13.2 グローバルネットワーク管理の利点
NNMiを地理的位置が異なる複数のNNMi管理サーバーに導入しているとします。各NNMi管理サーバーでは,検出と監視のニーズに合うように,ネットワークの検出および監視を行っています。こうした既存のNNMi管理サーバーと設定を使用して,特定のNNMi管理サーバーをグローバルマネージャとして指定することで,新たな検出を追加したり監視の設定を変更したりせずに,集約したノードオブジェクトデータを表示できます。
NNMiグローバルネットワーク管理機能で,地理的位置が異なるネットワークを管理しながら,複数のNNMi管理サーバーを連携させることができます。特定のNNMi管理サーバーをグローバルマネージャとして指定し,複数のリージョナルマネージャを集約したノードオブジェクトデータを表示します。
NNMiグローバルネットワーク管理機能には,次の利点があります。
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グローバルマネージャから見た,企業のネットワークの全体像を表示できます。
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次のように容易に設定できます。
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リージョナルマネージャの管理者はそれぞれ,すべてのノードオブジェクトデータを指定するか,またはグローバルマネージャレベルで参加する特定のノードグループを指定します。
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各グローバルマネージャの管理者は,情報の提供を許可するリージョナルマネージャを指定します。
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各サーバーごとに,インシデントの生成と管理を行うことができます(各サーバーで使用可能なトポロジのコンテキスト内で生成されます)。
詳細については,NNMiヘルプの「NNMiのグローバルネットワーク管理機能(NNMi Advanced)」を参照してください。
動的ネットワークアドレス変換(NAT),動的ポートアドレス変換(PAT),または動的ネットワークアドレスおよびポート変換(NAPT)の各グループには,NNMiグローバルネットワーク管理設定全体で一意のテナントに加え,NNMiリージョナルマネージャが必要です。詳細については,「11. NAT環境の重複IPアドレスの管理」およびNNMiヘルプを参照してください。