3.5.17 AIXにおける注意事項
(1) 自動停止スクリプトの設定
APMをインストールしたあと,/etc/rc.shutdownファイルを編集してAPMを自動で停止するスクリプトを追加します。
スクリプトの追加方法を次に示します。スーパーユーザで実行してください。
- /etc/rc.shutdownファイルの編集
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etc/rc.shutdownファイルをエディタで開き,次の3行を追加します。他製品との停止順を考慮する必要はないため,任意の位置に追加してください。
- 追加する行
if [ -x /usr/CM2/APM/bin/apmstop ]; then /usr/CM2/APM/bin/apmstop fi
なお,/etc/rc.shutdownファイルが存在しない場合は,上記の内容のファイルを作成します。その際,次に示す三つのコマンドを実行して,/etc/rc.shutdownファイルの属性を設定してください。
- /etc/rc.shutdownファイルの属性を設定するコマンド
chmod 550 /etc/rc.shutdown chown root /etc/rc.shutdown chgrp shutdown /etc/rc.shutdown
- APMのアンインストール時
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APMをアンインストールしたあと,/etc/rc.shutdownファイルの編集で追加した3行を削除してください。
(2) 環境変数PSALLOC/NODISCLAIMについて
AIXではOSでメモリ不足が生じるとSIGKILLが発行され,プロセスが終了することがあります。
本現象を回避するには,APMを起動するユーザの環境変数にPSALLOC=earlyを設定し,設定後JP1/Cm2/Extensible SNMP Agent※1とAPMのプロセスを起動してください。なお,環境変数PSALLOCにearlyを設定する場合には,同時に環境変数NODISCLAIM=trueを設定してください。
設定する場合は/usr/CM2/APM/bin/apmstartコマンドに追記※2してください。
以下に例を示します。
: : ATH=$PATH:/opt/CM2/APM/bin:/usr/CM2/APM/bin:/bin export PATH PSALLOC=early export PSALLOC NODISCLAIM=true export NODISCLAIM # # snmp port is not read from /etc/services # : :
- 注※1
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JP1/Cm2/Extensible SNMP Agentでの設定方法については,マニュアル「JP1/Cm2/Extensible SNMP Agent」を参照してください。
- 注※2
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apmstartコマンドに環境変数の設定を追記する場合は,apmstartコマンドの冒頭部分に追記してください。
(3) Migrationインストール時の注意事項
MigrationによりOSのバージョンアップを行う場合,OSのバージョンアップ前に,導入済みのAPMは削除してください。
上記製品のインストールはOSのバージョンアップ後に,また設定などは再度行うようお願いします。