管理者ツールを使うと,次に示す3種類のインストールセットを作成できます。
- CD-ROM用インストールセット
- ファイルサーバ用インストールセット
- FTPサーバ用インストールセット
各インストールセットの特徴を次に示します。システム管理者の方は,作成するインストールセットの種類をクライアントマシンの環境に応じて決定してください。
- CD-ROM用インストールセット
- CD-ROMからJP1/NETM/DM Clientをインストールする場合に作成します。このインストールセットを利用する場合,ネットワーク環境が整っていない状態でもJP1/NETM/DM Clientをインストールできます。
- CD-ROM用インストールセットの作成を選択した場合,インストールセットはローカルディレクトリ内に作成されます。
- クライアントマシンにJP1/NETM/DM Clientをインストールする際は,作成されたインストールセットをCD-ROM媒体にコピーし,各クライアントマシンにCD-ROMをセットしてください。
- ファイルサーバ用インストールセット
- ファイルサーバからJP1/NETM/DM Clientをインストールする場合に作成します。各クライアントマシンでクライアントツールを実行すれば,ファイルサーバ上のインストールセットの設定情報を基にJP1/NETM/DM Clientをインストールできます。
- ファイルサーバ用インストールセットは,ネットワークが共用できる環境でないと利用できません。各クライアントマシンで割り当て済みのネットワークドライブが使えない場合は,新たにネットワークドライブの割り当てができる環境でないと利用できません。
- FTPサーバ用インストールセット
- FTPサーバからJP1/NETM/DM Clientをインストールする場合に作成します。各クライアントマシンでクライアントツールを実行すれば,FTPサーバ上のインストールセットの設定情報を基にJP1/NETM/DM Clientをインストールできます。ネットワーク環境が整っていれば,どのような環境でも対応できます。
- FTPサーバ用インストールセットのクライアントツールは,実行時にインストールセットをFTPサーバからクライアントマシンにダウンロードするため,使用ディスク容量が一時的に増加します。
インストールセットを作成する際の検討の流れを図3-1に示します。
図3-1 作成するインストールセットの検討
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