24.5.1 デバイスからのトラップを表示する
NNM環境に類似した方法で,デバイスからのトラップを表示するようNNMiを設定できます。
NNMiには,NNMに同梱されている一般的なSNMPトラップおよびベンダートラップの多くのデフォルト設定があります。これらトラップのカスタマイズによって,NNMiを更新できます。
メッセージと自動アクションに利用できる変数のリストについては,NNMiヘルプの「インシデントメッセージを設定するための有効なパラメーター(SNMPトラップインシデント)」と「インシデントアクションを設定するための有効なパラメーター(SNMPトラップインシデント)」を参照してください。
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NNM設定にカスタマイズされたトラップがあるかどうか調べる。
カテゴリ,重要度,表示メッセージ,または自動アクションについて行われたカスタマイズに注意してください。
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ベンダーMIBファイルをNNMi管理サーバーにダウンロードする。
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MIBごとに次のコマンドを実行する。
nnmloadmib.ovpl -load mibFile nnmincidentcfg.ovpl -loadTraps mibModule
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どのMIBがすでにロードされているか知るには,次のコマンドを使用します。
nnmloadmib.ovpl -list
詳細は,nnmincidentcfg.ovplとnnmloadmib.ovplのリファレンスページを参照してください。
- 参考
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これらの手順では,TRAP-TYPE と NOTIFICATION-TYPEのMIBエントリをロードするだけです。NNMiはほかのMIB変数を使いません。
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NNMiコンソールで,[設定]ワークスペースから[インシデント]>[SNMPトラップの設定]を選択する。
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トラップ表示がNNMでの表示と一致するようにカスタマイズする。
[SNMPトラップの設定]フォームで,必要に応じてカテゴリを作成できます。
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(任意)デフォルトのSeverity(重大度),Category(カテゴリ),およびMessage(メッセージの形式)の設定に加えて,デフォルトのFamily(ファミリ)を設定する。
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(任意)トラップが[根本原因インシデント]ビューに表示されるように,トラップを根本原因として分類する。