JP1/NETM/Network Monitor - Manager

[目次][索引][前へ][次へ]

7.2　イベントログ／コマンドのメッセージ

イベントログ（アプリケーション[NXNM]），または，コマンドの出力するメッセージ一覧を以下に示します。

表7-1　イベントログおよびコマンドプロンプトに出力されるメッセージ一覧

NO レベル メッセージ 内容 対処法
1 I JP1/NETM/Network Monitor - Manager initial normal end. JP1/NETM/Network Monitor - Managerの起動処理が正常終了しました。 −
2 I JP1/NETM/Network Monitor - Manager start. 連携処理を開始しました。 −
3 I JP1/NETM/Network Monitor - Manager stop. 連携処理を停止しました。 −
4 I JP1/NETM/Network Monitor - Manager shutdown. JP1/NETM/Network Monitor - Managerの停止処理が正常終了しました。 −
5 E JP1/NETM/Network Monitor - Manager already initialized. JP1/NETM/Network Monitor - Managerが既に起動されています。 −
6 E Cannot open file(XXXXX). ファイルをオープンできませんでした。（XXXXX：ファイル名称） ※1
7 E Cannot alloc memory. メモリを確保できませんでした ※2
8 E Undefined partner information(XXXXX). 検出機情報が定義されていません。（XXXXX：ファイル名称） ※3
9 E Undefined netmonitor information(XXXXX). 監視装置情報が定義されていません（XXXXX：ファイル名称） ※3
10 E Undefined vender information(XXXXX). ベンダ情報が定義されていません。（XXXXX：ファイル名称） ※3
11 E Illegal parameter : XXX (YYYYY) 定義値が異常です。（XXX：定義値，YYYYY：ファイル名称） ※3
12 E IP(XXX.XXX.XXX.XXX) is duplicate.(YYYYY) IPアドレスが重複定義されています。（XXX.XXX.XXX.XXX：IPアドレス，YYYYY：ファイル名称） ※3
13 E PORT(XXXXX) is duplicate. (YYYYY) ポート番号が重複定義されています。（XXXXX：ポート番号，YYYYY：ファイル名称） ※3
14 E VENDID(XXXX) is duplicate. (YYYYY) ベンダIDが重複定義されています。（XXXX：ベンダID，YYYYY：ファイル名称） ※3
15 E XXXXX error=YYYYY システムコールが異常終了しました。（XXXXX：システムコール名称，YYYYY：エラー番号） ※5
16 E connect timeout. 監視装置への接続処理がタイムアウトしました ※4
17 E recv timeout. 監視装置からの応答受信処理がタイムアウトしました。 ※4
18 E vender count is over 400(XXXXX). ベンダの定義数が400を超えています。（XXXXX：ファイル名称） ※3
対処法
注※1　該当ファイルを確認してください。
注※2　メモリの使用状況を確認してください。
注※3　定義を見直してください。
注※4　監視装置の動作状況，および，ネットワークの状態を確認してください。
注※5　サポートセンタに問い合わせてください（以下の「障害時の対応」を参照）。
注※　障害時の対応
障害発生時には，下記情報を取得してください。
＜この節の構成＞
(1)　JP1/NETM/Network Monitor - Managerトレースの保存
(2)　イベントログの保存
(3)　連携時の異常

(1)　JP1/NETM/Network Monitor - Managerトレースの保存

コマンドプロンプト起動し，下記コマンドを実行して，トレース・共用メモリを保存します。

実行コマンド

C:\> nxnmsave > 出力ファイル名

実行例（c:\nx\netmonitor\log\save.txtに保存する場合）

C:\> nxnmsave > c:\nx\netmonitor\log\save.txt

なお，ネットワーク制御連携を行わない場合，本コマンドを実行すると，

 
nxnmcmds : Not partner mode. (NO=0x80050002)

と表示されますが，これは，「ネットワーク制御連携を行わないモード」であるという意味で，特に問題はありませんので，無視してください。

(2)　イベントログの保存

コントロールパネルの「管理ツール」にあるイベントビューアを起動します。

  1. 「アプリケーションログ」を選択します。

    [図データ]

  2. 「操作」メニューの「ログファイルの名前を付けて保存」を実行します。

    [図データ]

    イベントログが保存されます。

(3)　連携時の異常

連携機能にて，許可機器一覧／排除機器一覧が各監視装置に反映されない場合，nxnmcmdsコマンドを実行してログを確認し，エラーが発生していないかを確認してください。

許可機器一覧／排除機器一覧の更新エラーが発生している場合，

を確認し，異常要因を調査してください。

以下に，nxnmcmdsコマンドの使用方法を示します。

実行コマンド

C:\> nxnmcmds -l > 出力ファイル名

実行例（c:\nx\netmonitor\log\jp1log.txtに保存する場合）

C:\> nxnmcmds -l > c:\nx\netmonitor\log\jp1log.txt

出力結果

NO=14714 CNT=65536 MAX=65536 DMY=0
14707 2004/12/07 10:02:54.978 I Finish update
14706 2004/12/07 10:02:54.968 I Update(192.168.10.10) success
14705 2004/12/07 10:02:54.878 I Update(192.168.10.10) start [10/10]
14704 2004/12/07 10:02:54.868 I Update(192.168.9.10) failed(0x00000001)
14703 2004/12/07 10:02:54.778 I Update(192.168.9.10) start [9/10]
:
:
14687 2004/12/07 10:02:53.209 I Start update (Manual)

この例では，NO=14704にて自動更新異常終了が発生していることがわかります。

また，表示するログの数を指定すると，最新から指定件数のログが表示されます。

実行例（最新の5件を表示する場合）

C:\> nxnmcmds -l 5

出力結果 

NO=14714 CNT=65536 MAX=65536 DMY=0
14707 2004/12/07 10:02:54.978 I Finish update
14706 2004/12/07 10:02:54.968 I Update(192.168.10.10) success
14705 2004/12/07 10:02:54.878 I Update(192.168.10.10) start [10/10]
14704 2004/12/07 10:02:54.868 I Update(192.168.9.10) failed(0x00000001)
14703 2004/12/07 10:02:54.778 I Update(192.168.9.10) start [9/10]

連携機能のログの一覧を以下に示します。

表中のイタリック体はケースにより値が変わることを意味しています。

表7-2　ログに出力されるメッセージ一覧

NO 種別 メッセージ 内容
1 I Refuse MAC=MACアドレス（IP=IPアドレス） 連携機能により拒否した
2 I Permit MAC=MACアドレス（IP=IPアドレス）（VALD=有効期限） 連携機能により許可した
3 I Update MAC=MACアドレス（IP=IPアドレス）（VALD=有効期限） 連携機能により許可（更新）した
4 I Start(%d) DAT=任意データのアドレスPROD=呼び出し元製品名， 連携処理のログ（開始関数）
5 I End(%d) DAT=任意データのアドレス 連携処理のログ（終了関数）
6 I 関数名（戻り値）count=対象ホスト数 連携処理のログ
7 I 関数名（戻り値） 連携処理のログ
8 I Create index インデックスの作成
9 I Request(update) : success 連携デーモンへの更新要求成功
10 E Request(update) : failed [API='関数名', errno=エラーコード] 連携デーモンへの更新要求失敗
11 I Start nxnmcscd 自動更新プログラムの起動
12 I Stop nxnmcscd 自動更新プログラムの停止
13 I Start update（要因）要因=Manual,Scheduling,Polling 自動更新開始（全体）
14 I Finish update 自動更新終了（全体）
15 I Update（監視装置のIPアドレス）start [実行数／監視装置数] 自動更新開始
16 I Update（監視装置のIPアドレス）success 自動更新正常終了
17 I Update（監視装置のIPアドレス）timeout 自動更新異常終了（タイムアウト）
18 I Update（監視装置のIPアドレス）failed（終了コード） 自動更新異常終了
19 E '関数名' errno=エラーコードpoint=場所コード Windows APIの異常
20 E '関数名' errno=エラーコード（エラー情報，詳細コード1，詳細コード2）point=場所コード 連携処理の異常
21 I Execコマンド名（種別）[exit=終了コード] JP1/NETM/DMコマンドの実行結果
注1
No.10，No.19，No.20が出力された場合には，サポートセンタに問い合わせてください。
注2
JP1/NETM/DMによる許可機器一覧の配布を行っている場合（No21）は，障害は，JP1/NETM/DMのログや，イベントログ，リモートインストールマネージャ等を参照してください。
詳細は，JP1/NETM/DMのマニュアルを参照してください。

[目次][前へ][次へ]

[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved. Copyright (C) 2013, Hitachi, Ltd.