jirmbackup

機能

JP1/ITRMのデータベースおよび設定情報のバックアップを取得するコマンドです。バックアップの取得は,Windowsのスケジュール実行機能またはJP1/AJS3に登録し,毎日自動で実行することをお勧めします。このコマンドは次のような場合に使用します。

実行時の前提条件

形式

jirmbackup -f 出力フォルダ名 [-q]

引数

-f 出力フォルダ名

バックアップフォルダ(JP1ITRM_backupまたはJP1ITRM_backup.old)を出力するフォルダの名称を指定します。バックアップフォルダには,バックアップしたデータが圧縮されて格納されています。出力フォルダ名を指定する際は次の点に注意してください。

-q

非対話形式でコマンドを実行するときに指定します。コマンドを自動実行する場合など,ユーザーの確認を省略したいときに使用します。

注意事項

コマンド終了時のJP1/ITRMの各サービスの状態は,コマンド実行前と同じ状態になります。

戻り値

0正常終了
1ほかのJP1/ITRMコマンドが実行中
2システム環境不正
3Administrators権限で実行していない
4引数不正
5指定したフォルダが存在しない,またはパスが不正
7ディスク容量不足
12指定したフォルダ名が長過ぎる
16内部コマンドの実行に失敗
17サービスの状態取得に失敗
18メモリの割り当てに失敗
60データベースのバックアップの実行に失敗
61データベースのバックアップ前処理に失敗
62データベースのバックアップ後処理に失敗
94サービスの状態が起動処理中または停止処理中
96JP1/ITRM DB Serviceが停止している
97コマンドを待機系サーバで実行している
98[Ctrl]+[C]キーを押してコマンドを中止した
99その他のエラー(データベースのディスク容量不足を含む)

使用例

D:¥tmpフォルダにバックアップフォルダを出力する場合

jirmbackup -f D:¥tmp