JP1/NETM/DM 構築ガイド (Windows(R)用)

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11.1.5 クラスタシステム環境を再構築する場合の手順

クラスタシステム環境のJP1/NETM/DM Managerを上書きインストールおよび再インストールする場合の手順を,それぞれ示します。

<この項の構成>
(1) クラスタシステム環境のJP1/NETM/DM Managerを上書きインストールする手順
(2) クラスタシステム環境のJP1/NETM/DM Managerを再インストールする手順

(1) クラスタシステム環境のJP1/NETM/DM Managerを上書きインストールする手順

クラスタシステム環境のJP1/NETM/DM Managerをアップグレードする場合,リレーショナルデータベースにEmbedded RDBを使用しているときは,次に示す手順で,実行系サーバおよび待機系サーバの両方のデータベースを上書きする必要があります。

  1. 「Remote Install Server」の汎用サービスリソースの「レジストリの複製」の設定内容を削除する。
    「レジストリの複製」の設定内容を削除しないで上書きインストールすると,インストールコンポーネントが正常に動作しないことがあります。
  2. 「Remote Install Server」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
  3. 「Asset Information Synchronous Service」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。※1
  4. JP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ\BIN下のnetmdb_stop.batコマンドを実行する。
    Embedded RDBが停止したことをメッセージで確認してください。
  5. 「HiRDB/ClusterService_JN1」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
  6. 「JP1/NETM/Client Security Control - Manager」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。※2
  7. JP1/NETM/DMのインストール先ディレクトリ\jp1asset\exe下のjamemb_dbstop.batコマンドを実行する。※1
    Embedded RDBが停止したことをメッセージで確認してください。
  8. 「HiRDB/ClusterService_AM1」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。※1
  9. 実行系サーバにJP1/NETM/DM Managerを上書きインストールする。
  10. 「HiRDB/ClusterService_JN1」の汎用サービスリソースをオンライン状態にする。
  11. データベースマネージャで,「データベースをアップグレードする」からデータベースのアップグレードを実行する。
    [クラスタシステム環境の設定]ダイアログボックスでは,新規作成のときと同じ設定にします。
  12. 「HiRDB/ClusterService_AM1」の汎用サービスリソースをオンライン状態にする。※1
  13. スタートメニューから[JP1_NETM_DM Manager]−[Asset Information Manager]−[セットアップ]−[データベースマネージャ]を選択して「データベースのアップグレード」からデータベースのアップグレードを実行する。※1
  14. JP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ\BIN下のnetmdb_stop.batコマンドを実行する。
    Embedded RDBが停止したことをメッセージで確認してください。
  15. 「HiRDB/ClusterService_JN1」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
  16. JP1/NETM/DM のインストール先ディレクトリ\jp1asset\exe下のjamemb_dbstop.batコマンドを実行する。※1
    Embedded RDBが停止したことをメッセージで確認してください。
  17. 「HiRDB/ClusterService_AM1」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。※1
  18. クラスタシステムアドミニストレータでグループを移動し,所有者を待機系サーバにする。
  19. 待機系サーバにJP1/NETM/DM Managerを上書きインストールする。
  20. 待機系サーバで,手順10.から手順17.を実施する。
  21. クラスタシステムアドミニストレータでグループを移動し,所有者を実行系サーバにする。
  22. 「JP1/NETM/Client Security Control - Manager」の汎用サービスリソースをオンライン状態にする。※2
  23. 「Remote Install Server」の汎用サービスリソースの「レジストリの複製」の設定を入力する。「11.1.2 JP1/NETM/DMをフェールオーバーさせる場合の環境構築」の説明に従って入力してください。
  24. 「Remote Install Server」の汎用サービスリソースをオンライン状態にする。
  25. 「Asset Information Synchronous Service」の汎用サービスリソースをオンライン状態にする。※1

注※1 「Asset Information Manager Limited」を使用している場合に必要な作業です。

注※2 「JP1/NETM/CSC」を使用している場合に必要な作業です。

(2) クラスタシステム環境のJP1/NETM/DM Managerを再インストールする手順

クラスタシステム環境を構築したあとで,実行系サーバおよび待機系サーバのJP1/NETM/DM Managerを再インストールする場合は,次に示す手順で実行する必要があります。

  1. netmdb_unload.batコマンドを使用して,データベースのバックアップを取得する。
  2. 「Remote Install Server」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
  3. 「Asset Information Synchronous Service」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。1
  4. 実行系サーバでJP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ\BIN下のnetmdb_stop.batコマンドを実行する。
    Embedded RDBが停止したことをメッセージで確認してください。
  5. 「HiRDB/ClusterService_JN1」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。
  6. 「JP1/NETM/Client Security Control - Manager」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。2
  7. 実行系サーバでJP1/NETM/DMのインストール先ディレクトリ\jp1asset\exe下のjamemb_dbstop.batコマンドを実行する。1
    Embedded RDBが停止したことをメッセージで確認してください。
  8. 「HiRDB/ClusterService_AM1」の汎用サービスリソースをオフライン状態にする。1
  9. JP1/NETM/DM Managerを実行系サーバからアンインストールする。
  10. 待機系サーバでJP1/NETM/DM Managerのインストール先ディレクトリ\BIN下のnetmdb_stop.batコマンドを実行する。
    Embedded RDBが停止したことをメッセージで確認してください。
  11. 待機系サーバでJP1/NETM/DMのインストール先ディレクトリ\jp1asset\exe下のjamemb_dbstop.batコマンドを実行する。1
    Embedded RDBが停止したことをメッセージで確認してください。
  12. JP1/NETM/DM Managerを待機系サーバからアンインストールする。
  13. クラスタシステムアドミニストレータで以下のサービスを削除する。
    • Remote Install Server
    • HiRDBClusterService_JN1
    • Asset Information Synchronous Service※1
    • HiRDBClusterService_AM1※1
  14. JP1/NETM/DM Managerをインストールして,クラスタシステム環境を構築する。
  15. netmdb_reload.batコマンドを使用して,バックアップしたデータベースを復元する。

注※1 「Asset Information Manager Limited」を使用している場合に必要な作業です。

注※2 「JP1/NETM/CSC」を使用している場合に必要な作業です。