JP1/NETM/DM Clientはシステム起動時に自動的に起動するファイル転送サーバを使って,次に示すファイル転送を制御しています。
ファイル転送サーバはエンドWSおよび中継システムで動作し,システム起動時に自動的に起動します。
ファイル転送サーバを動作させるためには,JP1/NETM/DM Clientを使うすべてのUNIXマシンでポート番号の設定が必要です。JP1/NETM/DM ManagerまたはJP1/NETM/DM Clientを配布管理システムとする場合は,各配布管理システムのファイル転送サーバにポート番号を割り当てる必要があります。ここでは,JP1/NETM/DM Clientの各UNIXマシンで必要な,次に示す動作環境の設定方法について説明します。
UNIXマシンの動作環境の設定例については,「6.3.7 ネットワーク環境の設定例」を参照してください。
また,ネットワークビジーによるネットワーク切断の危険を避けるため,ファイル転送中に転送休止期間を入れることができます。休止期間は,設定ファイルのFileTransferSleepTimeで休止時間を設定し,FileTransferSleepIntervalで休止間隔を設定します。設定方法については,「6.4.2 中継システムの設定ファイルの文法」または「6.4.5 配布管理機能の設定ファイルの文法」を参照してください。