17.4.2 HA用にNNMiを設定する
ここでは,HA用にNNMiを設定する作業の流れ,および検討段階で決めておく設定情報について説明します。
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プライマリクラスタノードでこの作業を行います。
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HA下でNNMiを実行するように,設定する。
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プライマリクラスタノードでこの作業を行います。
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セカンダリクラスタノードでこの作業を行います。
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設定作業の流れを次に示します。
1つのHAクラスタノードを,プライマリNNMi管理サーバーとして割り当てます。これが大部分の時間にアクティブとなるノードです。プライマリクラスタノードとして設定します。次にHAクラスタ内の残りのすべてのノードをセカンダリクラスタノードとして設定します。
- 注意事項
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HTTPS通信を使用してNNMiサーバーにアクセスする場合,プライマリクラスタノードの起動確認の前に,証明書を使用するように設定します。詳細については,「8.5 自己署名証明書またはCA証明書を使用するように高可用性クラスタを設定する」を参照してください。
- 参考
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HA用のNNMiの設定は,複数のクラスタノードで同時には行えません。1つのクラスタノードでHA設定プロセスが完了したあと,次のクラスタノードでのHA設定プロセスを開始するというように,クラスタ環境内のすべてのノードでHA用にNNMiを設定するまで,この作業を繰り返します。
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HAモニタの場合は,nnmhaconfigure.ovplを使わないで設定作業を行います。設定方法については,リリースノートを参照してください。
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フェイルオーバー中にはNNMiコンソールは応答しません。フェイルオーバーが完了してから,NNMiユーザーは,サインインしてNNMiコンソールのセッションを続行してください。
- 〈この項の構成〉
(1) NNMi HA設定情報
HA設定スクリプト(nnmhaconfigure.ovpl)は,NNMi HAリソースグループに関する情報を収集します。次の表に,プライマリクラスタノードの設定で必要になる情報を示します。設定作業を開始する前に,これらの情報を用意してください。
これらの情報は,設定作業時にHA設定スクリプト(nnmhaconfigure.ovpl)を実行して対話形式で入力します。入力要求がOSやHA製品の種類およびシステム構成に合わせて表示されますので,画面表示に従って入力してください。
NNMiのHAリソースグループの名前に使える文字の種類および文字数は,クラスタの仕様に準じます。NNMi用のHAリソースグループでは,次の範囲で名称を指定してください。
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Windows WSFCの場合
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文字種:
英字(a-z,A-Z),数字(0-9),ハイフン(-),アンダーバー(_),ピリオド(.)
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文字数:%NnmDataDir%hacluster\<resource_group>のパス名を含む文字列全体で247文字まで
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Solaris VCSまたはSolaris SCS,およびLinux VCSまたはLinux SCSの場合
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文字種:
英字(a-z,A-Z),数字(0-9),ハイフン(-),アンダーバー(_)
ただし先頭は英字
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文字数:255文字まで
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HP-UX HP SGの場合
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文字種:
英字(a-z,A-Z),数字(0-9),ハイフン(-),アンダーバー(_),ピリオド(.)
ただし先頭は英字
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文字数:31文字まで
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Linux HAモニタの場合
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文字種:
英字(a-z,A-Z),数字(0-9)
ただし先頭は英字
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文字数:8文字まで
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