公開ログとは，ユーザーに公開し，問題解決を促すために使用するログ情報のことです。Webブラウザーやサービス，コマンドの実行結果が，公開ログとして出力されます。

公開ログは，次のフォルダに出力されます。

• ITRMパス\JP1ITRM\logs

クラスタ環境の場合は，次のフォルダに出力されます。

• 共有フォルダ\JP1ITRM\logs

公開ログの一覧を次の表に示します。

表9-3　公開ログの一覧

公開ログ	説明	公開ログを出力するプロセス
SetupMessage数字.log※1※2	jirmsetupまたはjirmunsetupコマンドが出力するログです。セットアップまたはアンセットアップの実行結果が出力されます。	jirmsetup jirmunsetup
ProcessCtrlMessage数字.log※2	JP1/ITRM Serviceが出力するログです。各子プロセスを制御するプロセスのログが出力されます。	jirmprocesscontroller
RegistryMessage数字.log※2	JP1/ITRM Serviceが出力するログです。制御プロセスによって起動された子プロセスのログが出力されます。	jirmRMI
ServiceMessage数字.log※2		jirmService
AdapterMessage数字.log※2		jirmAdapter
ViewMessage数字.log※2		cjstartweb
ApiMessage数字.log※2※3		cjstartweb

注※1

SetupMessage数字.logは，ログ出力制御やログファイルのサイズおよび面数の変更はできません。また，クラスタ環境の場合でもITRMパス\JP1ITRM\logsに出力します。

注※2

数字はログファイルの面数が入ります。

注※3

ApiMessage数字.logは，次のどちらかの方法でAPI機能を有効化していない場合は作成されません。

• JP1/ITRMのインストール時に[APIポート番号]のチェックボックスをONに設定する。なお，インストール時のデフォルト値はOFFに設定されます。
  インストール時にAPI機能を有効化する方法については，マニュアル「JP1/ITResource Management - Manager 設計・構築ガイド」の，提供媒体を使ったインストールについての説明を参照してください。
  
• jirmsetportnoコマンドを実行して，API機能を有効化する。
  jirmsetportnoコマンドの詳細については，マニュアル「JP1/IT ResourceManagement - Managerリファレンス」を参照してください。