WSFCへのJP1/ITRMのサービス登録から,サービスを起動するまでの手順を次に示します。
- WSFCに,次の表に示すようにJP1/ITRMのサービスを登録する。
表8-6 WSFCへのサービスの登録
項番 | サービス表示名 | サービス名 | 依存関係 |
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1 | JP1/ITRM DB Service | HiRDBEmbeddedEdition_JR0 | - JP1/IM - Managerと連携する場合
- JP1/IM - Managerと連携しない場合
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2 | JP1/ITRM DB Cluster Service | HiRDBClusterService_JR0 | 項番1のリソース |
3 | JP1/ITRM Service | JP1_ITRMService | 項番2のリソース |
4 | JP1/ITRM Web Service | JP1_ITRMWebService | 項番3のリソース |
5 | JP1/Base Event 論理ホスト名※ | JP1_Base_Event 論理ホスト名※ | - IPアドレスリソース
- 物理ディスクリソース
- ネットワーク名リソース
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6 | JP1/Base 論理ホスト名※ | JP1_Base_論理ホスト名※ | 項番5のリソース |
- 注※
- 論理ホスト名とは,JP1/Baseで設定する論理ホスト名のことを示します。JP1/IM - Manager連携機能を使用する場合は,「8.3.4 WSFCへのリソースの登録」の表の項番3で設定した論理IPアドレスに対応する論理ホスト名を設定してください。
ここで登録する場合の「リソースの種類」は「汎用サービス」です。また,項番1,項番2については,サービスが停止したとき,リトライしないですぐにフェールオーバーする設定にしてください。項番3,項番4については,WSFCの設定のままでかまいません。
- Administrators権限でコマンドプロンプトを起動し,次のコマンドを実行する。
Cluster res "JP1/ITRM Web Service" /priv StartupParameters=""
- 注
- Windows Server 2012以降にインストールする場合,サーバーマネージャーの「役割と機能の追加ウィザード」にて以下の階層にある「フェイルオーバークラスターコマンドインターフェイス」を追加インストールしてください。
- -リモートサーバー管理ツール
- -機能管理ツール
- -フェールオーバークラスタリングツール
- -フェールオーバークラスター コマンドインターフェイス
- JP1/ITRM Web Serviceの[プロパティ]ダイアログボックスを表示し,[全般]タブのスタートアップパラメータの値が空白になっていることを確認する。
WSFCへのJP1/ITRMのサービス登録後,サービスを起動する場合は次の操作をしてください。
- WSFCを使って,実行系サーバを現用系に切り替える。
すでに現用系が実行系サーバになっている場合,この操作は不要です。
- 現用系で,WSFCを使って次に示す順序でサービスを起動する。
- JP1/ITRM DB Service
- JP1/ITRM DB Cluster Service
- JP1/ITRM Service
- JP1/ITRM Web Service