定します。

    注意事項

    [作業用フォルダ]には、10,000台の機器を管理する場合は10 ギガバイト以上の空き容量があるローカルドライブ上のフォルダを指定してください。また、ネットワークドライブ上のフォルダを指定すると、リストアに失敗します。

    以前にデータベースをリストアした場合、前回指定した作業用フォルダが表示されます。

    作業用フォルダを直接指定するときは、150文字以内で半角英数字、半角スペース、および次に示す半角記号を使用してください。

    「#」、「(」、「)」、「.」(ピリオド)、「@」、「\

    デフォルトは、次に示すフォルダが設定されています。

    All User プロファイルのアプリケーションデータフォルダ\Hitachi\jp1itdmm

  4. [実行]ボタンをクリックします。

    リストアが完了するまで、進捗状況を示すダイアログが表示されます。

リストアが完了します。

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