付録E.1 MSIEXECコマンドのコマンドラインの調査

Windows Installer対応のソフトウェアをサイレントインストールする場合は,インストール方法や,ユーザ名,インストール先ディレクトリなどの情報をWindows InstallerのMSIEXECコマンドのオプションに指定します。

JP1/NETM/DMを使ってインストールする場合は,MSIEXECコマンドを呼び出す処理をAITファイルの中に定義します。

そのため,MSIEXECコマンドにどのようなオプションを指定するかを決めておく必要があります。MSIEXECコマンドにどのようなオプションが指定できるかについては,Windowsのオンラインヘルプを参照してください。

指定できる主なオプションの例を次に示します。なお,AITファイルを作成するときは,使用するオプションをWindowsのオンラインヘルプで必ず確認してください。

(例1)ユーザーインターフェースを一切表示しない

MSIEXEC.EXE /qn /I Example.msi

(例2)ステータスメッセージ,メモリ不足メッセージ,およびエラーメッセージをログファイル(MSIEXEC.LOG)に出力する

MSIEXEC.EXE /I Example.msi /Lime MSIEXEC.LOG

(例3)トランスフォーム(TransformList.mst)を利用する

MSIEXEC.EXE /I Example.msi TRANSFORMS=TransformList.mst