4.7.4 一時保存した仮想ホストを復元する

ここでは,保存した退避イメージを使って,仮想ホストを復元する手順を説明します。仮想ホストは,手動で復元することも,あらかじめ設定した時間に自動で復元することもできます。

なお,復元後の仮想ホストは起動した状態です。使用するまで仮想ホストを停止させておきたい場合は,「7.5 仮想ホストを停止する」を参照してください。

■操作の前に

仮想ホストを復元する場合,次の前提条件があります。

<この項の構成>
(1) 仮想ホストを手動で復元する
(2) 仮想ホストを自動で復元する

(1) 仮想ホストを手動で復元する

■操作

  1. [リソース管理]タブを選択する。
  2. 復元先のリソースプールを選択する。
  3. トポロジービューで[アクション]メニューから[リソース操作]-[復元]を選択する。
  4. [退避イメージ選択]画面で,復元する退避イメージを選択し,[OK]ボタンをクリックする。
  5. [復元先設定]画面で,仮想化ソフトウェア名,データストア名,仮想ネットワークデバイス名を指定し,[OK]ボタンをクリックする。
    仮想化ソフトウェア名,データストア名,仮想ネットワークデバイス名の横の[選択]ボタンをクリックすると,それぞれの設定画面が表示されます。

■設定項目

[退避イメージ選択]画面
復元する退避イメージを選択する画面です。
[復元先設定]画面
復元先のリソースプールや仮想化ソフトウェアなどが表示され,仮想ネットワークデバイスを変更できる画面です。

(2) 仮想ホストを自動で復元する

仮想ホストを自動で復元するには,スケジュール画面で保守期間のタスクとして設定します。ここでは,保守期間を予約して,退避イメージを自動で復元するタスクを設定する手順を説明します。

■操作

  1. [スケジュール]タブを選択する。
  2. [スケジュールメニュー]で,退避イメージの復元先となるリソースプールの業務グループを選択する。
  3. 予約一覧エリアで,退避イメージの復元先となるリソースプール上の,新規の仮想ホストの予約を選択し,[アクション]メニューから[予約編集]を選択する。
  4. 予約画面で,退避イメージの復元先となるリソースプール上の,新規の仮想ホストをチェックして,[期間とタスク]ボタンをクリックする。
  5. [期間とタスク設定]画面の[ホストの選択]から,退避イメージを復元先となるリソースプール上の,新規の仮想ホストを選択する。
  6. 予約された保守期間のチェックボックスをチェックし,[タスクの追加]ボタンをクリックする。
  7. 期間名のタスク設定]エリアへ追加されたタスクに,次の内容を設定する。
    • タスク:復元
    • 作業種別:自動
    • 実行予定時間:退避イメージを復元する日時
  8. [タスク詳細設定]ボタンをクリックする。
  9. [退避イメージ選択]画面で,復元する退避イメージを選択し,[OK]ボタンをクリックする。
  10. [復元先設定]画面で,仮想化ソフトウェア名,データストア名,仮想ネットワークデバイス名を指定し,[OK]ボタンをクリックする。
    仮想化ソフトウェア名,データストア名,仮想ネットワークデバイス名の横の[選択]ボタンをクリックすると,それぞれの設定画面が表示されます。
    仮想ホストの複数仮想NICが同一ポートグループに接続している退避イメージを用いて復元する場合,同一ポートグループに接続していた仮想NICを同じ名前の仮想ネットワークデバイスに接続するよう設定する必要があります。異なる名前の仮想ネットワークデバイスを選択した場合,復元が失敗したり,設定が一部反映されないことがあります。
  11. [期間とタスク設定]画面で[OK]ボタンをクリックする。
  12. 予約画面で[OK]ボタンをクリックする。

■設定項目

予約画面
予約画面の設定項目については,「4.1.2 要件に合致するホストの予約状況を確認し,提供可能な物理ホストまたは仮想ホストを予約する」の「■設定項目」を参照してください。
[期間とタスク設定]画面
[期間とタスク設定]画面の設定項目については,「4.1.2 要件に合致するホストの予約状況を確認し,提供可能な物理ホストまたは仮想ホストを予約する」の「■設定項目」を参照してください。
[退避イメージ選択]画面
復元する退避イメージを選択する画面です。
[復元先設定]画面
復元先のリソースプールや仮想化ソフトウェアなどが表示され,仮想ネットワークデバイスを変更できる画面です。