12.2.3 Embedded RDB再編成の実行監視時間の設定

Embedded RDBの再編成を実行中に,何らかの障害(通信障害またはディスク障害など)が発生すると,再編成処理が無応答になることがあります。Windowsのタスク機能やJP1/AJSを使用して再編成を自動で実行しているなどにより,無応答になった処理を手動で強制終了できない場合に,再編成処理の実行監視時間を設定し,無応答となった再編成処理の実行を打ち切るときの手順について説明します。

注意事項

 

  1. Embedded RDBを停止する。(停止する方法については,「付録E.7(2) Embedded RDBの停止」を参照してください。)
  2. Asset Information Managerのインストール先フォルダ¥aimdb¥confに格納されているpdsysファイルをテキストエディタで開く。
  3. 「set pd_utl_exec_time = 再編成処理の実行監視時間」の行を追加する。※1
  4. Embedded RDBを開始する。(開始する方法については,「付録E.7(1) Embedded RDBの開始」を参照してください。)
注※
1pd_utl_exec_time = 再編成処理の実行監視時間Embedded RDBを操作するコマンドの実行時間を監視する場合,その監視時間を0~35791394の範囲で指定します。単位は分です。省略または0を指定した場合は,コマンドの実行時間を監視しません。ここで指定した監視時間を超えてもコマンドが終了しない場合,実行中のコマンドは異常終了します。このオペランドの指定値にはコマンド実行時間の実績値の最大値に余裕を持たせた値を指定してください。例えば,Embedded RDB再編成処理の最大実行時間が90分程度の場合,pd_utl_exec_time=120と余裕を持った値を指定してください。これは,通常90分で終了する処理が120分過ぎても応答が返ってこないのは無応答障害のおそれがあると判断しています。

  <記述例>
  #
  #------------------------------------------------------------------
  # set form
  #
  :
  (中略)
  :
  set pd_utl_exec_time = 120
  #
  #------------------------------------------------------------------
  # putenv form
  #
</複数行入力領域>
</PP諸元>