3.3.7 インストール時に同時に展開するファイルの設定

JP1/NETM/DM Administrator Kitでは,クライアントツール実行時にJP1/NETM/DM Clientのインストールと同時にクライアントマシンに展開するファイルを設定できます。この設定は,[コピーファイル]パネルを使用します。独自に作成したプログラムやファイルなどを,JP1/NETM/DM Clientのインストールと同時に,クライアントマシンに展開したい場合に利用してください。

<この項の構成>
(1) [コピーファイル]パネル
(2) [コピーファイル]パネルの構成要素

(1) [コピーファイル]パネル

[コピーファイル]パネルを図3-12に示します。

図3-12 [コピーファイル]パネル

[図データ]

(2) [コピーファイル]パネルの構成要素

[コピーファイル]パネルの構成要素を次に示します。

(a) 「コピー元ファイル」テキストボックス

コピー元のファイルを指定します。[参照]ボタンを利用して指定してください。

注意事項
[実行ファイル]パネルには,このパネルで指定したファイル名を複数指定できません。
(b) 「コピー先ディレクトリ」コンボボックス

JP1/NETM/DM Clientのインストールと同時に「コピー元ファイル」テキストボックスで指定したファイルの展開先ディレクトリを指定します。指定できるディレクトリのパスの文字は,半角で255文字(全角で127文字)以内です。なお,コンボボックスを利用すれば,次に示すディレクトリを選択できます。

%NETMDMP%
JP1/NETM/DM Clientのインストール先ディレクトリです。
%WINDOWS%
Windowsのインストール先ディレクトリです。
%SYSTEM%
Windowsのインストール先ディレクトリのsystemまたはsystem32ディレクトリです。

上記三つのディレクトリ下のディレクトリを指定する場合,¥で区切ってください。例えば,JP1/NETM/DM Clientのインストール先ディレクトリ下のREGディレクトリを指定する場合,%NETMDMP%¥REGとなります。

(c) [追加]ボタン

「コピー元ファイル」テキストボックスで指定したファイルおよび「コピー先ディレクトリ」テキストボックスで指定したディレクトリを「コピーファイル一覧」リストに追加します。

(d) [変更]ボタン

「コピーファイル一覧」リストに追加したコピーファイルを変更する場合に使用します。「コピーファイル一覧」リストのコピー元ファイルを選択してください。「コピー元ファイル」テキストボックスおよび「コピー先ディレクトリ」テキストボックスにその設定情報が表示されます。表示された設定情報を変更して[変更]ボタンをクリックすると,選択したコピー元ファイルの設定情報が「コピー元ファイル」テキストボックスおよび「コピー先ディレクトリ」コンボボックスで設定した情報に変更されます。

(e) [削除]ボタン

「コピーファイル一覧」リストに追加したコピーファイルを削除する場合に使用します。「コピーファイル一覧」リストのコピー元ファイルを選択して[削除]ボタンをクリックしてください。[削除]ボタンをクリックすると,選択したコピー元ファイルが削除されます。

(f) 「コピーファイル一覧」リスト

JP1/NETM/DM Clientのインストールと同時に展開するファイルがコピー先ディレクトリとともに表示されます。このリストからコピー元ファイルを選択すると,その情報は「コピー元ファイル」テキストボックスおよび「コピー先ディレクトリ」コンボボックスに表示されます。