JP1/ITRMが管理対象とする各ノードとの接続で使用するポート番号,およびポート番号を変更した場合に必要な操作を次の表に示します。
表C-4 各ノードとの接続で使用するポートの一覧およびポート番号変更時に必要な操作
用途 | ポート番号 | 接続先ノード | プロトコル | ポート番号を変更した場合に必要な操作 |
---|
ftp | | | TCP | |
ssh | 22※1 | | TCP | |
smtp | 25※1 | | TCP | |
http | 80※1 | | TCP | |
| |
5988※1 | |
8080 | |
snmp | 161※1 | | UDP | |
snmp(trap) | 162※1 | | UDP | - プロパティ変更
- JP1/ITRMのサービスの再起動※4
|
https | 443※1 | | TCP | |
5989※1 | |
HVM | 623※5 | | UDP※5 | |
23250※5 | | TCP※5 | |
WMI | 135 動的ポート※6 | | TCP | - |
snm2 | 2000※1 | | TCP | |
イメージビルダー(リモートコンソール) | 56023 | | TCP | |
- (凡例)
- -:変更できない。
- 注※1
- 標準のポート番号を示します。OSの設定でポート番号は変更できます。変更した場合,JP1/ITRMは変更後のポート番号を使用します。ただし,snmp(trap)のポート番号は,プロパティ(AD.SnmpController.receiveTrapPort)を変更する必要があります。
- 注※2
- SCVMMおよびSCVMMのライブラリサーバのポート番号は変更することはできません。ポート番号を変更した場合,SCVMMと接続することができなくなります。
- 注※3
- JP1/SC/DPMのバージョンが09-10より前の場合,デフォルトのポート番号は8080/tcpとなります。JP1/SC/DPMのバージョンが09-10以降の場合,デフォルトのポート番号は80/tcpとなります。ポート番号は変更できます。
- 注※4
- JP1/ITRM Web ServiceおよびJP1/ITRM Serviceを次に示す順序で再起動してください。
- 1. JP1/ITRM Web Serviceを停止する。
- 2. JP1/ITRM Service停止する。
- 3. JP1/ITRM Service起動する。
- 4. JP1/ITRM Web Serviceを起動する。
- 注※5
- HVMはHvmShコマンドで接続します。
- HvmShコマンドは,HVMへの接続に使用するポート番号/プロトコルとして,623/UDPポートまたは23250/TCPポートをバージョンによって指定できます。
- HvmShコマンドが使用するポート番号/プロトコルの変更については,マニュアル「HVM管理コマンド(HvmSh)ユーザーズガイド」を参照してください。その上で,HvmSh.exeと同じフォルダに初期ファイルを格納してください。
- 注※6
- OSによって動的に設定されるポート番号のため,ポート135をあわせて使用します。Windows Server 2003では1025~5000,Windows Server 2008以降では49152~65535が,OSによって設定されるポート番号の標準的な範囲です。