14.6 IPv6管理機能を有効にする
IPv6専用デバイスの検出やIPv6アドレスステータスの監視など,IPv6通信を必要とする機能では,NNMi管理サーバーにリンクローカルユニキャストアドレス以外のユニキャストアドレス(例:グローバルユニキャストアドレス,ユニークローカルIPv6ユニキャストアドレス)が設定されている必要があります。
次に示す手順は,IPv6機能を有効にする方法を説明しています。
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NNMi Advancedライセンスのインストール
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nms-jboss.propertiesファイルにあるIPv6マスタースイッチの有効化
先に進む前に,前のセクションで説明した必要条件すべてについてレビューと確認を行います。
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NNMiに同梱されたインスタントオンライセンスを使用,またはNNMi Advancedライセンスをインストールする。
NNMiライセンスの取得とインストールの詳細については,マニュアル「JP1/Cm2/Network Node Manager i インストールガイド」を参照してください。IPv6機能は,基本NNMiライセンスでは使用できません。
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nms-jboss.propertiesファイルを編集する。
次の場所を探してください。
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UNIX:$NNM_PROPS/nms-jboss.properties
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# Enable NNMi IPv6 Managementで始まるテキストを探す。
NNMiでは,各プロパティの完全な記述を用意しており,nms-jboss.propertiesファイルのコメントとして示しています。
a NNMiでIPv6通信を有効化するには,次のプロパティのコメントを解除します。
java.net.preferIPv4Stack=false
プロパティのコメントを解除するには,行の先頭から#!文字を削除します。
b NNMiでIPv6通信全体を有効化するには,次のプロパティのコメントを解除します。
com.hp.nnm.enableIPv6Mgmt=true
c nms-jboss.propertiesファイルを保存して閉じます。
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NNMi管理サーバーを再起動する。
a NNMi管理サーバーでovstopコマンドを実行します。
b NNMi管理サーバーでovstartコマンドを実行します。
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任意で,デュアルスタック管理ノードのSNMP管理アドレス設定を指定する。
デュアルスタック管理ノードは,IPv4またはIPv6どちらかを使用して通信できるノードです。これには,次の手順を実行します。
a NNMiコンソールで,[設定]ワークスペースの[通信の設定]をクリックします。
b [IP バージョン設定]フィールドで,[IPv4],[IPv6]または[Any]を選択します。
c 変更を保存します。
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次のコマンドを使用して,NNMiプロセスを確認する。
ovstatus -v ovjboss
起動に成功すると,次のように表示されます。
オブジェクトマネージャ名: ovjboss 状態: 実行中 PID: <Process ID #> 最後のメッセージ: Initialization complete. 終了ステータス: - 追加情報: SERVICE STATUS CommunicationModelService サービスが起動されました CommunicationParametersStatsService サービスが起動されました CustomPoller サービスが起動されました IslandSpotterService サービスが起動されました ManagedNodeLicenseManager サービスが起動されました MonitoringSettingsService サービスが起動されました NamedPoll サービスが起動されました NmsApa サービスが起動されました NmsCustomCorrelation サービスが起動されました NmsDisco サービスが起動されました NmsEvents サービスが起動されました NmsEventsConfiguration サービスが起動されました NmsExtensionNotificationService サービスが起動されました NmsTrapReceiver サービスが起動されました NnmTrapService サービスが起動されました PerformanceSpiConsumptionManager サービスが起動されました RbaManager サービスが起動されました SpmdjbossStart サービスが起動されました StagedIcmp サービスが起動されました StagedSnmp サービスが起動されました StatePoller サービスが起動されました TrapConfigurationService サービスが起動されました TrapPropertiesService サービスが起動されました TrustManager サービスが起動されました
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IPv6を有効化すると,NNMiビューには,新たに検出されたノードのIPv6インベントリが表示される。
次の検出サイクルの間に,NNMiビューにはその前の検出ノードに関連するIPv6インベントリが表示されます。
スピードアップを図るには,デュアルスタックノードとわかっているノードを選択し,NNMiコンソールで[アクション]>[ポーリング]>[設定のポーリング]コマンドを使用します。nnmnoderediscover.ovplスクリプトを使用して,NNMi検出キューにノードを追加することもできます。詳細については,nnmnoderediscover.ovplのリファレンスページを参照してください。
NNMi管理サーバーでIPv6通信を有効化すると,NNMiはICMPv6を使用してIPv6アドレスフォルトがないかノードの監視を開始します。