2.10.2 現用系サーバでグループリソースを作成する手順
JP1/IT Desktop Management 2のインストール後は、Windows Server Failover ClusterでJP1/IT Desktop Management 2のグループを作成し、リソースを登録します。リソースを登録する手順を次に示します。
-
管理用サーバのグループを作成します。
Windows Server Failover Clusterにあらかじめ登録されている「Cluster Group」とは別に管理用サーバのグループを作成してください。
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作成したグループに必要なリソースを登録します。
グループに登録が必要なリソースを次の表に示します。
リソースの種類
リソース名
JP1/IT Desktop Management 2のサービスリソース以外のリソース
IPアドレスリソース
ネットワーク名リソース
共有ディスク(物理ディスク)リソース
JP1/IT Desktop Management 2のサービスリソース(汎用サービス)
JP1_ITDM2_DB Service
JP1_ITDM2_DB Cluster Service
JP1_ITDM2_Web Container※
JP1_ITDM2_Web Server
JP1_ITDM2_Service
JP1_ITDM2_Agent Control
- 注※ Windows Server 2012およびWindows Server 2008の場合はコマンドを実行して、リソースを作成します。Administrator権限を持つユーザーで、コマンドプロンプトから、次に示すコマンドを実行してください。
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cluster△res△"JP1_ITDM2_Web Serverサービスリソースの名前"△/priv△StartupParameters=""
(凡例)△:半角スペース
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現用系サーバを優先サーバに設定します。
-
JP1/IT Desktop Management 2のサービスリソース以外のリソースをオンライン状態にします。
JP1/IT Desktop Management 2のサービスリソース(汎用サービス)はオフライン状態のままです。
グループリソースが作成されます。
グループリソースの作成方法の詳細については、またはWindows Server Failover Clusterのマニュアルを参照してください。
以降で、各リソースの設定項目および設定内容を説明します。
JP1/IT Desktop Management 2のサービスリソース以外のリソースの設定内容
リソース名 |
設定項目 |
設定内容 |
---|---|---|
|
フェールオーバーのしきい値 |
1(推奨値) |
フェールオーバーの期間(秒) |
900(推奨値) |
|
待ちのタイムアウト(秒) |
300(推奨値) |
JP1_ITDM2_DB Serviceの設定内容
リソース名 |
設定項目 |
設定内容 |
---|---|---|
JP1_ITDM2_DB Service |
名前 |
任意の名称を指定する。 |
リソースの種類 |
「汎用サービス」を設定する。 |
|
グループ |
管理用サーバのグループ名を設定する。 |
|
実行可能所有者 |
現用系および待機系の2台のサーバを設定する。 |
|
依存関係 |
「ネットワーク名リソース」および「共有ディスク(物理ディスク)リソース」を設定する。 |
|
サービス名 |
「HiRDBEmbeddedEdition_JE1」を設定する。 |
|
レジストリの複製 |
指定しない。 |
|
フェールオーバーのしきい値 |
0(固定) |
|
フェールオーバーの期間(秒) |
0(固定) |
|
待ちのタイムアウト(秒) |
300(推奨値) |
JP1_ITDM2_DB Cluster Serviceの設定内容
リソース名 |
設定項目 |
設定内容 |
---|---|---|
JP1_ITDM2_DB Cluster Service |
名前 |
任意の名称を指定する。 |
リソースの種類 |
「汎用サービス」を設定する。 |
|
グループ |
管理用サーバのグループ名を設定する。 |
|
実行可能所有者 |
現用系および待機系の2台のサーバを設定する。 |
|
依存関係 |
「JP1_ITDM2_DB Service」のリソースを設定する。 |
|
サービス名 |
「HiRDBClusterService_JE1」を設定する。 |
|
レジストリの複製 |
指定しない。 |
|
フェールオーバーのしきい値 |
1(推奨値) |
|
フェールオーバーの期間(秒) |
900(推奨値) |
|
待ちのタイムアウト(秒) |
300(推奨値) |
JP1_ITDM2_Web Containerの設定内容
リソース名 |
設定項目 |
設定内容 |
---|---|---|
JP1_ITDM2_Web Container |
名前 |
任意の名称を指定する。 |
リソースの種類 |
「汎用サービス」を設定する。 |
|
グループ |
管理用サーバのグループ名を設定する。 |
|
実行可能所有者 |
現用系および待機系の2台のサーバを設定する。 |
|
依存関係 |
「JP1_ITDM2_DB Cluster Service」のリソースを設定する。 |
|
サービス名 |
「JP1_DTNAVI_WEBCON」を設定する。 |
|
レジストリの複製 |
指定しない。 |
|
フェールオーバーのしきい値 |
1(推奨値) |
|
フェールオーバーの期間(秒) |
900(推奨値) |
|
待ちのタイムアウト(秒) |
300(推奨値) |
JP1_ITDM2_Web Serverの設定内容
リソース名 |
設定項目 |
設定内容 |
---|---|---|
JP1_ITDM2_Web Server |
名前 |
任意の名称を指定する。 |
リソースの種類 |
「汎用サービス」を設定する。 |
|
グループ |
管理用サーバのグループ名を設定する。 |
|
実行可能所有者 |
現用系および待機系の2台のサーバを設定する。 |
|
依存関係 |
「ネットワーク名リソース」のリソースを設定する。 |
|
サービス名 |
「JP1_DTNAVI_WEBSVR」を設定する。 |
|
レジストリの複製 |
指定しない。 |
|
フェールオーバーのしきい値 |
1(推奨値) |
|
フェールオーバーの期間(秒) |
900(推奨値) |
|
待ちのタイムアウト(秒) |
300(推奨値) |
JP1_ITDM2_Serviceの設定内容
リソース名 |
設定項目 |
設定内容 |
---|---|---|
JP1_ITDM2_Service |
名前 |
任意の名称を指定する。 |
リソースの種類 |
「汎用サービス」を設定する。 |
|
グループ |
管理用サーバのグループ名を設定する。 |
|
実行可能所有者 |
現用系および待機系の2台のサーバを設定する。 |
|
依存関係 |
「JP1_ITDM2_DB Cluster Service」のリソースを設定する。 |
|
サービス名 |
「JP1_DTNAVI_MGRSRV」を設定する。 |
|
レジストリの複製 |
指定しない。 |
|
フェールオーバーのしきい値 |
1(推奨値) |
|
フェールオーバーの期間(秒) |
900(推奨値) |
|
待ちのタイムアウト(秒) |
300(推奨値) |
JP1_ITDM2_Agent Controlの設定内容
リソース名 |
設定項目 |
設定内容 |
---|---|---|
JP1_ITDM2_Agent Control |
名前 |
任意の名称を指定する。 |
リソースの種類 |
「汎用サービス」を設定する。 |
|
グループ |
管理用サーバのグループ名を設定する。 |
|
実行可能所有者 |
現用系および待機系の2台のサーバを設定する。 |
|
依存関係 |
「JP1_ITDM2_DB Cluster Service」のリソースを設定する。 |
|
サービス名 |
「JP1_DTNAVI_AGCTRL」を設定する。 |
|
レジストリの複製 |
指定しない。 |
|
フェールオーバーのしきい値 |
1(推奨値) |
|
フェールオーバーの期間(秒) |
900(推奨値) |
|
待ちのタイムアウト(秒) |
300(推奨値) |