4.3 運用に応じたクライアントツールの実行

クライアントツールは,実行ファイルとインストールスクリプトファイルの二つのファイルで構成されています。システム管理者は,この二つのファイルをWebサーバやメールを利用してエンドユーザに配布することで,エンドユーザにファイルサーバやFTPサーバ上のインストールセットを意識させることなく,JP1/NETM/DM Clientをインストールできます。しかし,実行に必要なファイルが二つあるため,メールでの配信,Webサーバからのダウンロードなどで,システム管理者,エンドユーザそれぞれに負担が掛かると考えられます。

この節では,エンドユーザがクライアントツールを効率良く実行する方法として,クライアントツールの圧縮配布,およびログオンスクリプト用バッチファイルの利用について説明します。

また,OSがWindows 95のクライアントマシンが存在する環境に,JP1/NETM/DM Clientを簡単にインストールする方法についても説明します。

<この節の構成>
4.3.1 クライアントツールの圧縮配布
4.3.2 ログオンスクリプト用バッチファイルの利用
4.3.3 インストール先のクライアントマシンのOSにWindows 95が存在する場合