rdsafrscコマンド(パッケージの表示,削除)
機能
- 資源格納庫(保管庫)内のパッケージの属性を表示します。表示の方法には次に示す3種類があります。
- 特定のパッケージを表示する(-sオプションに完全資源名を指定)
- 特定のグループ内の全パッケージを表示する(-sオプションに完全資源グループ名を指定)
- 資源格納庫内の全パッケージを表示する(-sオプションを省略)
- 資源格納庫(保管庫)内のパッケージを個別に削除します。
形式
- 資源格納庫内の資源属性の表示
rdsafrsc -c〔I〕〔R〕
〔-s{完全資源名 〔完全資源名…〕|
完全資源グループ名 〔完全資源グループ名…〕}〕
- 資源格納庫内のパッケージの削除
rdsafrsc -r
-s 完全資源名 〔完全資源名…〕
オプション
- -c〔I〕〔R〕
- 資源属性の表示を指示します。
- I:前提バージョン/リビジョンを表示します。同時に-sオプションも指定する必要があります。
- R:配布先システムがWindowsの場合に,組み込み後のコンピュータ再起動の要否を表示します。再起動する場合は「REBOOT」,再起動しない場合は「*」と表示されます。
- -r
- パッケージの削除を指示します。
- -s 完全資源名
- パッケージを削除する場合に,削除するパッケージを完全資源名で指定します。
- -s {完全資源名|完全資源グループ名}
- 特定のパッケージを表示する場合は完全資源名を,また,特定のグループ内の全パッケージを表示する場合は完全資源グループ名を指定します。省略すると,資源格納庫内のすべてのパッケージが表示されます。
- このオプションの指定内容によって,表示される項目は次のように異なります。
表示項目 | -sオプションの指定 |
---|
完全資源名指定 | 完全資源グループ名指定 | 省略 |
---|
DM種別内グループ数 | - | - | ○ |
グループ内資源数 | - | ○ | ○ |
完全資源名 | ○ | ○ | ○ |
資源サイズ | ○ | ○ | - |
登録日 | ○ | ○ | - |
プログラム識別子 | ○ | ○ | - |
満了日付 | ○ | ○ | - |
資源登録フラグ | ○ | ○ | ○ |
パッケージの形式 | ○ | ○ | - |
インストールスクリプトファイルの有無 | ○ | ○ | - |
組み込み日時 | ○ | ○ | - |
前提バージョン/リビジョン※1 | ○ | ○ | - |
コンピュータ再起動の要否※2 | ○ | ○ | - |
- (凡例)
- ○:表示される。
- -:表示されない。
- 注※1
- -cオプションにIを指定した場合だけ表示されます。
- 注※2
- -cオプションにRを指定した場合だけ表示されます。
表示形式
- (例1)
- 特定のパッケージの属性を表示する例を次に示します。
![[図データ]](figure/zu090040.gif)
- (例2)
- 特定のグループ内の全パッケージの属性を表示する例を次に示します。
![[図データ]](figure/zu090050.gif)
- (例3)
- 資源格納庫内のすべてのパッケージを表示する例を次に示します。
![[図データ]](figure/zu090060.gif)
終了コード
終了コード | 意味 |
---|
0 | コマンドの処理が正常に終了しました。 |
1 | (一部または全部の)パッケージの削除に失敗しました。 |
98 | コマンドの受け付けが拒否されました。 |
99 | JP1/NETM/DM Clientが未起動です。 |
249 | 資源属性ファイルアクセスエラー。 |
252 | ファイルアクセスエラー。 |
253 | システムエラー。 |
254 | コマンドを入力したユーザがシステム管理者ではありません。 |
255 | オプションが不正です。 |