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JP1 Version 10 JP1/Cm2/SNMP System Observer


8.1.1 JP1/IMを使った監視の概要

JP1/IMと連携することで,SSOのリソースのしきい値監視状態およびアプリケーション状態を,JP1/IMで把握できるようになります。JP1/IMでの監視には,SSOの発行するイベント(インシデント)が利用されます。

SSOのJP1/IM連携には,次に示す2種類があり,監視運用に合わせて選択できます。

以降に,それぞれの連携について説明します。

〈この項の構成〉

(1) JP1イベント連携

SSOが発行するイベント(NNMiへのインシデントイベント)はJP1イベント化することで,JP1/IM - Viewの[イベントコンソール]画面に表示されます。イベントコンソールに表示されたJP1イベントからSSOの画面を表示し,事象の確認ができます。

注※

SSOのインシデント定義に,JP1/BaseのjevsendコマンドでJP1イベント化するアクションを設定します。jevsendコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。また,インシデントへのアクションの設定方法についての詳細は,NNMiコンソールのヘルプを参照してください。

(2) セントラルスコープ連携

セントラルスコープでSSOの監視対象を監視ツリーに構成することで,目的指向型のシステム監視ができます。JP1/IMでは,監視対象を監視オブジェクトと呼びます。

監視オブジェクトの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド」を参照してください。