rdscltslgetコマンド(配布先システムのcore関連情報の収集)
機能
配布先システムの基本機能および組み込み支援機能のcore関連情報をUNIXマシンで取得します。core関連情報とは,障害の調査に必要なcoreファイル,OSライブラリなどの情報のことです。
形式
rdscltslget -o
〔-t 作業ディレクトリパス〕
〔-c coreファイルパス〕
オプション
- -o
- 配布先システムの基本機能および組み込み支援機能のcore関連情報をcpio形式で標準出力へ出力します。
- -t 作業ディレクトリパス
- core関連情報を出力する際,作業領域に使用するディレクトリを指定します。このオプションを省略した場合,次の作業領域を使用します。
- JP1/NETM/DM Client 09-50-02以前の場合,/tmpを使用します。
- JP1/NETM/DM Client 09-50-03以降の場合,動作環境設定用ファイルの「DMTMPDIR」の設定に従います。
- -c coreファイルパス
- JP1/NETM/DMが出力するcoreファイルを絶対パスで指定します。このオプションを省略した場合,次のディレクトリ下からcoreファイルを自動的に検索します。
- HP-UX以外の場合
- /NETMRDS/
- /NETMDMGF/
- /usr/bin/NETMDMGF/
- HP-UXの場合
- /var/opt/NETMDMW/
- /etc/opt/NETMDMW/
- /opt/NETMDMW/
- /NETMDMGF/
- なお,このオプションを省略してコマンドを実行した場合,次のときはエラーとなります。
- coreファイルが存在しないとき
- 複数のcoreファイルが存在するとき
複数のcoreファイルが存在するときは,各coreファイルのパスが標準エラー出力に出力されます。
指定例
core関連情報を媒体に格納する場合,次の形式で,媒体に合わせたスペシャルファイル名を/devから絶対パス名で指定します。
rdscltslget -o > スペシャルファイル名
core関連情報をハードディスクに出力する場合,次の形式で,出力先のファイル名を絶対パス,または相対パスで指定します。
rdscltslget -o > 任意のファイル名
終了コード
終了コード | 意味 |
---|
0 | コマンドの処理が正常終了した。 |
1 | コマンドの引数に誤りがある。 |
255 | コマンドの処理が異常終了した。 |