JP1/NETM/DM 運用ガイド1 (Windows(R)用)
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オフラインマシン情報を取得する手順を,次の図に示します。
図7-20 オフラインマシン情報を取得する手順
![[図データ]](FIGURE/INV0620.GIF)
- オフラインマシン情報取得媒体を準備する。
マネージャで,オフラインマシンからオフラインマシン情報を取得するためのオフラインマシン情報取得ファイルを作成します。オフラインマシン情報取得ファイルを作成すると,同時にオフラインマシン情報取得プログラムが出力されます。
オフラインマシン情報取得媒体の準備方法については,「(2) オフラインマシン情報取得媒体の準備」を参照してください。
- オフラインマシン情報取得媒体をオフラインマシンへ搬送する。
オフラインマシン情報取得ファイルとオフラインマシン情報取得プログラムを,FD,CD-R,MOなどの媒体に格納してオフラインマシンへ搬送します。マネージャとオフラインマシンがネットワークで接続されている場合は,このファイルとプログラムをメールに添付して搬送することもできます。
- オフラインマシン情報を取得する。
オフラインマシンでオフラインマシン情報取得プログラムを実行すると,オフラインマシンのインベントリ情報と稼働情報がオフラインマシン情報ファイルに出力されます。
オフラインマシンでのオフラインマシン情報の取得方法については,「(3) オフラインマシンでの情報の取得」を参照してください。
- オフラインマシン情報ファイルをマネージャに搬送する。
オフラインマシン情報ファイルをFD,CD-R,MOなどの媒体に格納して,インベントリ情報と稼働情報を管理するマネージャに搬送します。オフラインマシンとマネージャがネットワークで接続されている場合は,このファイルをメールに添付して搬送することもできます。
- オフラインマシン情報を入力する。
インベントリ情報と稼働情報を管理するマネージャで,オフラインマシンで取得したオフラインマシン情報ファイルを入力します。オフラインマシンのインベントリ情報は,すべてオフラインフォルダで管理します。
オフラインマシン情報の入力方法については,「(4) オフラインマシン情報の入力」を参照してください。
オフラインマシン情報取得媒体は,インベントリ情報と稼働情報を管理するマネージャのリモートインストールマネージャで準備します。オフラインマシン情報取得媒体には,次の三つのファイルを格納します。
- オフラインマシン情報取得ファイル(ファイル名:DMINV.BIN)
- オフラインマシン情報取得プログラム(ファイル名:DMINV.EXE)
- オフラインマシン情報取得プログラムのマニフェストファイル(ファイル名:dminv.exe.MANIFEST)
オフラインマシン情報取得ファイルの作成方法を次に示します。なお,オフラインマシン情報取得プログラムは,オフラインマシン情報取得ファイルと同時に作成されます。
- [システム構成],[あて先],[パッケージ],[ジョブ定義],[ジョブ実行状況],[管理情報リスト],または[ディレクトリ情報]ウィンドウで,[ファイル]メニューの[オフラインマシンの管理]から[オフラインマシン情報取得媒体作成]を選択する。
[オフラインマシン情報取得媒体作成]ダイアログボックスが表示されます。
- 「取得するオフラインマシン情報」から取得したいインベントリ情報および稼働情報を選択し,取得内容を設定する。
チェックボックスをオンにした種類のインベントリ情報および稼働情報を取得します。必ず一つ以上のチェックボックスをオンにしてください。また,「取得するオフラインマシン情報」で選択した項目ごとに,取得内容を設定してください。
- システム情報
- オフラインマシンのシステム情報を取得します。
図7-21 [オフラインマシン情報取得媒体作成]ダイアログボックス(システム情報)
![[図データ]](FIGURE/INV0630.GIF)
- 「レジストリ取得項目を展開する」チェックボックスをオンにすると,あらかじめ作成しておいたレジストリ取得項目をクライアントに転送し,その項目を取得します。レジストリ取得項目の作成方法については,「3.1.2(1) レジストリ取得項目の作成方法」を参照してください。
- インストールパッケージ情報
- オフラインマシンにインストールされているソフトウェアの情報を取得します。
- ソフトウェアをファイル名で検索したい場合,およびMicrosoft Office製品,ウィルス対策製品の情報を取得したい場合は,「ソフトウェアインベントリ情報」チェックボックスをオンにしてください。
図7-22 [オフラインマシン情報取得媒体作成]ダイアログボックス(インストールパッケージ情報)
![[図データ]](FIGURE/INV0640.GIF)
- 「検索対象ソフトウェア」で選択できる検索方法の詳細については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「2.2.2(1) 取得できるソフトウェア情報」を参照してください。
- ソフトウェアインベントリ情報
- オフラインマシンにインストールされているソフトウェアをファイル名で検索します。また,Microsoft Office製品,ウィルス対策製品の情報を取得します。
図7-23 [オフラインマシン情報取得媒体作成]ダイアログボックス(ソフトウェアインベントリ情報)
![[図データ]](FIGURE/INV0650.GIF)
- 「ファイルを検索」チェックボックスをオンにすると,指定した検索対象ドライブ内のファイルを検索します。ただし,アクセス権のないフォルダ内の情報は取得できません。
- [ファイル検索の詳細]ボタンをクリックすると,[ファイル検索の詳細]ダイアログボックスが表示されます。[ファイル検索の詳細]ダイアログボックスの詳細については,「3.2.2(1) [ファイル検索の詳細]ダイアログボックス」を参照してください。ただし,オフラインマシンからは差分の情報を取得できません。
- 「Microsoft Office製品を検索」チェックボックスをオンにすると,Microsoft Office製品の情報を取得します。
- 「ウィルス対策製品を検索」チェックボックスをオンにすると,ウィルス対策製品の情報を取得します。
- なお,Microsoft Office製品およびウィルス対策製品の情報は,オフラインマシンのクライアントのバージョンが07-52以降の場合に取得できます。情報を取得できるMicrosoft Office製品およびウィルス対策製品については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「2.2.2(1) 取得できるソフトウェア情報」を参照してください。
- ユーザインベントリ情報
- オフラインマシンのユーザインベントリ情報を取得します。あらかじめユーザインベントリ項目を作成しておく必要があります。
図7-24 [オフラインマシン情報取得媒体作成]ダイアログボックス(ユーザインベントリ情報)
![[図データ]](FIGURE/INV0660.GIF)
- ユーザインベントリ情報取得時の各設定内容については,「3.3.3 ユーザインベントリ項目の配布」を参照してください。ただし,ユーザ固有資産情報の転送はできません。
- ソフトウェア稼働情報
- クライアントの稼働情報を取得します。あらかじめクライアントに稼働監視ポリシーを適用して,抑止履歴や操作履歴などを蓄積しておく必要があります。
図7-25 [オフラインマシン情報取得媒体作成]ダイアログボックス(ソフトウェア稼働情報)
![[図データ]](FIGURE/INV0665.GIF)
- オフラインマシンでのソフトウェアの稼働監視を開始または停止する場合は,「ソフトウェア稼働監視の制御」チェックボックスをオンにして,詳細を設定してください。
- オフラインマシンの稼働情報を取得する場合は,「ソフトウェア稼働情報の取得」チェックボックスをオンにしてください。
- インベントリ情報および稼働情報の取得内容を設定後,[OK]ボタンをクリックする。
取得するオフラインマシン情報を確認するダイアログが表示されます。
- 取得するオフラインマシン情報を確認し,[はい]ボタンをクリックする。
取得するオフラインマシン情報を設定し直したい場合は,[いいえ]ボタンをクリックしてください。
[はい]ボタンをクリックすると,[フォルダの参照]ダイアログボックスが表示されます。
- オフラインマシン情報取得ファイルおよびオフラインマシン情報取得プログラムを格納するフォルダを選択し,[OK]ボタンをクリックする。
オフラインマシン情報取得媒体の作成中を示すダイアログボックスが表示され,選択したフォルダにオフラインマシン情報取得ファイルおよびオフラインマシン情報取得プログラムが作成されます。
準備したオフラインマシン情報取得媒体を,オフラインマシン情報を取得したいオフラインマシンへ搬送します。次に,オフラインマシン情報取得プログラムを実行して,オフラインマシン情報を取得します。オフラインマシンでのオフラインマシン情報の取得方法を次に示します。
- オフラインマシンで,オフラインマシン情報取得ファイルがオフラインマシン情報取得プログラムと同じフォルダにあることを確認し,オフラインマシン情報取得プログラムを実行する。
オフラインマシン情報の取得中は,[オフラインマシン情報の取得]ダイアログボックスが表示されます。
図7-26 [オフラインマシン情報の取得]ダイアログボックス
![[図データ]](FIGURE/INV0670.GIF)
オフラインマシン情報取得プログラムは,コマンド形式で実行することもできます。オフラインマシン情報取得コマンドについては,「(5) オフラインマシン情報の取得コマンド(dminvコマンド)」を参照してください。
- ユーザインベントリ情報を取得する場合は,表示される[JP1/NETM/DM ユーザ情報設定]ダイアログボックスにユーザ情報を入力し,[終了]ボタンをクリックする。
[キャンセル]ボタンをクリックすると,ユーザインベントリ情報を取得しません。
インベントリ情報の取得が終わると,オフラインマシン情報取得プログラムと同じフォルダに,オフラインマシン情報ファイル(ファイル名:ホスト識別子.DAT)が出力されます。なお,出力先に同じ名称のファイルがすでにある場合は,ファイルが上書きされます。
図7-27 出力されたオフラインマシン情報ファイル
![[図データ]](FIGURE/INV0680.GIF)
オフラインマシンで取得したオフラインマシン情報ファイルを,インベントリ情報および稼働情報を管理するマネージャに搬送します。次に,オフラインマシン情報をマネージャに入力します。リモートインストールマネージャを使用したオフラインマシン情報の入力方法を次に示します。なお,dcmstdivコマンドを実行したオフラインマシン情報の入力方法の詳細については,マニュアル「運用ガイド2」の「4.21 dcmstdiv.exe(オフラインマシン情報の入力)」を参照してください。
- [システム構成]または[ディレクトリ情報]ウィンドウで,[ファイル]メニューから[オフラインマシンの管理]−[オフラインマシン情報入力]を選択する。
[フォルダの参照]ダイアログボックスが表示されます。
- オフラインマシン情報ファイルが格納されているフォルダを選択し,[OK]ボタンをクリックする。
オフラインマシン情報の入力中を示すダイアログボックスが表示され,選択したフォルダのオフラインマシン情報ファイルがマネージャに入力されます。
オフラインマシンから取得したインベントリ情報は,すべてオフラインフォルダで管理されます。
図7-28 [システム構成]ウィンドウ
![[図データ]](FIGURE/INV0690.GIF)
オフラインマシンで実行する,dminvコマンドについて説明します。
- 機能
- オフラインマシン情報取得ファイル(ファイル名:DMINV.BIN)の内容に従って,オフラインマシンのインベントリ情報と稼働情報を取得します。取得したオフラインマシン情報は,オフラインマシン情報ファイル(ファイル名:ホスト識別子.DAT)に出力されます。
- 形式
dminv.exe [/I オフラインマシン情報取得ファイルのディレクトリ]
[/O オフラインマシン情報ファイルの出力先ディレクトリ]
[/S]
- オプション
- /I
オフラインマシン情報取得ファイル(ファイル名:DMINV.BIN)のディレクトリのフルパスを指定します。
省略した場合は,オフラインマシン情報取得プログラム(ファイル名:DMINV.EXE)と同じディレクトリにあるオフラインマシン情報取得ファイルを読み込みます。
- /O
取得したオフラインマシン情報ファイル(ファイル名:ホスト識別子.DAT)の出力先ディレクトリのフルパスを指定します。
省略した場合は,オフラインマシン情報取得プログラム(ファイル名:DMINV.EXE)と同じディレクトリにオフラインマシン情報ファイルを出力します。
- /S
オフラインマシン情報を取得している間,[JP1/NETM/DM ユーザ情報設定]ダイアログボックス以外のダイアログボックスを表示しません。エラーが発生した場合はログを出力して終了します。
- 実行例
- オフラインマシン情報取得ファイルの格納先が「C:\Program Files\Hitachi\NETMDMP\DMPRM」,オフラインマシン情報ファイルの出力先が「A:\」の場合の例を次に示します。
dminv.exe /I "C:\Program Files\Hitachi\NETMDMP\DMPRM" /O "A:\"
オフラインマシンからオフラインマシン情報を取得するときの注意事項を次に示します。
(a) インベントリ情報を取得するときの注意事項
- オフラインマシンから取得したインベントリ情報を入力したあと,通常のクライアントからシステム情報,レジストリ情報またはソフトウェア情報を取得する場合は,ジョブの作成時に次のように設定してください。
- 「システム情報の取得」ジョブ作成時
[オプション]パネルで,システム情報およびレジストリ情報について「すべての情報を取得する」を選択してください。
- 「ソフトウェア情報の取得」ジョブ作成時
[ファイル検索の詳細]ダイアログボックスで,「ソフトウェアインベントリをリフレッシュする」チェックボックスをオンにしてください。
- オフラインマシンでシステム情報を取得する場合,管理者権限がないと情報を取得できない項目があります。詳細については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「2.2.1(4) 管理者権限がないと取得できないシステム情報」を参照してください。
- オフラインマシンでパッチ情報を検出する場合は,Administrator権限を持つユーザでログオンしてください。
- インベントリ情報を取得したオフラインマシンは,プレインストール機能使用時のコピー元PCにできません。これは,インベントリ情報取得時に,そのクライアント固有の情報が作成されるためです。そのクライアント固有の情報を削除してコピー元PCとして利用するには,クライアントのセットアップで,接続先のホスト名またはIPアドレスに「*」を設定し直してください。
- オフラインマシンのクライアントのバージョンが07-51以前の場合,ソフトウェアインベントリ情報の「Microsoft Office製品を検索」チェックボックスおよび「ウィルス対策製品を検索」チェックボックスだけをオンにしたオフラインマシン情報取得媒体を使用したときは,システム構成情報だけが取得されます。インベントリ情報は取得されません。
- クライアントのセットアップで,更新されたインベントリ情報を自動で配布管理システムへ通知するように設定し,WUAを使用してパッチ情報を検出するクライアントでは,オフラインマシン情報取得プログラムを実行すると,処理が完了するまでに時間が掛かる場合があります。
- オフラインマシンも,システム構成情報の自動メンテナンスの対象になります。オフラインマシンのインベントリ情報は定期的に更新されないため,システム構成情報の自動メンテナンスでシステム構成から削除されてしまうことがあります。このような場合に備えて,オフラインマシンからインベントリ情報を取得してきた媒体を,保管しておくことをお勧めします。または,システム構成情報を手動でメンテナンスして,オフラインマシンが削除されないようにしてください。
- リモートインストールマネージャまたはdcmstdiv.exeコマンドからオフライン情報を入力するときに,インストールパッケージ情報をリフレッシュすることができます。
この機能を使用すると入力対象の情報だけをデータベースに反映します。
この機能を使用するためには,次のレジストリを設定する必要があります。リモートインストールマネージャまたはdcmstdiv.exeコマンドの次回起動時から設定が反映され機能が使用できます。
- レジストリ作成個所
- <32bit版OS>
- キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\NETM/DM
- <64bit版OS>
- キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\HITACHI\NETM/DM
- レジストリ値の設定
- 名前:StdInspackInit
- 種類:REG_SZ
- データ:YES
この機能を使用するにあたり,次の点に注意してください。
- この機能では,インストールパッケージ情報を取得した場合だけ,取り込み済みの情報が削除されます。インストールパッケージ情報の取得をオフにした場合は取り込み済みの情報は変更されません。
- この機能はオフラインマシンに対する入力だけに使用してください。システム構成に登録されているクライアントに対して動作させると,オンラインで通知された情報を削除するおそれがあります。
- この機能を使用している環境でオフラインマシン情報入力による,インストールパッケージ情報の更新に失敗すると,一時的にインストールパッケージ情報が存在しない状態になるおそれがあります。DBアクセスエラーなどの原因による失敗の場合は原因を取り除いたあと,再入力してください。取得した情報が不正な場合は再取得後に再入力してください。取得した情報が不正な場合,次のメッセージがイベントログに出力されます。
種別:エラー
ソース:NETM/DM
イベントID:11024
説明:xxxx※から不正な状態通知ファイルを受信しました。
注※ 入力クライアントのホスト名またはIPアドレス
- この機能を使用した取り込みでは対象クライアントの情報を全削除したあと,取得された情報をすべて取り込みます。このため,新規取り込み時と同程度の時間がかかります。
- オフラインマシンからインストールパッケージ情報を取得する場合は,検索対象ソフトウェアに「すべてのソフトウェアを検索」を指定した場合でも,「JP1/NETM/DMでインストールしたソフトウェアを検索」を取得対象にすることができ,最新のインストールパッケージ情報を取得できます。
「JP1/NETM/DMでインストールしたソフトウェアを検索」を取得対象にするには,次に示すレジストリ値を作成してからJP1/NETM/DMを再起動してください。
検索対象ソフトウェアに「すべてのソフトウェアを検索」以外を指定しないでください。
また,オフラインマシンからオンラインマシンにする場合はレジストリ値を削除,もしくはYES以外を設定しJP1/NETM/DMを再起動してください。
- レジストリ作成個所
- <32bit版OS>
- キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\NETM/DM/P
- <64bit版OS>
- キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\HITACHI\NETM/DM/P
- レジストリ値の設定
- 名前:SendAllSoftwareInfoEx
- 種類:REG_SZ
- データ:YES
- オフラインマシンからインストールパッケージ情報を取得する場合,アンインストールしたソフトウェアの情報を取得できない場合があります。アンインストールしたソフトウェア情報をマネージャのインストールパッケージ情報に反映する場合は,マネージャのインストールパッケージ情報を削除してマネージャに入力してください。
- オフラインマシンのホスト名,IPアドレスの変更はオフラインマシン情報の入力時にシステム構成情報に反映されませんので,次のどれかの方法で対処してください。
- [システム構成]ウィンドウの[ファイル]−[名前の変更]または[属性の変更]でホスト名,IPアドレスを変更してください。
- [システム構成]ウィンドウで,[ファイル]−[ファイルへ保存]を選択してシステム構成情報をファイルに出力してホスト名,IPアドレスを変更したあと,[ファイル]−[ファイルから作成]を選択して入力してください。
- [システム構成]ウィンドウで,該当ホストを削除してから,オフラインマシン情報の入力を行ってください。
(b) 稼働情報を取得するときの注意事項
- オフラインマシン情報ファイルのサイズは,クライアントから取得した情報分増加します。稼働情報を取得する場合は,クライアントで蓄積された稼働情報がすべて取得されるので,保存できる容量が多い媒体を使用することをお勧めします。例えば,操作履歴の容量は,ファイル操作の履歴を取得する場合は,1日に約4メガバイト,取得しない場合は約1メガバイト増加します。
- オフラインマシンから取得した稼働情報をマネージャに入力する場合,マネージャのセットアップの[稼働監視]パネルで設定した稼働情報の最大サイズを超えた分は切り捨てられます。そのため,最大サイズを超える前にオフラインマシンから稼働情報を取得することをお勧めします。稼働情報の量(ログ件数)については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「2.5.10 稼働情報の保存日数の目安」を参照してください。
- オフラインマシンに適用する稼働監視ポリシーでは,「結果情報を通知する」のチェックボックスをオフにしてください。オフラインマシンの稼働情報がオンラインで通知された場合,そのクライアントの稼働情報はオフラインマシン情報取得媒体からインポートできなくなります。
- オフラインマシンの接続先に「*」または「?」が設定されている場合,ソフトウェア稼働情報の「ソフトウェア稼働監視の制御」および「ソフトウェア稼働情報の取得」は実行できません。
- オフラインマシンで以下のソフトウェア稼働監視機能を実行する場合,管理者権限が必要です。
- ソフトウェア稼働監視の制御
- ソフトウェア稼働情報の取得
(c) ジョブでの情報取得と競合するときの注意事項
- オフラインマシン情報の入力がジョブでの情報取得と競合する場合,通常よりも時間が掛かります。そのため,オフラインマシン情報の入力は,ジョブでの情報取得を実施しない夜間などの時間帯に実行してください。
- リモートインストールマネージャを使用してオフラインマシン情報を入力すると,入力が完了するまでの間,リモートインストールマネージャを操作できません。ジョブでの情報取得と競合するおそれがある場合は,dcmstdivコマンドを使用してオフラインマシン情報を入力してください。なお,dcmstdivコマンドを実行したオフラインマシン情報の入力方法の詳細については,マニュアル「運用ガイド2」の「4.21 dcmstdiv.exe(オフラインマシン情報の入力)」を参照してください。
(d) オフラインマシン情報取得媒体を準備するときの注意事項
- JP1/NETM/DM Managerをクラスタシステム環境で使用する場合,リモートインストールマネージャを起動した際に[JP1/NETM/DMログオン]ダイアログボックスで入力する[JP1/NETM/DMサーバ名]には,クラスタリソースが稼働している実行系のサーバ上でリモートインストールマネージャを起動して「localhost」,物理ホスト名または物理IPアドレスを指定してください。論理ホスト名や論理IPアドレスを指定すると,[オフライン情報取得媒体作成]が非活性になります。
- 「JP1/NETM/DMでインストールしたソフトウェアを検索」を指定した場合,JP1/NETM/DMでインストールしたソフトウェアと,オンラインで検索済みの古いソフトウェア情報を取得します。
オフラインマシンの最新ソフトウェア情報は取得されません。
検索対象ソフトウェアで選択できる検索方法の詳細については,マニュアル「導入・設計ガイド」の「2.2.2(1) 取得できるソフトウェア情報」を参照してください。
(e) オフラインマシン情報の入力するときの注意事項
- JP1/NETM/DM Managerをクラスタシステム環境で使用する場合,リモートインストールマネージャを起動した際に[JP1/NETM/DMログオン]ダイアログボックスで入力する[JP1/NETM/DMサーバ名]には,クラスタリソースが稼働している実行系のサーバ上でリモートインストールマネージャを起動して「localhost」,物理ホスト名または物理IPアドレスを指定してください。論理ホスト名や論理IPアドレスを指定すると,[オフライン情報入力]が非活性になります。
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