JP1/NETM/Network Monitor - Manager

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13.1 インストール手順

<この節の構成>
(1) OSのインストール
(2) 前提ソフトウェアの確認とインストール
(3) JP1/NETM/Network Monitor - Detectorのインストールと再インストール
(4) JP1/NETM/Network Monitor - Detectorのアンインストール
(5) ユーザの作成
(6) その他の設定

(1) OSのインストール

インストール画面の指示に従い,Windowsをインストールします。

(2) 前提ソフトウェアの確認とインストール

<Windows XP, 2003のWebサーバ>
Administratorでログインし,エクスプローラから,「マイコンピュータ」→「コントロールパネル」→「管理ツール」を実行します。
[図データ]
「インターネットサービスマネージャ」が表示されていれば,IISはインストール済みです。
インストールされていなければ,WindowsのインストールCDに格納されていますので,インストールしてください。
  • Windows XPの場合
    エクスプローラから,「マイコンピュータ」→「コントロールパネル」を実行し,「プログラムの追加と削除」を実行してください。

    [図データ]

    次に,左のメニューから,「Windowsコンポーネントの追加と削除」をクリックします。

    [図データ]

    「Windowsコンポーネントウィザード」が表示されますので,「インターネットインフォメーションサービス(IIS)」にチェックを入れ,「次へ」をクリックしてください。
    これでIISがインストールされます。

    [図データ]

  • Windows Server 2003の場合
    Windows XPの場合と同様に,コントロールパネルから「プログラムの追加と削除」を実行し,「Windowsコンポーネントの追加と削除」をクリックします。「Windowsコンポーネントウィザード」が表示されますので,「アプリケーションサーバー」を選択し,「詳細」ボタンをクリックします。

    [図データ]

    次に,アプリケーションサーバーのサブコンポーネントが表示されますので,「インターネットインフォメーションサービス(IIS)」にチェックを入れ,「OK」をクリックします。

    [図データ]

    その後,「Windowsコンポーネントウィザード」の「次へ」をクリックすると,IISのインストールが開始されます。
<Windows 2008,Windows 2012のWebサーバ>
Administratorでログインし,「コントロールパネル」→「管理ツール」を実行します。Windows 2012の場合は,「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」→「管理ツール」を実行します。
[図データ]
「インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ」が表示されていれば,IISはインストール済みです。
インストールされていなければ,WindowsのインストールCDに格納されていますので,インストールしてください。
エクスプローラから,「コントロールパネル」→「管理ツール」を開いて,「サーバーマネージャ」を実行してください。
[図データ]
「サーバーマネージャ」が起動されたら,「役割の概要」の右の覧にある「役割の追加」を実行します。
[図データ]
「役割の追加ウィザード」の画面が開くので,「サーバの役割の選択」で,Webサーバ(IIS)をチェックして,「次へ」ボタンをクリックします。
[図データ]
Webサーバ(IIS)についての画面が表示されますので,「次へ」ボタンをクリックします。
[図データ]
「役割サービスの選択」画面が表示されますので,「アプリケーション開発」の「CGI」および「セキュリティ」の「基本認証」をチェックし,「次へ」ボタンをクリックします。
[図データ]
「インストールオプションの確認」画面が表示されますので,「インストール」ボタンをクリックします。
[図データ]
「インストールの進行状況」画面が表示され,Webサーバーのインストールが実行されます。
[図データ]
「インストールの結果」画面が表示されますので,「閉じる」ボタンをクリックします。
[図データ]
「サーバーマネージャ」画面の「役割の概要」に「Webサーバ(IIS)」が追加されます。
[図データ]
<Windows 7,Windows 8のWebサーバ>
Administrators権限を持つユーザでログインし,「コントロールパネル」→「システムとセキュリティ」を実行します。
[図データ]
「システムとセキュリティ」画面から,「管理ツール」を実行します。
[図データ]
「インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ」が表示されていれば,IISはインストール済みです。
[図データ]
インストールされていなければ,インストールしてください。エクスプローラから,「コントロールパネル」を開いて,「プログラム」を実行します。
[図データ]
「プログラム」画面が表示されますので,「プログラムと機能」の「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。
[図データ]
「Windowsの機能」画面が表示されますので,
  • インターネットインフォメーションサービス
のチェックボックスを選択します。このとき,自動的に選択されます。
  • Web管理ツール
  • IIS管理コンソール
  • World Wide Web サービス
  • アプリケーション開発機能
  • セキュリティ
  • 要求のフィルタリング
  • 健全性と診断
  • 性能機能
その他に,「セキュリティ」の
  • 基本認証
「アプリケーション開発機能」の
  • CGI
  • ISAPIフィルタ
  • ISAPI拡張機能
のチェックボックスを選択して,「OK」ボタンをクリックします。
[図データ]
これでIISがインストールされます。

(3) JP1/NETM/Network Monitor - Detectorのインストールと再インストール

JP1/NETM/Network Monitor - Detectorは統合管理機能のPP(P-2642-1V94)に格納されています。JP1/NETM/Network Monitor - Detectorをインストールするためには,最初にJP1/NETM/Network Monitor - Managerをインストールしてください。JP1/NETM/Network Monitor - Detectorのインストールコマンドが,JP1/NETM/Network Monitor - Managerをインストールしたディレクトリに格納されています。

Administratorでログインし,下記手順に従い,インストールしてください。

  1. 最初にJP1/NETM/Network Monitor - Managerをインストールします。
    JP1/NETM/Network Monitor - Managerのインストーラを起動すると,セットアップ画面が表示されますので,「次へ」ボタンをクリックします。以降画面のメニューにしたがって,インストールを行ってください。詳細は「JP1/NETM/Network Monitor - Manager」の「2. 統合管理機能インストール手順」を参照してください。

    [図データ]

  2. 次にJP1/NETM/Network Monitor - Detectorのインストールを行います。
    以下の例では,JP1/NETM/Network Monitor - Managerのインストールディレクトリを「C:\nx\netmonitor」とします。
    <Windows 7の場合>
    Administrators権限をもつユーザでも,管理者権限が与えられないため,コマンドプロンプトを管理者として実行させ,そこからコマンドを実行します。スタートメニューの「アクセサリ」から「コマンドプロンプト」を右クリックして,「管理者として実行」を選択します。

    [図データ]

    コマンドプロンプトが,管理者として起動されます。コマンドプロンプトのタイトル部分に,「管理者:コマンドプロンプト」と表示されます。

    [図データ]

    (1) コマンドプロンプトからインストールディレクトリに移動します。
    C:\> cd  C:\nx\netmonitor\PP\P26421V94
    (2) インストールコマンドを起動します。
    C:\nx\netmonitor\PP\P26421V94> nxnminstall.bat
    ++ NX NetMonitor install start ++
                :
                :
                :
    ++ NX NetMonitor install completed ++
    上記の例ではC:\nx\netmonitor\detector下にインストールされます。
    インストールディレクトリを指定する場合には,nxnminstallコマンドのパラメータにインストールディレクトリを指定してください。
    (例:nxnminstall.bat D:\nx\netmonitor\detector)
    なお,インストールディレクトリには,スペースが含まれていないディレクトリを指定してください。
    また,下記の文字が含まれるインストールパスにはインストールしないでください。
    「!」「%」「&」「'」「(」「)」「=」「^」「;」「.」「,」「@」
    (3) マシンを再起動します。

以上で完了です。

なお,インストールが失敗した場合,以下のように表示されますので,パラメータやインストールするディレクトリを見直して,再インストールしてください。

C:\nx\netmonitor\PP\P26421V94> nxnminstall.bat
++ NX NetMonitor install start ++
            :
            :
++ NX NetMonitor install abnormal end ++

JP1/NETM/Network Monitor - Detectorの再インストールはインストールと同様の手順を行ってください。

(4) JP1/NETM/Network Monitor - Detectorのアンインストール

コマンドプロンプトを起動して以下のオペレーションを行ってください。

C:\ >cd c:\nx\netmonitor\detector\bin
C:\nx\netmonitor\detector\bin >nxnduninstall.bat
++ NX NetMonitor uninstall start ++
            :
            :
++ NX NetMonitor uninstall completed ++

(5) ユーザの作成

WebブラウザでJP1/NETM/Network Monitor - Detectorにアクセスする際のユーザを作成します。

以下の手順に従い,設定を行ってください。

  1. エクスプローラから,「マイコンピュータ」→「コントロールパネル」を起動します。
  2. コントロールパネル内の「管理ツール」を起動します。
  3. 管理ツール内の「コンピュータの管理」を起動します。
  4. 「システムツール」→「ローカルユーザーとグループ」→「ユーザー」を選択し,「操作」メニューから「新しいユーザー」をクリックします。

    [図データ]

  5. JP1/NETM/Network Monitor - Detectorにログインするためのユーザ名,パスワードを入力します。また,「ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要」のチェックをはずし,「パスワードを無期限にする」のチェックを入れ,「作成」ボタンをクリックします。
    (下のウィンドウでは,ユーザ:netmonを作成)

    [図データ]

  6. ユーザの登録とIISの設定
    Web監視画面にアクセスするユーザを限定する場合,JP1/NETM/Network Monitor - Detectorにユーザ登録を行ってください。なお,初回実行時はIISの設定(Web監視画面にアクセスするための仮想ディレクトリnxnetdetectorの作成)が行われます。
    <注意事項>
    nxndsetup.batで登録したユーザ以外は,Web監視画面にアクセスできないように制限されますが,ユーザ名に*を指定して登録すると,集中監視サーバにログインできるWindowsユーザであればWeb監視画面へのアクセスができます。
    • 登録方法
      nxndsetup.batを実行して,ユーザの登録およびIISの設定を行います。
      管理者ユーザと参照限定ユーザをそれぞれ1つだけ登録することができます。
      なお,Windows 7の場合,コマンドプロンプトを管理者として実行してください。
    (例1)管理者ユーザnetmonを登録する。
    設定方法
    prompt> cd c:\nx\netmonitor\detector\bin
    prompt> nxndsetup.bat netmon
    ++ setup virtual directory[nxnetdetector]
    ++ Web setup completed ++
    ++ setup user[netmon]
    ++ NX NetMonitor/Detector setup comlpeted ++
    (例2)管理者ユーザnetmonと参照限定ユーザuser1を登録する。
    設定方法
    prompt> cd c:\nx\netmonitor\detector\bin
    prompt> nxndsetup.bat netmon -user user1
    ++ setup virtual directory[nxnetdetector]
    ++ Web setup completed ++
    ++ setup user[netmon]
    ++ setup user[user1]
    ++ NX NetMonitor/Detector setup comlpeted ++
    参照限定ユーザの作成は,-userオプションを指定します。
    (例3)ユーザは登録せずIISの設定だけ行う。
    設定方法
    prompt> c:\nx\netmonitor\detector\bin
    prompt> nxndsetup.bat *
    ++ setup virtual directory[nxnetdetector]
    ++ Web setup completed ++
    ++ NX NetMonitor/Detector setup comlpeted ++
    また,IISの設定を行う際,IISのエラーが発生する場合があります。よくあるエラーと対処法を以下に示します。
    No エラー内容 原因 対処法
    1 Error(800401E4) : The sentence structure is invalid. IISがインストールされていません。 IISをインストールしてください。「13.1 インストール手順(2)前提ソフトウェアの確認とインストール」を参照してください。
    • 変更方法
      ユーザの変更は,-user/-pwdオプションにて行います。
    (例1)管理者ユーザをnetmon2,参照限定ユーザをuser2に変更する。
    変更方法
    prompt> cd c:\nx\netmonitor\detector\bin
    prompt> nxndsetup.bat netmon2 -user user2 -pwd
    ++ NX NetMonitor/Detector setup comlpeted ++
    (例2)登録しているユーザを削除する。
    変更方法
    prompt> cd c:\nx\netmonitor\detector\bin
    prompt> nxndsetup.bat *
    ++ NX NetMonitor/Detector setup comlpeted ++
    <注意事項>
    JP1/NETM/Network Monitor - Detectorのインストールフォルダ配下のフォルダおよびファイルに管理者ユーザのフルコントロール権限が与えられていない場合,フルコントロール権限を付与してください。フルコントロール権限がない場合,権限不足により,正常に動作しないことがあります。

(6) その他の設定

<Windowsファイアウォールの設定>
Webアクセスを行うため,ファイアウォールの設定が必要となります。
以下の手順に従い,ファイアウォールの設定を行ってください。
  1. エクスプローラから,「マイコンピュータ」→「コントロールパネル」を起動します。
  2. コントロールパネル内の「Windowsファイアウォール」を起動します。
  3. Windowsファイアウォールダイアログボックスの「例外」タブをクリックします。
  4. 「ポートの追加」ボタンをクリックします。

    [図データ]

  5. 名前に任意の名称(下のウィンドウではhttp),ポート番号に80,プロトコルにTCPを指定し,「OK」ボタンをクリックします。

    [図データ]

以上で,Windowsファイアウォールの設定は終了です。