14.7.2 IPv6管理機能を無効にしたあとのIPv6インベントリ
一度NNMiが完全にIPv6インベントリを検出すると,次の場合には,NNMiにそのインベントリを自動的に消去させることができます。
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マスターIPv6スイッチをオンにしたあとで,オフにしてNNMiを再起動した。
NNMiはIPv6インベントリをすぐに削除しません。NNMiはSNMPノードのIPv6インベントリを次の検出サイクルで削除します。ただし,管理アドレスがIPv6アドレスであったノードの場合,管理アドレスがIPv6アドレスのまま残ります。また,NNMiはSNMP IPv6でないノードを削除しません。IPv6データが残ったノードは,NNMiインベントリから手動で削除する必要があります。
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NNMi Advancedライセンスが期限切れ,または誰かがライセンスを削除した。
NNMiは,NNMiの基本ライセンスを使用します。基本ライセンスの管理ノードライセンス数は,すべての検出済みノードの管理を続行するのに十分な容量があります。NNMiはSNMP IPv6でないノードすべてをインベントリからすぐに削除します。NNMiはSNMPノードをすべて再検出し,IPv6データはすべて削除します。ただし,管理アドレスがIPv6アドレスであったノードの場合,管理アドレスがIPv6アドレスのまま残ります。この場合,対象ノードをNNMiインベントリから手動で削除する必要があります。
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NNMi Advancedライセンスが期限切れ,または誰かがライセンスを削除した。
NNMiは,NNMi基本ライセンスを使用します。基本ライセンスの管理ノードライセンス数は,すべての検出済みノードの管理を続行するのに十分な容量がありません。NNMiはすぐに,SNMP IPv6でないノードを削除します。Licensingサービスは,ライセンスを受けたインベントリ能力を超えるSNMPノードに[非管理対象]状態のマークを付けます。NNMiはすぐに,管理対象SNMPノードから得たIPv6データを削除します。
管理対象外のSNMPノードの場合は,次の手順を実行します。
a 追加ライセンス機能をインストールします。
b NNMiコンソールの[アクション]>[管理モード]>[管理]コマンドを使用して,Licensingサービスによって「非管理対象」とマークされているノードの管理モードを変更します。nnmmanagementmode.ovplスクリプトを使用して,これらのノードも管理できます。詳細については,nnmmanagementmode.ovplのリファレンスページを参照してください。
c NNMiコンソールにある[アクション]>[ポーリング]>[設定のポーリング]コマンドを使用して,NNMiで検出できるようにします。nnmnoderediscover.ovplスクリプトを使用して,これらのノードも検出できます。詳細については,nnmnoderediscover.ovplのリファレンスページを参照してください。
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NNMi Advancedライセンスの期限が切れた,または誰かがライセンスを削除した。NNMi基本ライセンスをインストールしなかった。
NNMiによって直ちにSNMP IPv6以外のノードがすべて削除され,残りのノードが自動的に管理対象外となります。この状況を解決するには,次の手順を実行します。
a 有効なライセンスをインストールします。
b NNMiコンソールの[アクション]>[管理モード]>[管理]コマンドを使用して,Licensingサービスによって「非管理対象」とマークされているノードの管理モードを変更します。nnmmanagementmode.ovplスクリプトを使用して,これらのノードも管理できます。詳細については,nnmmanagementmode.ovplのリファレンスページを参照してください。
c NNMiコンソールにある[アクション]>[ポーリング]>[設定のポーリング]コマンドを使用して,NNMiが「非管理対象」から「管理」に変更したノードを検出できるようにします。nnmnoderediscover.ovplスクリプトを使用して,これらのノードも検出できます。詳細については,nnmnoderediscover.ovplのリファレンスページを参照してください。
d IPv6リストを作成してからIPv6インベントリを削除するには,[アクション]>[ポーリング]>[設定のポーリング]コマンドを使用して,各管理対象ノードから設定情報を取得します。