JP1/NETM/DM APIリファレンス(UNIX(R)用)

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付録A.2 実行管理ファイル

実行管理ファイルを参照すると,指令に関する情報が取得できます。取得できる情報は,配布・組み込み指令だけです。

参照できる実行管理ファイルのエリアとその識別子を表A-3に示します。

表A-3 配布指令の参照エリアと識別子

参照できるエリア名 サイズ(バイト) 設定する識別子 エリアの説明
指令種別 C 1 DMGAI_CMDE_CMDKIND 指令の種別を示す
D:配布・組み込み指令
組み込み種別 C 1 DMGAI_CMDE_TIMING 組み込み種別を示す
F:強制的に組み込む
空白:同一パッケージがある場合は組み込まない
配布先名 C 64※1 DMGAI_CMDE_DLVNM パッケージの配布先名
グループid名 C 32 DMGAI_CMDE_DLVID パッケージの配布先グループid
配布先指令番号 C 16 DMGAI_CMDE_CMDNO 指令番号
ステータス UC 7 DMGAI_CMDE_STATUS 指令のステータスを次の順で示す
1バイト目:ホストステータス
2バイト目:キャンセルステータス
3バイト目:エンドステータス1
4バイト目:ユーザステータス
5バイト目:エンドステータス2
6バイト目:インタフェースプログラムリターンコード
7バイト目:リカバリステータス
DM種別コード C 1 DMGAI_CMDE_DMKIND パッケージのDM種別コードを示す
C:UNIX
D:Windows
グループ名 C 2 DMGAI_CMDE_GROUP パッケージのグループ名
資源名 C 44 DMGAI_CMDE_RSCNM 資源名
バージョン/リビジョン C 8 DMGAI_CMDE_VERREV パッケージのバージョン/リビジョン
世代番号 C 4 DMGAI_CMDE_GENNO パッケージの世代番号
プログラム名称 C 50 DMGAI_CMDE_PRGNM パッケージのプログラム名称
仮想ファイル名 C 8 DMGAI_CMDE_VERNM パッケージの仮想ファイル名
プログラム識別子 C 1 DMGAI_CMDE_PRGTYP プログラムの種別を示す
I:他社ソフトウェア
P:プログラムプロダクト
空白:ユーザプログラム,ユーザデータ※2
容量1 X 4 DMGAI_CMDE_RSCSIZE パッケージの容量(単位:バイト)
登録日 C 6 DMGAI_CMDE_ENTDAY パッケージの登録日をyymmddで示す
yy:西暦年下2けた,
mm:月,dd:日
所有者名 C 14 DMGAI_CMDE_OWNER パッケージの登録者,作成者
組み込みタイミング C 1 DMGAI_CMDE_INSTIM パッケージの組み込みタイミングを示す
B:システム起動時
E:システム稼働中
S:システム停止時
U:UAPによる組み込み
稼働中インストールコード C 1 DMGAI_CMDE_INSE システム稼働中にインストールできるかどうかを示す
  • パッケージがプログラムプロダクトの場合
    Y:インストールできる
    N:インストールできない
  • パッケージがプログラムプロダクト以外の場合は空白
起動時インストールコード C 1 DMGAI_CMDE_INSB システム起動時にインストールできるかどうかを示す
  • パッケージがプログラムプロダクトの場合
    Y:インストールできる
    N:インストールできない
  • パッケージがプログラムプロダクト以外の場合は空白
ユーザ組み込み処理監視時間 X 4 DMGAI_CMDE_APWATCH ユーザ組み込み処理,またはPPインストール後処理の監視時間
パッケージの満了日付 C 6 DMGAI_CMDE_KEEPDATE 保管庫での保管期間を
yymmddで示す
yy:西暦年下2けた,
mm:月,dd:日
組み込み先ディレクトリ C 64 DMGAI_CMDE_INSDIR 組み込み先のディレクトリ名
ディレクトリの所有者 X 4 DMGAI_CMDE_INSOWN 組み込み先のディレクトリの所有者
((0〜59999))
ディレクトリのファイルモード X 4 DMGAI_CMDE_INSMODE 組み込み先のディレクトリモード
((700〜777))
ディレクトリのグループ X 4 DMGAI_CMDE_INSGROUP 組み込み先のディレクトリグループ
((0〜59999))
バックアップデータ保存期間 X 4 DMGAI_CMDE_KEEPBACKUP バックアップデータの保存期間(日数)
ユーザコメント※3 C 64 DMGAI_CMDE_USRCOMMENT ユーザコメント,またはユーザ固有の処理の指定を示す
インストール日時 C 12 DMGAI_CMDE_INSDAY 組み込み日時を
yymmddhhmmssで示す
yy:西暦年下2けた,
mm:月,dd:日,
hh:時,mm:分,ss:秒
パッケージの形式 C 1 DMGAI_CMDE_RSCFORM パッケージの形式を示す
H:圧縮暗号化してパッケージングしたパッケージ
K:UNIX/Windows共用資源
空白:圧縮暗号化しないでパッケージングしたパッケージ
その他:上記以外のパッケージ
組み込み前提バージョン C 6 DMGAI_CMDE_PREVER 組み込みの前提バージョン
インストールスクリプトファイル有無 C 1 DMGAI_CMDE_SCRIPTF インストールスクリプトファイルの有無を示す
Y:有り
N:無し
ゼネレータ区分 C 1 DMGAI_CMDE_GENCLS ゼネレータ区分を示す
C:標準ゼネレータ
Y:組み込み支援機能による組み込み
リンケージファイル名 C 40 DMGAI_CMDE_LINKNAME リンケージファイル名
組み込み後起動UAP名 C 40 DMGAI_CMDE_UAPNAME 組み込み後起動UAP名
組み込みファイル名 C 14 DMGAI_CMDE_INSFILE 組み込みファイル名
資源サイズ X 4 DMGAI_CMDE_DATASIZE パッケージの配布状況を表示するときに転送(配布)するパッケージの大きさ
全転送サイズ X 4 DMGAI_CMDE_TTRANSSIZE パッケージの配布状況を表示するときに転送できた大きさ
分割サイズ X 4 DMGAI_CMDE_SPLITSIZE 分割配布のときに指定した分割サイズ
転送サイズ X 4 DMGAI_CMDE_TRANSSIZE 分割配布のときに転送できた大きさ
分割回数 X 2 DMGAI_CMDE_SPLITNO 分割配布の回数
(凡例)
C:char型
UC:unsigned char型
X:signed int型
注※1
配布先名が64バイトを超える場合は,255バイトになります。
注※2
Windows用の差分パッケージを含みます。
注※3
ユーザコメント,ユーザ組み込み処理名,またはPPインストール後処理名が格納されます。ユーザ組み込み前処理とユーザ組み込み後処理を両方使用した場合,ユーザ組み込み処理のエリアには,次の順序でユーザ組み込み処理の名称が格納されます。
[図データ]