4.26.21 USER_PROGRAM_INSTALLATION_CONDITIONS(外部プログラムの指定)

USER_PROGRAM_INSTALLATION_CONDITIONSタグでは,インストール前後およびインストールエラー時にクライアントで起動させる外部プログラムを指定します。このタグは,dcmcollコマンド,dcmpackコマンド,およびdcmstswコマンドで使用します。

指定できるパラメタ,およびコマンドの引数との対応を次の表に示します。

パラメタ内容コマンドの引数
external_program_executed_before_installation※1インストール前起動外部プログラム/b インストール前起動外部プログラム
external_program_executed_after_installationインストール後起動外部プログラム/a インストール後起動外部プログラム
external_program_error_handler2インストールエラー時起動外部プログラム/e インストールエラー時起動外部プログラム
external_program_handler起動外部プログラム/ep 起動外部プログラム
exit2外部プログラム処理結果の通知方式/rbR,/rbM,/raR,/raM,/reR,/reM
action2処理結果エラー時の取り扱い/ybC,/ybS,/yaC,/yaS
wait2監視方式/wbU,/wbT,/wbG,/waU,/waT,/waG,/weU,/weY
timeout
  • 監視時間
  • 最大実行期間(dcmstswコマンドの場合)
  • /n 監視時間
  • /wt 最大実行期間(dcmstswコマンドの場合)
wait_code監視コード/wc 監視コード
注※1
UNIXのクライアントへ配布するパッケージの場合,SCHEDULEタグのinstallation_date_and_timeパラメタと同時に指定すると,このパラメタは無視されます。
注※2
UNIXのクライアントへ配布するパッケージの場合,パラメタを指定しても無視されます。

起動する外部プログラムには,GUIを持たないプログラムを指定してください。GUIを持つプログラムを起動しても,GUIは表示されません。

また,外部プログラムには16bitのアプリケーションを指定しないでください。Windows NTのクライアントに対して,外部プログラムに16bitアプリケーションを指定したバックグラウンドインストールモードのパッケージをリモートインストールすると,クライアントがハングアップします。

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 説明
(3) 注意事項

(1) 形式

USER_PROGRAM_INSTALLATION_CONDITIONS{
{
external_program_executed_before_installation=
インストール前起動外部プログラム
exit=外部プログラム処理結果の通知方式
action=処理結果エラー時の取り扱い
wait=監視方式(U,T,またはG)
}
{
external_program_executed_after_installation=
インストール後起動外部プログラム
exit=外部プログラム処理結果の通知方式
action=処理結果エラー時の取り扱い
wait=監視方式(U,T,またはG)
}
{
external_program_error_handler=
インストールエラー時起動外部プログラム
exit=外部プログラム処理結果の通知方式
wait=監視方式(UまたはY)
timeout=監視時間
}
{
external_program_handler=
起動外部プログラム
timeout=最大実行期間
wait_code=監視コード
}
}

(2) 説明

(3) 注意事項

(a) UNIXクライアントで外部プログラムを起動する場合の注意事項

dcmpackコマンドで,UNIXクライアントへ配布するパッケージに外部プログラムの起動を設定する場合,次のことに注意してください。

また,dcmcollコマンドでUNIXクライアントに対して外部プログラムの起動を設定する場合,次のことに注意してください。

なお,パスの指定方法が間違っていた場合,パッケージングとジョブの実行はできますが,配布先のUNIXクライアントで外部プログラムは起動しません。このとき,ジョブはエラーにならず,正常終了しますのでご注意ください。