はじめに

このマニュアルは,UNIX版JP1/NETM/DM Clientが提供する機能のうち,APIの機能と使い方について説明したものです。

<はじめにの構成>
対象読者
マニュアルの構成
関連マニュアル
このマニュアルでの表記
このマニュアルで使用する英略語
JP1 Version 9での製品体系の変更について
このマニュアルの使用方法
このマニュアルで使用している記号
KB(キロバイト)などの単位表記について

対象読者

JP1/NETM/DMの各プログラムの機能および操作方法についての知識を持ち,JP1/NETM/DM ClientのAPIを使用してシステムの自動運転をしようとしている管理者の方を対象としています。

マニュアルの構成

このマニュアルは,次に示す章から構成されています。なお,このマニュアルは各OSに共通のマニュアルです。OSごとに差異がある場合は,本文中でそのつど内容を書き分けています。

第1章 概要
JP1/NETM/DM Clientが提供する関数の概要について説明しています。
第2章 配布管理の関数
JP1/NETM/DM Clientの配布管理システムで使用する,ソフトウェアの配布管理のための関数について説明しています。
第3章 配布状況ファイルアクセス関数
中継システムから配布状況ファイルにアクセスするための関数について説明しています。

関連マニュアル

このマニュアルの関連マニュアルを次に示します。必要に応じてお読みください。

このマニュアルでの表記

このマニュアルでは,製品名称を次のように表記します。

このマニュアルでの表記正式名称
UNIXAIXAIX 5L V5.3
AIX 6.1
HP-UXHP-UX(PA-RISC)HP-UX 11i(PA-RISC)
HP-UX 11i V2(PA-RISC)
HP-UX(IPF)HP-UX 11i V2(IPF)
HP-UX 11i V3(IPF)
SolarisSolaris 9
Solaris 10
Tru64 UNIXHP Tru64 UNIX
WindowsWindows 98Microsoft(R) Windows(R) 98 Operating System
Windows MeMicrosoft(R) Windows(R) Millennium Edition Operating System
Windows NTWindows 2000Microsoft(R) Windows(R) 2000 Advanced Server Operating System
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Datacenter Server Operating System
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional Operating System
Microsoft(R) Windows(R) 2000 Server Operating System
Windows NT 4.0Microsoft(R) Windows NT(R) Server Network Operating System Version4.0
Microsoft(R) Windows NT(R) Workstation Operating System Version4.0
Windows Server 2003Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard Edition
Windows Server 2003 (IPF)Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter Edition for Itanium-based Systems
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition for Itanium-based Systems
Windows Server 2003 (x64)Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Datacenter x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Standard x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Datacenter x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition
Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Standard x64 Edition
Windows Server 2008Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise
Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Standard
Windows VistaMicrosoft(R) Windows Vista(R) Business
Microsoft(R) Windows Vista(R) Enterprise
Microsoft(R) Windows Vista(R) Ultimate
Windows XPMicrosoft(R) Windows(R) XP Home Edition Operating System
Microsoft(R) Windows(R) XP Professional Operating System
Windows 95Microsoft(R) Windows(R) 95 Operating System
Windows CEMicrosoft(R) Windows(R) CE Operating System

このマニュアルで使用する英略語

このマニュアルで使用する英略語の一覧を次に示します。

英略語正式名称
APIApplication Programming Interface
GUIGraphical User Interface
IPFItanium(R) Processor Family
OSOperating System
PCPersonal Computer
PPProgram Product
RDBRelational Database
TCP/IPTransmission Control Protocol/Internet Protocol
UAPUser Application Program
WSWorkstation

JP1 Version 9での製品体系の変更について

JP1 Version 9では,JP1/NETM/DM SubManagerを廃止し,ソフトウェアの中継機能をJP1/NETM/DM Clientに統合しました。

なお,JP1/NETM/DM Managerは,Version 6iのまま変更ありません。JP1/NETM/DM Clientのバージョン09-00以降に対応するJP1/NETM/DM Managerの最新のバージョンは,06-75です。

JP1 Version9での製品体系の変更を次に示します。

[図データ]

このマニュアルの使用方法

本文中の「JP1/NETM/DM Client」という表記は,「Version 8以前のUNIX版JP1/NETM/DM SubManager」に読み替えることができます。

HP-UXをご使用の方はディレクトリ名が異なります。また,HP-UX(IPF)をご使用の方は,APIの共有ライブラリ,および次に示す関数の形式が異なります。

本文にそのつど記述していますので,ご注意ください。

このマニュアルで使用している記号

このマニュアルの説明で使用する記号の意味を次に示します。

(1)文法記述記号
関数の記述形式について記述する記号です。
記号意味
{ }
波括弧
この記号で囲まれ,|(ストローク)で区切られている項目のうち,どれか一つを選んで指定することを示します。
(例){A|B|C}は「A,BまたはCのどれか一つを指定する」ことを示します。
〔 〕
きっ甲
この記号で囲まれている項目を省略できることを示します。
(例)〔A〕は,A と指定するか,何も指定しないことを示します。

点線
この記号の直前に示す項目を,繰り返し複数個指定できることを示します。
(例) A,B,B,…は「 A の後ろに B を必要個数だけ指定する」ことを示します。
(2)属性表示記号
関数の記述形式,関数に指定する値の範囲などについて記述する記号です。
記号意味
この記号の前に示された項目が,この記号以降の< >,(( ))などで示す規則に従って記述されなければならないことを示します。
< >項目を記述するときに従わなければならない構文要素記号を示します(内容については「(3)構文要素記号」を参照のこと)。
(( ))指定できる値の範囲を示します。
≪ ≫省略できる項目を省略したときに,プログラムが仮定する値を示します。
(3)構文要素記号
関数の記述形式,関数に指定する値の範囲などについて記述する記号です。
構文要素意味
<英数字>数字と英字。数字は,特に記載がなければ10進数を指します。

KB(キロバイト)などの単位表記について

1KB(キロバイト),1MB(メガバイト),1GB(ギガバイト),1TB(テラバイト)はそれぞれ1,024バイト,1,0242バイト,1,0243バイト,1,0244バイトです。