[インストール・セットアップの設定]パネルの[セットアップ]ボタンをクリックすると,[スタートアップキット インストール・セットアップ情報の設定]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで,JP1/NETM/DM Clientのインストールコンポーネントやセットアップ情報を設定します。
この項では,セットアップ情報を設定する方法を説明します。
セットアップ情報を設定する手順を次に示します。
図3-17 [スタートアップキット インストール・セットアップ情報の設定]ダイアログボックス
共通のセットアップ情報は,次に示す順序で設定します。
各設定について説明します。
[スタートアップキット インストール・セットアップ情報の設定]ダイアログボックスで[共通項目]を選択すると,[インストールディレクトリの設定]ダイアログボックスが表示されます。ここでは,クライアントをインストールするディレクトリとオンラインヘルプのインストールの有無を設定します。
図3-18 [インストールディレクトリの設定]ダイアログボックス
[次へ]ボタンをクリックすると,[プログラムフォルダの設定]ダイアログボックスが表示されます。
JP1/NETM/DM Clientのアイコンを追加するプログラムフォルダについて設定します。
図3-19 [プログラムフォルダの設定]ダイアログボックス
[完了]ボタンをクリックすると,共通のセットアップ情報の設定を完了し,[スタートアップキット インストール・セットアップ情報の設定]ダイアログボックスへ戻ります。
クライアントのセットアップ情報は,[スタートアップキット インストール・セットアップ情報の設定]ダイアログボックスで,[クライアント]を選択して設定します。設定できる項目には,基本項目と詳細情報項目の2種類があります。基本項目は必ず設定してください。詳細情報項目はデフォルト値を変更する必要がなければ設定する必要はありません。基本項目の設定が終わった時点で,クライアントのセットアップ情報の設定を終了するか,続けて詳細情報項目を設定するかを選択します。
クライアントのセットアップ情報設定の流れを図3-20に示します。
図3-20 クライアントのセットアップ情報の設定
詳細情報項目は,JP1/NETM/DM Clientのセットアップ項目の詳細情報項目とほぼ同じ内容です。詳細情報項目の設定内容については,使用するJP1/NETM/DM Clientのバージョンに対応したマニュアル「JP1/NETM/DM 構築ガイド(Windows(R)用)」または「JP1/NETM/DM システム構築」の,JP1/NETM/DM Clientのセットアップに関する記述を参照してください。
次に,基本項目の設定について説明します。
[サブコンポーネントの選択]ダイアログボックスで,インストールするサブコンポーネントを選択します。JP1/NETM/DM Client - Baseのインストールセットを作成する場合,JP1/NETM/DM Client - Delivery Featureを追加したときだけ,「Visual Test 6.0による配布機能」を選択できます。また,Windows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008およびWidows Vistaの場合は,「Visual Test 6.0による配布機能」を選択してもインストールされません。なお,08-00以前のバージョンでは,「AMT連携機能」を選択できません。
図3-21 [サブコンポーネントの選択]ダイアログボックス
[AMT連携機能の設定]ダイアログボックスで,「AMT連携機能」を使用するための情報を設定します。
図3-22 [AMT連携機能の設定]ダイアログボックス
[ワークディレクトリの設定]ダイアログボックスで,クライアントの処理で使用するディレクトリを指定します。半角英数字,半角かたかな,半角スペース,および次に示す半角記号で指定してください。
「_」「¥」「.」「:」「(」「)」
なお,ドライブに「デフォルト:」を選択した場合は,システムドライブが設定されます。
図3-23 [ワークディレクトリの設定]ダイアログボックス
図3-24 [オプションの変更]ダイアログボックス
[複数の上位システムの設定]ダイアログボックスで,複数の上位システムへのポーリングや実行要求送信による接続先の自動設定についての設定をします。
図3-25 [複数の上位システムの設定]ダイアログボックス
複数の上位システムへポーリングする場合,[上位システムの設定]ダイアログボックスで上位システムの製品種別,ホスト名(またはIPアドレス),ポーリングの優先順位を設定します。
図3-26 [上位システムの設定]ダイアログボックス
なお,設定できるのは,優先順位が2位以降の上位システムだけです。優先順位が1位の上位システムは,[インストールセットの作成・編集]ダイアログボックスの[接続先]パネルでの設定によって決定されます。優先順位が1位の欄には,常に「-」(ハイフン)が表示されます。
[ネットワーク環境の設定]ダイアログボックスで,クライアントが動作するネットワーク環境が,LAN,WAN,またはダイヤルアップ接続のどれであるかを選択します。デフォルトは「LAN」です。このダイアログボックスの設定内容は,JP1/NETM/DM Clientのインストールの[ネットワーク環境の設定]ダイアログボックスと同じです。
図3-27 [ネットワーク環境の設定]ダイアログボックス
クライアントが動作するネットワーク環境を選択してください。選択したネットワーク環境に応じて,詳細情報項目の設定時に表示される[詳細情報の設定]ダイアログボックスで,ポーリング関連のデフォルト値が最適化されます。
「LAN」を選択すると,定期的にポーリングを実行します。デフォルト値は,「30分ごと」です。「WAN」を選択すると,システム起動時だけポーリングを実行します。「ダイヤルアップ接続」を選択すると,ポーリングはしません。
デフォルト値は,[詳細情報の設定]ダイアログボックスで変更できます。
ネットワーク環境に「ダイヤルアップ接続」を選択しなかった場合は,[次へ]ボタンをクリックすると[基本項目の設定完了]ダイアログボックスが表示されます。
ネットワーク環境に「ダイヤルアップ接続」を選択した場合,[次へ]ボタンをクリックすると,[ダイヤルアップ接続の設定]ダイアログボックスに進みます。
[ダイヤルアップの設定]ダイアログボックスで,ダイヤルアップ接続を使用する場合に必要なユーザ名,パスワード,およびドメインを設定します。設定内容は,JP1/NETM/DM Clientのインストールの[ダイヤルアップ接続の設定]ダイアログボックスと同じです。
図3-28 [ダイヤルアップの設定]ダイアログボックス
[次へ]ボタンをクリックすると,[基本項目の設定完了]ダイアログボックスが表示されます。
基本項目の設定が完了すると,[基本項目の設定完了]ダイアログボックスが表示されます。続けて詳細情報項目を設定するか,クライアントのセットアップ情報の設定を完了するかを選択してください。
図3-29 [基本項目の設定完了]ダイアログボックス
[詳細情報の設定]ボタンをクリックすると,詳細情報項目を設定するための[詳細情報の設定]ダイアログボックスが表示されます。詳細情報項目は,JP1/NETM/DM Clientのセットアップ項目とほぼ同じです。ただし,[接続先]パネルと[ダイヤルアップ]パネルは表示されません。
また,Windows 8,Windows Server 2012,Windows 7,Windows Server 2008およびWindows Vistaの場合,次の詳細情報項目は設定しても無視されます。
詳細情報項目の設定内容については,使用するJP1/NETM/DM Clientのバージョンに対応したマニュアル「JP1/NETM/DM 構築ガイド(Windows(R)用)」または「JP1/NETM/DM システム構築」の,JP1/NETM/DM Clientのセットアップに関する記述を参照してください。
リモートコントロールエージェントのセットアップ情報は,[スタートアップキット インストール・セットアップ情報の設定]ダイアログボックスで,[リモートコントロールエージェント]を選択して設定します。
[リモートコントロールエージェント]を選択すると,[リモートコントロールエージェント-セットアップ]ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで,[次へ]ボタンをクリックして画面を先に進めながら,次に示す情報を設定します。
認証情報の設定で,許可ユーザにWindowsの認証機能を指定したユーザだけを設定した場合,Windows MeまたはWindows 98のOSに適用しないでください。適用した場合,すべてのユーザからの接続を拒否します。リモートコントロールエージェントの認証情報の設定方法については,マニュアル「JP1/NETM/Remote Control」を参照してください。
設定が終わったら,[完了]ボタンをクリックしてセットアップ情報の設定を終了してください。
サブコンポーネントの選択以外は,リモートコントロールエージェントの動作環境の設定内容と同じです。詳細については,マニュアル「JP1/NETM/Remote Control」を参照してください。
次に,サブコンポーネントの選択について説明します。
次に示すダイアログボックスで,インストールするサブコンポーネントを選択します。[スタートアップキット インストール・セットアップ情報の設定]ダイアログボックスで[リモートコントロールエージェント]を選択すると,このダイアログボックスから表示されます。
図3-30 [リモートコントロールエージェント-セットアップ]ダイアログボックス
「チャット」が選択できます。デフォルトでは選択された状態です。
以降,[次へ]ボタンをクリックして,リモートコントロールエージェントのセットアップ情報の設定を進めてください。