8.5 データベースを再編成する

ITリソースなどの構成管理情報の追加,削除を繰り返すと,データベースに断片化された空き領域が発生し,処理速度に遅れを感じることがあります。そのため,次に示す契機などでデータベースを再編成してください。

なお,データベースの再編成は,JP1/ITRMの運用を停止した状態で実施してください。データベースを再編成する手順を次に示します。

  1. 次に示す順序でサービスを停止する。
    • JP1/ITRM Web Service
    • JP1/ITRM Service
    JP1/ITRM DB Serviceは起動したままにしてください。
  2. スタートメニューの[すべてのプログラム]-[JP1_IT Resource Management - Manager]-[JP1_ITRM コマンドプロンプト]を選択する。
  3. jirmbackupコマンドを実行して,データベースおよび定義ファイルのバックアップを取得する。
  4. jirmdbreorgコマンドを実行して,データベースを再編成する。
  5. 手順1と逆の順序でサービスを起動する。

クラスタ環境の場合

クラスタ環境の場合,SCMでのサービスの停止と起動は,実行系で行ってください。コマンドは,実行系のサーバで実行してください。また,共有フォルダにアクセスできる状態である必要があります。

  1. 次に示す順序でサービスを停止する。
    • JP1/ITRM Web Service
    • JP1/ITRM Service
    • JP1/ITRM DB Cluster Service
    JP1/ITRM DB Serviceは起動したままにしてください。
  2. スタートメニューの[すべてのプログラム]-[JP1_IT Resource Management - Manager]-[JP1_ITRM コマンドプロンプト]を選択する。
  3. jirmbackupコマンドを実行して,データベースおよび定義ファイルのバックアップを取得する。
  4. jirmdbreorgコマンドを実行して,データベースを再編成する。
  5. 手順1と逆の順序でサービスを起動する。