JP1/NETM/DM 構築ガイド (Windows(R)用)
自動メンテナンスポリシーファイルは,「//」で始まるコメントおよび<POLICY>と</POLICY>のタグに囲まれたポリシーによって構成されます。
自動メンテナンスポリシーファイルの出力例を次の図に示します。
図9-38 自動メンテナンスポリシーファイルの出力例
<POLICY>と</POLICY>内のタグの記述を変更することで,ポリシーの設定を変更できます。
自動メンテナンスポリシーファイルで使用するタグを次の表に示します。
表9-2 自動メンテナンスポリシーファイルで使用するタグ
| タグ | 説明 | 必須のタグ |
|---|---|---|
| <DEST> | 自動メンテナンスの種別を設定します。 | ○ |
| <KIND> | ポリシーの種別を指定します。 | ○ |
| <COND> | 選択したポリシー種別の条件を設定します。 | × |
| <PATH> | あて先グループのグルーピングを実行する経路を設定します。 | × |
| <NAME> | あて先グループ/ID名を設定します。 | × |
| <TARGET> | ホスト種別を設定します。 | × |
| <SUBVER> | OSのサブバージョンを設定します。 | × |
(凡例)○:該当する ×:該当しない
次に,<POLICY>と</POLICY>内に記述するタグの記述ルール,説明形式,および詳細な記述方法について説明します。
タグを記述するときの記述ルールを説明します。
自動メンテナンスポリシーファイルの各タグを次の形式で説明します。
自動メンテナンス種別を設定します。このタグは必ず設定してください。
| 自動メンテナンス種別 | 値 |
|---|---|
| あて先グループ | 0 |
| ID | 1 |
ポリシー種別を指定します。このタグは必ず設定してください。
| <DEST>の値 | ポリシー種別 | 値 |
|---|---|---|
| 0(あて先グループ) | IPアドレス | 0 |
| 新規作成ホスト | 1 | |
| OS種別 | 2 | |
| ユーザインベントリ項目 | 3 | |
| 1(ID) | 新規作成ホスト | 1 |
| ユーザインベントリ項目 | 3 |
<KIND>で指定したポリシー種別の条件を設定します。
なお,<DEST>と<KIND>の値によって記述するタグが異なります。
<DEST>および<KIND>の組み合わせに応じて記述するタグを次の表に示します。
| <DEST>の値 | <KIND>の値 | 記述するタグ |
|---|---|---|
| 0(あて先グループ) | 0(IPアドレス) | <COND IP_ADRESS> |
| 2(OS種別) | <COND OS> | |
| 3(ユーザインベントリ項目) | <COND USER> | |
| 1(ID) | 3(ユーザインベントリ項目) | <COND USER_VALUE> |
各タグの記述方法を次に示します。
あて先グループの自動メンテナンスの条件にIPアドレスを設定する場合に,自動メンテナンスの対象となるIPアドレスの範囲を指定します。
あて先グループの自動メンテナンスの条件にOS種別を設定する場合に,自動メンテナンスの対象となるOS種別を指定します。
| OS種別 | 値 |
|---|---|
| Windows 95 | 0 |
| Windows 98 | 1 |
| Windows Me | 2 |
| Windows NT | 3 |
| Windows 2000 | 4 |
| Windows XP | 5 |
| Windows Server 2003 | 6 |
| MS-DOS+Windows | 7 |
| Windows CE | 8 |
| Windows CE .NET | 9 |
| HP-UX | 10 |
| Solaris | 11 |
| AIX | 12 |
| HP Tru64 UNIX | 13 |
| HI-UX/WE2 | 14 |
| Linux | 15 |
| Windows Vista | 19 |
| Windows Server 2008 | 20 |
| Windows 7 | 21 |
| Windows Server 2008 R2 | 22 |
| Windows 8 | 23 |
| Windows Server 2012 | 24 |
| Windows 8.1 | 25 |
| Windows Server 2012 R2 | 26 |
あて先グループの自動メンテナンスの条件にユーザインベントリ項目を設定する場合に,自動メンテナンスの対象となるユーザインベントリ項目を指定します。
IDに自動メンテナンスの条件にユーザインベントリ項目を設定する場合に,IDへの登録の対象となるユーザインベントリ項目とユーザインベントリ項目の選択項目を指定します。
あて先グループが作成される経路を設定します。
自動メンテナンスの対象となる,あて先グループ名またはID名を設定します。
自動メンテナンスの対象となるホスト種別を設定します。このタグは省略できます。
| ホスト種別 | 値 |
|---|---|
| すべてのホスト | 0 |
| クライアントだけ | 1 |
ポリシー種別にOS種別を指定している場合の,OSサブバージョンの有無を設定します。このタグは省略できます。
<SUBVER>はポリシー種別にOS種別を選択した場合だけ指定できます。
| OSサブバージョンの有無 | 値 |
|---|---|
| 無 | 0 |
| 有 | 1 |
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