14.2.4 ComponentInfoコンポーネント情報

コンポーネント情報を管理するクラスです。JP1/NETM/DM 07-00以降で取得したインベントリ情報を登録すると,Microsoft Officeに含まれるコンポーネントの情報を管理できます。

このクラスは,jamimportコマンドでのインポートおよびjamexportコマンドでのエクスポートができます。

また,このクラスは,ユーザレポートを作成する際,検索条件に指定することもできます。

ComponentInfoのプロパティ一覧を次の表に示します。

表14-12 ComponentInfoのプロパティ一覧

プロパティキー内容型[最大長
(バイト)]
備考jamimportでの指定
AssetID資産IDuint32対応する資産の資産IDです。
インポート時は,対応するオブジェクトクラス「InstalledInfo」と同じ値を指定してください。
ComponentNameコンポーネント名string[255]コンポーネントのソフトウェア名です。
ComponentVersionコンポーネントバージョンstring[60]コンポーネントのバージョンです。
CreationClassNameCCNstring[32]「ComponentInfo」です。
InfoInd情報識別uint8・情報識別」を参照してください。
資産情報の登録元を示します。
InstalledIDインストールIDuint32対応するオブジェクトクラス「InstalledList」のインストールIDです。
インポート時は,対応する「InstalledList」と同じ値を指定してください。
ParentSoftwareID親ソフトウェア識別IDstring[255]コンポーネント情報の親ソフトウェアを識別するIDです。
インポート時は,対応するオブジェクトクラス「InstalledInfo」のプロパティ「SoftwareID」と同じ値を指定してください。
UpdateInd更新識別uint32資産管理システムで使用する情報です。更新しないでください。
UpdateTime更新制御情報string[20]情報の同時更新を制御する情報です。
(凡例)
●:キーとなるプロパティ
-:キー以外のプロパティ
◎:新規登録時に必ず指定するプロパティ(省略するとエラーになる)
○:新規登録時に指定を推奨するプロパティ(省略してもエラーにはならない)
△:任意に指定するプロパティ

プロパティのコードの詳細を次に示します。

表14-13 情報識別

コード表示文字列
0インベントリ情報の登録による追加および更新
1操作画面またはインポートによる追加および更新

インポート時は「1」を指定してください。「0」を指定すると,該当する機器からアンインストールされた場合,JP1/NETM/DMで収集したインベントリ情報が更新されるときに,資産管理データベースからも削除されます。