設定した割り当て予約の情報を変更します。変更できる内容を次に示します。
スケジュール画面から表示される予約画面から,予約期間中の割り当て予約を設定するITリソースを追加したり,割り当て予約を設定したITリソースを削除したりできます。
ITリソースの追加は,予約期間の開始前の場合に実行できます。ITリソースの削除は,予約期間の開始後であっても,対象のITリソースに対して最初に設定されている割り当て期間の開始前であれば実行できます。
図2-38 割り当て予約対象のITリソースの追加・削除
スケジュール画面から表示される予約画面から,予約期間内の割り当て予約を追加および削除できます。また,予約期間の開始日時や終了日時を変更できます。
割り当て期間の追加,削除および変更は,現時点以降に開始する割り当て期間に対して実行できます。
また,割り当て期間の追加は,割り当て期間が設定されていない時間に実行できます。ただし,前後両方に同じ予約IDで割り当て期間が設定されている場合は,これらと同じ予約IDで割り当て期間を追加する必要があります。この期間に,別の予約IDで割り当て期間を設定したい場合は,前後の割り当て期間を別々の予約IDで設定してください。
例えば,次の図の「A」の期間は,「1」以外の予約IDでも割り当て期間を設定できます。しかし,「A」の期間に「1」以外の予約IDで割り当て期間が設定された場合は,それを挟んで「1」の予約IDで割り当て期間を追加できません。
「B」の期間は,前後に「1」の予約IDで割り当て期間が設定されているため,「1」以外の予約IDでは割り当て期間を追加できません。しかし,これによって,ホスト3の環境を保持できます。「B」の期間をほかの予約IDで使用したい場合は,前後の割り当て期間のどちらかを「1」以外の予約IDで設定してください。
図2-39 割り当て期間の追加・削除・変更
なお,割り当て期間には,予約スペックを設定できます。予約スペックの設定については,「2.8.6(4) 予約スペックの設定・変更」を参照してください。
保守期間にタスクを追加できます。また,保守期間に設定したタスクを変更および削除できます。
詳細については,「2.9.4 タスクの状態管理」を参照してください。
仮想ホストを予約したときに,割り当て期間に予約スペックを設定できます。物理ホスト,HAクラスタ,HAクラスタグループに所属している仮想ホストは,予約スペックの設定・変更の対象となりません。
変更できる予約スペックは,仮想ホストのメモリ容量,仮想ホスト1コア当たりのCPUクロック数,および仮想ホストのコア数です。
予約スペックの設定・変更では,仮想ホストのスペックは変更されません。仮想ホストのスペックを変更したい場合は,「設定変更」タスクでスペックを変更してください。
予約したホストに対して複数の割り当て期間を設定しているため,割り当て期間と割り当て期間の間に割り当てられない期間がある場合,直前の割り当て期間に設定された予約スペックで予約されたと見なして割り当て実績レポートに計上されます。
例えば,次の図の割り当て期間1に,メモリ:2GB,CPU:2GHz,コア数:2コアを設定していたとします。また,割り当て期間2にメモリを1GB,CPUを1GHz,コア数を2コア設定していたとします。
図2-40 予約スペックの設定・変更
割り当てられていない期間は,直前の割り当て期間に設定された予約スペックとなるため,割り当て期間1と同じ予約スペック(メモリ:2GB,CPU:2GHz,コア数:2コア)となって,割り当て実績レポートに計上されます。
スケジュール画面の予約一覧エリアから,1つの予約期間に設定した割り当て予約を一括でキャンセルできます。
割り当て予約のキャンセルは,現時点以降に開始する予約期間に対して実行できます。