付録C.2 ファイアウォールの通過方向

ファイアウォールの通過方向を次の表に示します。ポート番号は標準のポート番号です。ポート番号を変更した場合は,変更後のポート番号に合わせてファイアウォールを設定してください。各ノードとの接続で使用するポート番号やポート番号変更時に必要な操作については,「付録C.4 ノード接続でのポート番号」を参照してください。

なお,JP1/ITRMは,パケットフィルタリング型,NAT(スタティックモード)型のファイアウォールに対応しています。

表C-2 ファイアウォールの通過方向

ポート番号ファイアウォールの通過方向
23500/tcpWebブラウザー→JP1/ITRM
23505/tcpAPIクライアント→JP1/ITRM
20/tcp(ftp)JP1/ITRM→SCVMMライブラリサーバ
21/tcp(ftp)JP1/ITRM→SCVMMライブラリサーバ
22/tcp(ssh)JP1/ITRM→Linux/HP-UX/AIX
25/tcp(smtp)JP1/ITRM→SMTPサーバ
80/tcp(http)JP1/ITRM→VMware ESX/vCenterサーバ/SCVMMサーバ/Webサーバ for DPM※1
443/tcp(https)
161/udp(snmp)JP1/ITRM→IPスイッチ
162/udp(snmpトラップ)JP1/ITRM←IPスイッチ
623/udp(HVM)JP1/ITRM→HVMサーバ
135/tcp(WMI)JP1/ITRM→Windowsサーバ/Hyper-Vサーバ/SCVMMサーバ
動的ポート/tcp(WMI※2JP1/ITRM→Windowsサーバ/Hyper-Vサーバ/SCVMMサーバ
2000/tcp(SNM2)JP1/ITRM→Hitachi AMS/WMS/SMSストレージ
5988/tcp(SMI-S nonSSL)JP1/ITRM→SMI-Sストレージ/FCスイッチ
5989/tcp(SMI-S SSL)
8080/tcpJP1/ITRM→Webサーバ for DPM※1
56023/tcpJP1/ITRM→管理サーバ for DPM
(凡例)
→:コネクション確立時の接続方向を示す。
注※1
JP1/SC/DPMのバージョンが09-10より前の場合,デフォルトのポート番号は8080/tcpとなります。JP1/SC/DPMのバージョンが09-10以降の場合,デフォルトのポート番号は80/tcpとなります。
注※2
WMIはDCOMを使用していて,かつDCOMは動的ポート割り当てを使用しているため,DCOMで使用するポートをファイアウォールで通過させるように設定してください。
OSによって割り当てられるポート番号の標準的な範囲を次に示します。
・Windows Server 2003:1025~5000
・Windows Server 2008以降:49152~65535