Embedded RDBを使用している場合,資産管理データベースの再編成を定期的に実行することをお勧めします。これは,Embedded RDBでは,レコードが削除された領域は再利用されないで残り,データベース領域に再利用されない領域が増えると,データベース領域の使用率を圧迫することがあるためです。
また,データベース領域の使用率が80%以上になった場合,イベントログに次のIDのメッセージが表示されます。
この場合,資産管理データベースを再編成することで,データベース領域の使用率が改善されることがあります。
メッセージの詳細については,マニュアル「JP1組み込みデータベース メッセージ」を参照してください。
資産管理データベースの再編成を実行する方法には,次の2種類があります。
- [データベースマネージャ]ダイアログから実行する
- jamemb_reorganization.batをコマンドラインから実行する
なお,資産管理データベースを再編成してもデータベースの容量不足を示すメッセージが表示される場合は,資産管理データベースのサイズを拡張する必要があります。資産管理データベースのサイズを変更する手順については,「付録E.5 Embedded RDBのサイズの変更」を参照してください。
注意事項
- 資産管理データベースの再編成を実行する前に,Asset Information Managerのサービス,コマンドおよびタスクをすべて停止してください。
- Asset Information Managerのサービスは次に示す順番で停止してください。
- World Wide Web Publishing ServiceまたはWorld Wide Web Publishing
- Asset Information Synchronous Service,Asset Information Managerのコマンド,およびタスク
- JP1/NETM/Client Security Control - Manager(JP1/NETM/CSCと連携している場合)
また,資産管理データベースを再編成したあとにAsset Information Managerを使用するときは,停止時と逆の順番でサービスを起動してください。
- <この節の構成>
- 12.2.1 [データベースマネージャ]ダイアログからの資産管理データベースの再編成
- 12.2.2 コマンドでの資産管理データベースの再編成
- 12.2.3 Embedded RDB再編成の実行監視時間の設定