JP1/IT Resource Management - Manager リファレンス
機能
データベースを再編成するコマンドです。このコマンドは次のような場合に使用します。
実行時の前提条件
形式
jirmdbreorg -w 作業フォルダ名 [-q]
引数
-w 作業フォルダ名
コマンドの実行時に作成される,一時ファイルを格納するフォルダの名称を指定します。作業フォルダ名を指定する際は,次の点に注意してください。
指定した作業フォルダに十分な空き容量がないと,コマンドの実行に失敗するおそれがあります。次の表に示す空き容量があるフォルダを指定して,コマンドを再実行してください。
表1-5 データベースの規模と作業フォルダに必要な空き容量
| データベースの規模 | -wで指定した作業フォルダに必要な空き容量(ギガバイト) |
|---|---|
| N30 | 22.0 |
| N400 | 102.0 |
| N700 | 170.0 |
| N1000 | 236.0 |
| N1500 | 350.0 |
-q
非対話形式でコマンドを実行するときに指定します。コマンドを自動実行する場合など,ユーザーの確認を省略したいときに使用します。
注意事項
戻り値
| 0 | 正常終了 |
| 1 | ほかのJP1/ITRMコマンドが実行中 |
| 2 | システム環境不正 |
| 3 | Administrators権限で実行していない |
| 4 | 引数不正 |
| 5 | 指定したフォルダが存在しない,またはパスが不正 |
| 7 | ディスク容量不足 |
| 9 | ユーザーが処理を中止した |
| 12 | 作業フォルダ名が長過ぎる |
| 13 | 削除できないフォルダまたはファイルが存在した |
| 15 | 作業フォルダの削除に失敗 |
| 18 | メモリの割り当てに失敗 |
| 29 | システムファイルの読み込みに失敗 |
| 60 | データベースのバックアップに失敗 |
| 90 | JP1/ITRM DB Serviceの停止に失敗 |
| 91 | JP1/ITRM DB Serviceの起動に失敗 |
| 94 | サービスの状態が起動動作中または停止動作中 |
| 95 | JP1/ITRM ServiceまたはJP1/ITRM Web Serviceが起動中 |
| 96 | JP1/ITRM DB Serviceが停止中 |
| 97 | コマンドを待機系サーバで実行している |
| 98 | [Ctrl]+[C]キーを押してコマンドを中止した |
| 99 | その他のエラー(JP1/ITRMのバージョンとデータベースのスキーマのバージョンが不一致またはデータベースのディスク容量不足を含む) |
使用例
D:\tmpを作業フォルダに指定して,データベースを再編成する場合
jirmdbreorg -w D:\tmp
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