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JP1 Version 10 JP1/Cm2/Network Node Manager i セットアップガイド


8.3 アプリケーションフェイルオーバー機能で自己署名証明書を使用する

図8‒1 アプリケーションフェイルオーバーでの自己署名証明書の使用法

[図データ]

アプリケーションフェイルオーバー機能を設定するときには,両方のノードのnnm.keystoreファイルおよびnnm.truststoreファイルの内容をマージして,それぞれ1つのnnm.keystoreファイルおよびnnm.truststoreファイルにする必要があります。次の手順を実行し,上の図に基づいてアプリケーションフェイルオーバー機能で自己署名証明書を使用するように設定します。

NNMiでアプリケーションフェイルオーバー機能とともに自己署名証明書を使用する場合,次の手順を完了しなければ,NNMiのプロセスがスタンバイNNMi管理サーバー(この例のServer Y)で正常に起動しません。

  1. 手順2.を完了する前に,Server Yで次のディレクトリに移動する。

    • Windows:%NNM_DATA%\shared\nnm\certificates

    • UNIX:$NNM_DATA/shared/nnm/certificates

  2. nnm.keystoreおよびnnm.truststoreファイルを,Server YからServer Xの一時保存場所にコピーする。

    残りの手順では,これらのファイル保存場所は,<keystore>および<truststore>を指します。

  3. Server Xで次のコマンドを実行し,Server Yの証明書をServer Xのnnm.keystoreおよびnnm.truststoreファイルにマージする。

    WindowsおよびUNIX

    nnmcertmerge.ovpl -keystore <keystore> -truststore <truststore>

  4. マージしたnnm.keystoreおよびnnm.truststoreファイルをserver Xからserver Yにコピーし,どちらのノードにもマージ済みファイルがあるようにする。

    これらのファイル保存場所は,次のとおりです。

    • Windows:%NNM_DATA%\shared\nnm\certificates

    • UNIX:$NNM_DATA/shared/nnm/certificates

  5. Server XとServer Yの両方で次のコマンドを実行する。

    完全修飾ドメイン名を含め,両方のサーバーからの表示結果が一致することを確認します。一致しない場合は続行しないで,最初からやり直します。

    Windows

    %NnmInstallDir%\nonOV\jdk\nnm\bin\keytool.exe -list \

    -keystore %NnmDataDir%\shared\nnm\certificates\nnm.keystore \

    -storepass nnmkeypass

    UNIX

    $NnmInstallDir/nonOV/jdk/nnm/bin/keytool -list -keystore \

    $NnmDataDir/shared/nnm/certificates/nnm.keystore -storepass \

    nnmkeypass

    (凡例)

    行の最後の\は,行が続いていることを示します。

  6. Server XとServer Yの両方で次のコマンドを実行する。

    完全修飾ドメイン名を含め,両方のサーバーからの表示結果が一致することを確認します。一致しない場合は続行しないで,手順1.から手順6.までをやり直します。

    Windows

    %NnmInstallDir%\nonOV\jdk\nnm\bin\keytool.exe -list \

    -keystore %NnmDataDir%\shared\nnm\certificates\nnm.truststore \

    -storepass ovpass

    UNIX

    $NnmInstallDir/nonOV/jdk/nnm/bin/keytool -list -keystore \

    $NnmDataDir/shared/nnm/certificates/nnm.truststore -storepass \

    ovpass

    (凡例)

    行の最後の\は,行が続いていることを示します。

  7. 16.3 アプリケーションフェイルオーバー構成のNNMiを設定する」の手順6.からアプリケーションフェイルオーバー機能の設定を続行する。

    参考

    手順4.は手動で実行しましたが,アプリケーションフェイルオーバー機能を実行すると,NNMiは,マージされたキーストアとトラストストアの情報をServer XからServer Yへ自動的に複製します。