2.8 設定をやり直す
検出を完全に再スタートしてNNMi設定をすべてやり直したい場合,またはNNMiデータベースが破損した場合は,NNMi設定およびデータベースをリセットできます。このプロセスで,NNMi設定,トポロジ,およびインシデントのすべてが削除されます。
次の手順で説明しているコマンドの詳細は,該当するリファレンスページを参照してください。
次の手順に従ってください。
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(任意で実行)現在のNNMi設定をとっておきたい場合は,nnmconfigexport.ovplコマンドを使用してNNMi設定をXMLファイルに出力する。
nnmconfigexport.ovplコマンドではSNMPv3資格情報は保持されません。詳細については,nnmconfigexport.ovplコマンドのリファレンスページを参照してください。
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(任意で実行)nnmtrimincidents.ovplコマンドを使用して,NNMiインシデントをアーカイブする。
nnmtrimincidents.ovplコマンドのデフォルトではインシデントはアーカイブされないため,-archiveOnlyオプションを付与して実行します。詳細については,nnmtrimincidents.ovplコマンドのリファレンスページを参照してください。
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NNMiサービスを,次のコマンドを使用して停止する。
ovstop -c
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(任意で実行)この手順によってデータベースが削除されるため,実行する前に次のコマンドで既存のデータベースをバックアップするとよい。
nnmbackup.ovpl -type offline -target <backup_directory>
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NNMiデータベースを削除して再作成する。
nnmresetembdb.ovpl -nostart
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NNMiサービスを,次のコマンドを使用して開始する。
ovstart -c
これで,NNMiを新しいシステムにインストールしたときと同じ,デフォルト設定だけの状態となります。
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NNMiの設定を開始します。次のどれかを行う。
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「クイックスタート設定ウィザード」を使用する。
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NNMiコンソールの[設定]ワークスペースで情報を入力する。
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nnmconfigimport.ovplコマンドを使用して,手順1.で保存したNNMi設定の一部またはすべてをインポートする。
- 注意事項
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nnmconfigimport.ovplコマンドを使用して大量の設定をインポートする場合(9,500個のノードグループや10,000個のインシデントの設定など),-timeoutオプションを使用して,インポートトランザクションのタイムアウトをデフォルト値の60分(3,600秒)よりも長くなるように調整することを検討してください。詳細については,nnmconfigimport.ovplコマンドのリファレンスページを参照してください。
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