ソフトウェアの登録時または配布時の指定で,パッケージの組み込み処理の前後に,ユーザ固有の処理をするプログラムを起動させることができます。プログラムの起動はスーパユーザで実行されます。
基本機能を使用した場合,次の表に示すUAP起動処理を指定できます。UAPの作成方法については,「2.2.4(5) 組み込み時に実行させるUAPの作成(基本機能)」を参照してください。
処理の種類 | 処理の説明 | 登録するUAPの例 |
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ユーザ組み込み処理 | 他社ソフトウェア,ユーザデータ・ユーザプログラム,およびOSパッチの組み込み前後にUAPを起動する。次の二つに大別される。
| 他社ソフトウェア,OSパッチの場合
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PPインストール後処理 | 日立プログラムプロダクトの組み込み(セットアップ)完了後にUAPを起動する。 |
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次の表に示す組み込み方法は,JP1/NETM/DM Managerの配布支援機能を使用した場合に指定できるUAP起動処理です。配布先システムでは組み込み支援機能を使用して組み込まれます。UAPの作成方法については,「2.2.4(6) 組み込み時に実行させるUAPの作成(組み込み支援機能)」を参照してください。
処理の種類 | 処理の説明 |
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UAP組み込み | パッケージの組み込み処理をUAP(組み込み用UAP)で実行する。 組み込み用UAPは,パッケージとは別のワークディレクトリに解凍して起動される。 |
リンケージ組み込み | パッケージの組み込み後に,ユーザ固有のライブラリのリンク処理を記述したファイル(リンケージファイル)を起動する。 処理結果は配布管理システムに通知する。 |
組み込み後UAP起動 | パッケージの組み込み後に,ユーザ固有の処理を記述したUAP(起動UAP)を起動する。 処理結果は配布管理システムに通知しない。 |