JP1/NETM/Client Security Control
認証サーバと連携した検疫システムの基本構成,ネットワークの構成,および認証サーバを複数台構築する場合のシステム構成について説明します。
認証サーバと連携した検疫システムの基本構成を次に示します。
図12-8 認証サーバと連携した検疫システムの基本構成
認証サーバと連携した検疫システムのネットワーク構成について説明します。
動的VLAN環境の認証サーバと連携した検疫システムでは,IEEE802.1X認証方式に対応したスイッチのVLANを使用して社内ネットワーク,検疫ネットワークなどを設定します。
動的VLAN環境の認証サーバと連携した検疫システムのネットワーク構成例を次に示します。
図12-9 認証サーバと連携した検疫システムのネットワーク構成の例(動的VLAN環境の場合)
クライアントのセキュリティ対策用の検疫ネットワーク,治療サーバのあるネットワーク,社内ネットワークをVLANで区切ります。検疫ネットワークの通信は,治療サーバのあるネットワークとだけ許可するよう設定します。
なお,推奨のネットワーク構成およびネットワーク間の通信などの詳細については,「13.2.3 ネットワーク制御機器を設定する(動的VLAN環境の場合)」を参照してください。
固定VLAN環境の認証サーバと連携した検疫システムでは,IEEE802.1X認証方式またはMAC認証方式に対応したスイッチを使用して社内ネットワークと認証前ネットワークを切り分けます。
固定VLAN環境の認証サーバと連携した検疫システムのネットワーク構成例を次に示します。
図12-10 認証サーバと連携した検疫システムのネットワーク構成の例(固定VLAN環境の場合)
危険レベルの高いクライアントは社内ネットワークへの接続が制御され,認証前ネットワークに接続されます。認証前ネットワークの通信は,治療サーバのあるネットワークとだけ許可するように設定します。
なお,推奨のネットワーク構成の詳細については,「13.2.4 ネットワーク制御機器を設定する(固定VLAN環境の場合)」を参照してください。
認証サーバと連携した検疫システムで,管理対象のクライアント数が多い場合,認証サーバを複数台構築して認証処理の負荷を分散できます。
認証サーバを複数台構築する場合のシステム構成を次に示します。
図12-11 認証サーバを複数台構築する場合のシステム構成
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