データベースのサイズを拡張する手順を次に示します。なお,データベースのサイズ拡張は,JP1/ITRMの運用を停止した状態で実施してください。
- 次に示す順序でサービスを停止する。
- JP1/ITRM Web Service
- JP1/ITRM Service
JP1/ITRM DB Serviceは起動したままにしてください。
- スタートメニューの[すべてのプログラム]-[JP1_IT Resource Management - Manager]-[JP1_ITRM コマンドプロンプト]を選択する。
- jirmexportコマンドを実行して,データをエクスポートする。
エクスポートされるデータは,JP1/ITRMの使用ポート番号情報,データベースの情報,およびユーザー設定プロパティファイル(jp1itrm.properties)です。
- JP1/ITRM DB Serviceを停止する。
- jirmunsetupコマンドを実行して,セットアップ済みのデータベースをアンセットアップする。
- jirmsetupコマンドを実行して,データベースをセットアップする。
セットアップ時には,次のことに注意してください。
- アンセットアップしたデータベースより大きなデータベースサイズを指定する。
- 次に示す順序でサービスを停止する。
- JP1/ITRM Web Service
- JP1/ITRM Service
JP1/ITRM DB Serviceは起動したままにしてください。
- jirmimportコマンドを実行して,エクスポートしたデータをインポートする。
- 手順7と逆の順序でサービスを起動する。
クラスタ環境の場合
- 実行系を現用系に切り替える。
- 現用系でクラスタソフトを使用して,次に示す順序でサービスを停止する。
- JP1/ITRM Web Service
- JP1/ITRM Service
JP1/ITRM DB Cluster ServiceおよびJP1/ITRM DB Serviceは起動したままにしてください。
- 現用系で,スタートメニューの[すべてのプログラム]-[JP1_IT Resource Management - Manager]-[JP1_ITRM コマンドプロンプト]を選択する。
- 現用系でjirmexportコマンドを実行して,データをエクスポートする。
エクスポートされるデータは,JP1/ITRMの使用ポート番号情報,データベースの情報,およびユーザー設定プロパティファイル(jp1itrm.properties)です。
- 現用系で手順2で停止したサービスが停止状態のままであることを確認してから,クラスタソフトを使用して,次に示す順序でサービスを停止する。
- JP1/ITRM DB Cluster Service
- JP1/ITRM DB Service
- 実行系を予備系に切り替える。
- 予備系で,スタートメニューの[すべてのプログラム]-[JP1_IT Resource Management - Manager]-[JP1_ITRM コマンドプロンプト]を選択する。
- jirmunsetupコマンドを実行して,セットアップ済みのデータベースをアンセットアップする。
- 実行系を現用系に切り替える。
- 現用系で,スタートメニューの[すべてのプログラム]-[JP1_IT Resource Management - Manager]-[JP1_ITRM コマンドプロンプト]を選択する。
- 現用系でjirmunsetupコマンドを実行して,セットアップ済みのデータベースをアンセットアップする。
- 現用系でjirmsetupコマンドを実行して,データベースをセットアップする。
セットアップ時には,次のことに注意してください。
- アンセットアップしたデータベースより大きなデータベースサイズを指定する。
- 実行系を予備系に切り替える。
- 予備系でjirmsetupコマンドを実行して,データベースをセットアップする。
- 実行系を現用系に切り替える。
- 現用系でクラスタソフトを使用して,次に示す順序でサービスを起動する。
- JP1/ITRM DB Service
- JP1/ITRM DB Cluster Service
- 現用系で手順4でエクスポートしたデータを,jirmimportコマンドを実行してインポートする。
- 現用系でjirmsetportnoコマンドを実行して,JP1/ITRMの使用ポート番号を確認する。
- 手順16と逆の順序でサービスを停止する。
- 実行系を予備系に切り替える。
- 予備系でjirmsetportnoコマンドを実行して,手順18で確認したポート番号を設定する。
データのインポート前後でポート番号の設定を変更していない場合,この操作は不要です。
- 実行系を現用系に切り替える。
- 手順16と逆の順序でサービスを起動する。
- 手順2と逆の順序でサービスを起動する。