8.7 getlogs(トラブルシュート用情報の取得)
機能
原因不明なトラブルや、解決が困難なトラブルなどが発生した場合に、サポートサービスに問い合わせるときに必要なトラブルシュート用情報を一括で取得します。
取得できるトラブルシュート用情報は、一次用ファイル(tsinf_1st.dat)と二次用ファイル(tsinf_2nd.dat)の2つのファイルに分けて出力されます。
なお、このコマンドは管理用サーバまたはリモートインストールマネージャを導入したコンピュータで実行してください。
形式
getlogs[△-f△トラブルシュート用情報格納先フォルダ名]
引数
- -f△トラブルシュート用情報格納先フォルダ名
-
トラブルシュート用情報格納先フォルダを絶対パスで指定します。なお、指定できるフォルダは、ローカルドライブのフォルダだけです。
空白を含むパスを指定する場合は、パスをダブルクォーテーション(")で囲んでください。フォルダ名は末尾の「¥」を除いて150バイト以内で指定してください。また、使用できる文字はWindowsでフォルダ名に使用できる文字です。
この引数を省略した場合、トラブルシュート用情報ファイルは次に示すフォルダに格納されます。
JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥troubleshoot
なお、トラブルシュート用情報の取得時に、トラブルシュート用情報格納先フォルダに一時フォルダとしてtsinfフォルダが作成され、コマンド終了時に削除されます。
格納先
JP1/IT Desktop Management 2のインストール先フォルダ¥mgr¥bin¥
JP1/IT Desktop Management 2が提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。
注意事項
-
トラブルシュート用情報格納先フォルダに次に示すフォルダまたはファイルがすでに存在した場合、これらのフォルダまたはファイルが削除されてから、コマンドが実行されます。
-
tsinfフォルダ
-
tsinf_1st.dat
-
tsinf_2nd.dat
-
-
getlogsコマンドでは、一時フォルダとしてユーザー環境変数TEMPに設定したフォルダを使用します。getlogsコマンドでメッセージ(KDEX4041-E)が出力される場合は、このフォルダの空き容量が十分かどうかを確認してください。
戻り値
getlogsコマンドの戻り値を次の表に示します。
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
コマンドが正常に終了しました。 |
1 |
一部のトラブルシュート用情報の取得に失敗しました。 |
11 |
コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。 |
12 |
指定されたフォルダが不正、またはフォルダがありません。 |
51 |
コマンドの実行権限がありません。 |
101 |
そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。 |
使用例
トラブルシュート用情報をC:¥tmp¥troubleshootに取得する場合のコマンドの使用例を次に示します。
getlogs -f C:¥tmp¥troubleshoot
関連リンク