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JP1 Version 10 JP1/IT Desktop Management 2 導入・設計ガイド


3.1 製品ライセンスの概要

JP1/IT Desktop Management 2では、「管理ノード数ライセンス」という方式でライセンスの使用数を管理しています。この方式では、機器を管理対象にすると、機器の種類に関係なく1台につきライセンスを1つ使用します。つまり、JP1/IT Desktop Management 2に登録されているライセンス数分だけ、機器を管理できます。なお、ライセンスを使うのは、機器の管理だけです。資産の登録にはライセンスは使用しません。

ライセンスは、JP1/IT Desktop Management 2を購入した際に提供される製品版のライセンスキーファイルを利用して登録します。登録しているライセンス数の上限に達した場合、機器を追加登録できません。そのため、あらかじめ十分な数のライセンスを用意してください。

登録しているライセンス数よりも管理したい機器の台数が多くなった場合は、ライセンスを追加する必要があります。製品ライセンスを追加する場合は、ライセンスを購入して、登録してください。

なお、探索時の自動登録によって機器を管理対象にする場合、ライセンス数が不足していたときは、「発見した機器」として扱われます。発見された機器は設定画面の[機器の探索]−[発見した機器]画面に表示されますが、管理対象ではありません(ライセンスも使用しません)。また、管理対象の機器を除外対象に変更したり、削除したりした場合は、ライセンス使用数が減ります。

ポイント

OSマルチブートの環境では、管理用サーバに通知される情報がOSごとに異なるため、各OSが別々の機器として扱われます。