4.26.12 JOB_SPLIT_DELIVERY(パッケージの分割配布の指定)
JOB_SPLIT_DELIVERYタグでは,パッケージの分割配布を指定します。このタグは,dcminstコマンドだけで使用します。ほかのコマンドでは,指定しても無視されます。
指定できるパラメタの内容,およびコマンドの引数との対応を次の表に示します。
パラメタ | 内容 | コマンドの引数 |
---|
split_size | 分割サイズ | /sds 値 |
wait_time | 転送休止時間 | /sdt 値 |
- <この項の構成>
- (1) 形式
- (2) 説明
(1) 形式
JOB_SPLIT_DELIVERY {
split_size=分割サイズ
wait_time=転送休止時間
}
(2) 説明
- split_size=分割サイズ
パッケージの分割サイズを1~2,097,151の範囲で指定します。単位はキロバイトです。このパラメタを省略した場合は,1,024キロバイトが設定されます。
- wait_time=転送休止時間
分割配布の転送休止時間を1~1,440の範囲で指定します。単位は分です。このパラメタを省略した場合は,60分が設定されます。
split_sizeまたはwait_timeのどちらかを指定した場合,分割配布が行われます。
分割サイズ,転送休止時間は転送先のセットアップで設定されている値と比較して決定されます。
- 分割サイズは転送先のセットアップで設定されている値とsplit_sizeで設定した値とを比較して,小さい方のサイズで分割されます。
- 転送休止時間は,小さい値の分割サイズが指定された側の転送休止時間が有効になります。
分割サイズが同じ場合は,転送先の転送休止時間が有効になります。