JP1/ITRMにログインすると,ホーム画面が表示されます。この画面では,ITリソースの使用状況の概要を確認できます。表示される情報は,設定した間隔で自動更新されます。ホーム画面の例を次の図に示します。
図1-11 ホーム画面
![[図データ]](figure/sk010120.gif)
ホーム画面に表示される内容を説明します。
- 探索ウィザードへの案内文エリア
- 管理対象のITリソースがない場合は,探索ウィザードでITリソースを探索するよう説明文が表示されます。ここから,ITリソースを探索するための条件を設定する探索ウィザードを表示できます。探索ウィザードの概要については,「2.2.1 ITリソースの探索条件の設定」を参照してください。
- [割り当て状況]エリア
- 割り当て状況には,管理対象の物理ホストとリソースプールの割り当て状況が表示されます。
- 割り当て状況の表示対象は,次のどちらかのリソースグループに所属するリソースです。割り当て種別に割り当て不可を設定したリソースグループに所属するリソースは表示されません。
- 割り当て種別に共有を設定したリソースグループ
- 割り当て種別に占有を設定したリソースグループ
- 割り当ての条件についての詳細は,「付録I 割り当てできるITリソースの条件,および割り当てられているとして扱うITリソースの条件」を参照してください。
- (1) 物理ホスト
- 物理ホストのOSごとに次のように表示されます。
- [割り当て率(%)]には,現在,割り当てられている物理ホストの台数の割合が表示されます。
- [総数(台)]には,物理ホストの台数の総数が表示されます。
- (2) リソースプール
- リソースプールのCPUとメモリについて次のように表示されます。
- [割り当て率(%)]には,現在,割り当てられているCPUとメモリの割合が表示されます。
- [総性能]には,割り当て可能なCPUとメモリの総量が表示されます。
- CPUの場合は,CPUのクロック数×コア数で算出され,単位はGHzです。メモリの場合,搭載物理メモリ容量で,単位はGBです。
- 注意事項
- 仮想化ソフトウェアはリソースプールとしてカウントされます。
- 割り当て状況を表示するホストが仮想ホストの場合には,仮想ホストが動作しているリソースプールも,同じリソースグループに所属させてください。
- [構成情報]エリア
- 新しく発見したITリソースの件数や構成変更イベントの数が表示されます。また,構成変更イベントのうち未受諾となった構成変更イベントの数も表示されます。未処理のITリソースがある場合は,[発見したリソース一覧]エリアを表示して,管理対象または管理対象外に設定できます。
- [使用率グラフ]エリア
- 使用率グラフには,物理ホストおよびリソースプール別に,次に示すリソースのCPU使用率およびメモリ使用率が表示されます。
- 割り当て種別に共有を設定したリソースグループに所属し,かつ現在予約されているリソース
- [タスクサマリ]エリア
- デプロイやリブートなど,ITリソースに設定したタスクの件数が,タスクの実行時期別に表示されます。
- [エラーイベント一覧]エリア
- 発生した未受諾のエラーイベントのうち,最新のものから50件表示されます。
また,[ホーム]タブにある
をクリックすると,画面の自動更新の設定ができます。
- 注意
- ホーム画面,リソース管理画面,レポート画面,jirmreportコマンドによって,割り当ての対象となるITリソースの条件や割り当てられているとして扱うITリソースの条件は,異なります。割り当てできるITリソースの条件および割り当てられているとして扱うITリソースの条件については,「付録I 割り当てできるITリソースの条件,および割り当てられているとして扱うITリソースの条件」を参照してください。
- それぞれの画面については,次の個所を参照してください。