配布先システムでは,自マシンに組み込まれているユーザ資源の状態をユーザ資源状態ファイルに作成し,基本機能のrdsusndコマンドを実行して配布管理システムに送付できます。ユーザ資源の状態は,配布管理システムの資源状態ファイルに反映されます。
これによって次のように,JP1/NETM/DMで管理していないユーザ固有の情報を配布管理システムに報告できます。
資源状態ファイルに報告した情報は,配布先システム側でも記録されます。そのため,配布先システム側で組み込んだパッケージと同一名称のパッケージが配布管理システムから配布指示された場合に,パッケージの二重配布を防止できます。
なお,この方法では,日立プログラムプロダクト,他社ソフトウェア,およびOSパッチの組み込み状態は配布管理システムに報告できません。
ユーザ資源状態の報告を図4-8に示します。
図4-8 ユーザ資源状態の報告
ユーザ資源状態ファイルは次の行形式で,フルスクリーンエディタなどで作成します。
属性名[Tab]設定値[Enter] |
ユーザ資源状態ファイルは,次の規則に従って作成してください。
ResourceName 資源名
ResultInformation {NORMAL|ERROR}
Status ユーザステータス
〔WorkstationAddress 配布先名〕
〔Version バージョン/リビジョン〕
〔Generation 世代番号〕
〔Comments ユーザコメント〕