3.5 変数定数

変数と定数は,どちらもデータを象徴するものです。変数は値が変化するのに対し,定数は値を変更できません。

変数および定数は,宣言することで実体を持ち,使用できるようになります。これらの宣言は必ずAITファイルのDEFINEセクションでします。宣言は一度しかできません。変数名および定数名は,64文字以内で,必ず英字(A~Z)から始まるようにします。「_」(アンダーバー)以外の記号は使えません。また,英字の大文字と小文字は区別されません。

変数名および定数名は,目的や用途を示す,わかりやすいものにすることをお勧めします。キーワード,ラベル名,およびマクロ名は,変数名にしないでください。

<この節の構成>
(1) 変数の例
(2) 定数の例

(1) 変数の例

integer LoopCount;
string CountryName;
bool answer;
float r_nTimeOut;
integer ABC;
integer abc;     //変数を再び定義しているため無効

上記の例の「integer」という記述は,リストされている変数がinteger型であることを意味します。つまり,「LoopCount」は整数です。同様に,「CountryName」は文字列です。

(2) 定数の例

const integer OK_END = 0;       //DM_RTN:OK_END
const integer NG_END = -1;      //DM_RTN:NG_END
const integer SET_SLEEP_TIME = 2;