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JP1 Version 10 JP1/Cm2/Network Node Manager i セットアップガイド


6.6.2 SNMPトラップのMIBデータの文字列を正しく解釈し表示する

SNMPトラップのMIBデータは,どのような文字セットで解釈すればよいか判断できません。

そのため,NNMiはSNMPトラップのMIBデータ(sysDescriptionやsysContactなど)を,文字化けして表示する場合があります。

正しく表示するためには,次の手順を実行し,NNMiがMIBデータの文字列を解釈するときに使用する文字セットを設定します。

  1. 次のファイルをテキストエディタで開く。

    • Windows:%NNM_PROPS%\nms-jboss.properties

    • UNIX:$NNM_PROPS/nms-jboss.properties

  2. 次の行を検索し,コメント記号(#!)を削除する。

    #!com.hp.nnm.sourceEncoding=
  3. com.hp.nnm.sourceEncodingプロパティを編集する。

    nms-jboss.propertiesファイルの例を参考にして,com.hp.nnm.sourceEncodingプロパティに,使用される環境でサポートしている文字セットをコンマ(,)区切りで追加します。

  4. ファイルを保存してから,次のコマンドを実行してNNMiを再起動する。

    ovstop
    ovstart

文字セットによる解釈をしないで,MIBデータを16進形式で表示する場合は,次の手順を実行します。

  1. 次のファイルをテキストエディタで開く。

    • Windows:%NnmDataDir%shared\nnm\conf\nnmvbnosrcenc.conf

    • UNIX:$NnmDataDir/shared/nnm/conf/nnmvbnosrcenc.conf

  2. トラップOIDとVarBind OIDの組み合わせを追加する。

    nnmvbnosrcenc.confファイルの例を参考にして,対象となるMIBデータのトラップOIDとVarBind OIDの組み合わせを追加します。

    NNMiはインシデントフォームのカスタム属性値で,指定したMIBデータを16進形式で表示します。

  3. ファイルを保存してから,次のコマンドを実行してNNMiを再起動する。

    ovstop
    ovstart