7.6.8 管理対象の情報の更新

JP1/ITRMの管理対象として設定されているITリソースの情報を更新する手順について説明します。更新する手順は,次の3つがあります。

ここでは,それぞれの手順について,説明します。

なお,ITリソースの構成情報は,jirminfocollectコマンドでも収集できます。jirminfocollectコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/IT Resource Management - Manager リファレンス」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 自動での情報収集による更新
(2) 任意のITリソースに対する手動での情報収集による更新
(3) すべてのITリソースに対する手動での情報収集による更新

(1) 自動での情報収集による更新

JP1/ITRMでは,変更されたITリソースの情報を自動で収集できます。情報を収集する間隔と開始時刻を指定すると,変更されたITリソースの情報を定期的に収集して,JP1/ITRMが管理しているITリソースの情報を更新します。

変更された情報を自動で収集する設定手順を次に示します。

  1. [設定]タブをクリックする。
    設定画面が表示されます。
  2. [設定項目一覧]エリアで[監視間隔設定]をクリックする。
    [監視間隔設定]エリアが表示されます。
  3. 次の表に示す項目を入力して,[適用]ボタンをクリックする。
    ITリソースの情報が更新されます。

    表7-14 手動によるホストの設定項目

    設定項目デフォルト値下限値上限値説明
    [構成情報の収集][開始時刻(時)]000023構成情報の監視を開始する時間を指定します。
    [開始時刻(分)]450059
    [間隔(日)]1160構成情報を監視する間隔を指定します。
    [状態監視][間隔(分)]15160稼働情報を監視する間隔を指定します。
    [性能監視][間隔(分)]202060性能情報を監視する間隔を指定します。
    [予約監視][開始時刻(時)]040023予約情報の監視を開始する時刻を指定します。
    [開始時刻(分)]000059
    [間隔(日)]1予約情報を1日間隔で監視します。変更できません。

性能監視の間隔については,デフォルト値(20分)での運用を推奨します。ただし,管理対象サーバの数やサーバの構成,ネットワークの負荷によってはメッセージ(KNAR20194-W)が出力される場合があります。この場合,5分間隔程度で監視間隔を長くし,メッセージが出力されないようにして運用してください。

(2) 任意のITリソースに対する手動での情報収集による更新

変更された情報を手動で収集して変更する手順を次に示します。

  1. [リソース管理]タブをクリックする。
    リソース管理画面が表示されます。
  2. リソース一覧エリアから,情報を収集するITリソースを選択する。
  3. [再収集]ボタンをクリックする。
    選択したITリソースの情報が再収集されます。

(3) すべてのITリソースに対する手動での情報収集による更新

変更された情報を手動で収集して変更する手順を次に示します。

  1. [設定]タブをクリックする。
    設定画面が表示されます。
  2. [設定項目一覧]エリアで[監視間隔設定]をクリックする。
    [監視間隔設定]エリアが表示されます。
  3. [すべてを再収集]ボタンをクリックする。
    JP1/ITRMで管理しているすべてのITリソースの情報が再収集されます。