rdsusrinvコマンド(ユーザ資産情報の入力)
機能
- [JP1/NETM/DMユーザ情報設定]ダイアログボックスを表示します。
- ユーザ資産情報の入力項目が更新されているか確認します。
- ユーザインベントリ項目リストを表示します。
- ユーザ資産情報を更新します。
- ユーザ資産情報をサーバへ通知します。
形式
- [JP1/NETM/DMユーザ情報設定]ダイアログボックスの表示
rdsusrinv
- ユーザ資産情報が更新されているかの確認
rdsusrinv -c
- ユーザインベントリ項目リストの表示
rdsusrinv -v
- ユーザ資産情報の更新
rdsusrinv -s
{〔-lラベル¥;設定値〕…〔-n行番号¥;設定値〕…}
〔-u〕
- ユーザ資産情報のサーバへの通知
rdsusrinv -u
オプション
- -c
- ユーザ資産情報の入力項目が,更新されているかどうか確認します。ユーザ資産情報の入力項目が更新されているかどうかは,終了コードで判断できます。
- -cオプションを指定した場合,[JP1/NETM/DMユーザ情報設定]ダイアログボックスは表示されません。ユーザ資産情報の項目が更新されていた場合は,再度オプション無しでrdsusrinvコマンドを実行して[JP1/NETM/DMユーザ情報設定]ダイアログボックスを表示し,ユーザ資産情報を入力してください。
- -lラベル¥;設定値
- ラベル名とユーザ資産情報を「¥;」で区切って入力します。ユーザインベントリ項目のラベル名は,rdsusrinv -vで表示して確認できます。
- -nオプションと同時に指定できます。
- -n行番号¥;設定値
- ユーザインベントリ項目に対応する行番号とユーザ資産情報を「¥;」で区切って入力します。ユーザインベントリ項目に対応する行番号は,rdsusrinv -vで表示して確認できます。
- -lオプションと同時に指定できます。
- -s
- ユーザ資産情報を更新するときに指定します。
- -u
- ユーザ資産情報をサーバへ通知するときに指定します。
- -v
- ユーザインベントリ項目リストを表示するときに指定します。
終了コード
終了コード | 意味 |
---|
0 | コマンドが正常終了しました。 ユーザ資産情報の入力項目が更新されています(-cオプションを指定した場合)。 |
1 | ユーザ資産情報の入力項目が配布されていません。 |
2 | ユーザ資産情報の入力項目が更新されていません。 |
3 | コマンドをスーパユーザで実行していません。 |
254 | システムエラーが起こりました。 |
255 | 上記以外のエラーが起こりました。 |
注意事項
- -cオプションを指定しないでrdsusrinvコマンドを実行した場合,コマンドのプロンプトは,[JP1/NETM/DMユーザ情報設定]ダイアログボックスを終了したときに返されます。
- -cオプションを指定したコマンドを,スーパユーザのログインシェル初期設定ファイル(Bシェルの場合「.profile」)に定義することで,ユーザ資産情報の入力項目が更新されたかどうかをスーパユーザのログイン時に検知できます。入力項目が更新されていた場合は,[JP1/NETM/DMユーザ情報設定]ダイアログボックスを起動して,ユーザ資産情報を設定してください。
- LinuxのJP1/NETM/DM Clientは,[JP1/NETM/DMユーザ情報設定]ダイアログボックスを表示できません。
- -sオプションを指定したときの設定値の上限は半角200文字です。また,次の記号は入力できません。
「¥」,「*」,「/」,「;」,「:」,「"」,「,」,「&」
次の記号を入力する場合は,その記号の前にエスケープ文字'¥'を付けてください。
「>」,「<」,「|」,「'」
設定値を入力しなかった場合,すでに登録された値は削除されます。
- Windows版JP1/NETM/DM Managerで作成できる階層化したユーザインベントリ項目はサポートしていません。階層化したユーザインベントリ項目が転送された場合,階層化されていない「選択入力」の項目として扱われます。その際,選択項目は昇順にソートされ,重複した選択項目があった場合は,一つの選択項目にまとめられます。
表示形式
- (例1)
- UNIX版JP1/NETM/DM Managerから転送されたユーザインベントリ項目リストの表示例を次に示します。
![[図データ]](figure/zu080130.gif)
- (例2)
- Windows版JP1/NETM/DM Managerから転送されたユーザインベントリ項目リストの表示例を次に示します。
![[図データ]](figure/zu080140.gif)
- (例3)
- ユーザ資産情報の更新とユーザインベントリ項目リストの表示例を次に示します。
![[図データ]](figure/zu080150.gif)