付録C.4 ノード接続でのポート番号

JP1/ITRMが管理対象とする各ノードとの接続で使用するポート番号,およびポート番号を変更した場合に必要な操作を次の表に示します。

表C-4 各ノードとの接続で使用するポートの一覧およびポート番号変更時に必要な操作

用途ポート番号接続先ノードプロトコルポート番号を変更した場合に必要な操作
ftp
  • 20※1
  • 21※1
  • Windows
  • SCVMMライブラリサーバ※2
TCP
  • なし
ssh22※1
  • Linux
  • HP-UX
  • AIX
TCP
  • 認証情報の変更
smtp25※1
  • SMTPサーバ
TCP
  • なし
http80※1
  • vCenter
  • VMware ESX
  • SCVMM※2
TCP
  • 認証情報の変更
  • Webサーバ for DPM※3
  • 仮想イメージテンプレートの再作成
5988※1
  • SMI-S WBEM
8080
  • Webサーバ for DPM※3
snmp161※1
  • IP-SW
UDP
  • 認証情報の変更
snmp(trap)162※1
  • IP-SW
UDP
  • プロパティ変更
  • JP1/ITRMのサービスの再起動※4
https443※1
  • vCenter
  • VMware ESX
TCP
  • 認証情報の変更
5989※1
  • SMI-S WBEM
HVM623※5
  • HVM
UDP※5
  • なし
23250※5
  • HVM
TCP※5
  • なし
WMI135
動的ポート※6
  • Windows
  • SCVMM
  • Hyper-V
TCP
snm22000※1
  • AMS/WMS/SMSストレージ
TCP
  • 認証情報の変更
イメージビルダー(リモートコンソール)56023
  • 管理サーバ for DPM
TCP
  • なし
(凡例)
-:変更できない。
注※1
標準のポート番号を示します。OSの設定でポート番号は変更できます。変更した場合,JP1/ITRMは変更後のポート番号を使用します。ただし,snmp(trap)のポート番号は,プロパティ(AD.SnmpController.receiveTrapPort)を変更する必要があります。
注※2
SCVMMおよびSCVMMのライブラリサーバのポート番号は変更することはできません。ポート番号を変更した場合,SCVMMと接続することができなくなります。
注※3
JP1/SC/DPMのバージョンが09-10より前の場合,デフォルトのポート番号は8080/tcpとなります。JP1/SC/DPMのバージョンが09-10以降の場合,デフォルトのポート番号は80/tcpとなります。ポート番号は変更できます。
注※4
JP1/ITRM Web ServiceおよびJP1/ITRM Serviceを次に示す順序で再起動してください。
1. JP1/ITRM Web Serviceを停止する。
2. JP1/ITRM Service停止する。
3. JP1/ITRM Service起動する。
4. JP1/ITRM Web Serviceを起動する。
注※5
HVMはHvmShコマンドで接続します。
HvmShコマンドは,HVMへの接続に使用するポート番号/プロトコルとして,623/UDPポートまたは23250/TCPポートをバージョンによって指定できます。
HvmShコマンドが使用するポート番号/プロトコルの変更については,マニュアル「HVM管理コマンド(HvmSh)ユーザーズガイド」を参照してください。その上で,HvmSh.exeと同じフォルダに初期ファイルを格納してください。
注※6
OSによって動的に設定されるポート番号のため,ポート135をあわせて使用します。Windows Server 2003では1025~5000,Windows Server 2008以降では49152~65535が,OSによって設定されるポート番号の標準的な範囲です。