JP1/ITRMをバージョンアップする場合,jirmexportコマンドを実行してデータをエクスポートしていないときは,バージョンアップ時の失敗に備えて,セットアップ前にjirmbackupコマンドを実行してバックアップデータを取得しておいてください。インストール前に取得したバックアップデータでは,上書きインストール後のJP1/ITRMとバージョンが異なるため,リストアできません。必ず,上書きインストール後にjirmbackupコマンドを実行してください。
また,ここで取得したバックアップデータを使用してjirmrestoreコマンドでリストアした場合,バージョンアップ前のデータにリカバリーされるため,リストア後に必ずjirmsetupコマンドを-rオプションを指定して実行してください。
jirmbackupコマンド,jirmrestoreコマンド,およびjirmsetupコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/IT Resource Management - Manager リファレンス」を参照してください。