JP1/NETM/Client Security Control
JP1/NETM/DMは,MBSAまたはWUAと連携して,クライアントに適用されていない更新プログラムを検出します。次にそれぞれの場合について説明します。
なお,クライアントに未適用の更新プログラム情報を検出するための方法や注意事項の詳細については,マニュアル「JP1/NETM/DM 運用ガイド1(Windows(R)用)」を参照してください。
クライアントにMBSAのコマンドラインインターフェース(mbsacli.exeファイル)およびMBSA用のデータベースファイルを配布してから,JP1/NETM/DMで「すべてのソフトウェアを検索」を指定して「ソフトウェア情報の取得」ジョブを実行します。これによって,クライアントに適用されていない更新プログラムを検出できます。
JP1/NETM/DMでは,mbsacli.exeで実行できる「セキュリティの更新」のスキャン結果のうち,最新の更新プログラムが見つからなかった情報(スキャン結果で「Not Found」と表示される情報)を,クライアントに未適用の更新プログラム情報(未適用パッチ情報)として検出します。ただし,Microsoft Officeのセキュリティの更新はmbsacli.exeのスキャン対象外であるため,未適用の更新プログラム情報を検出できません。
MBSAを使用してクライアントに未適用の更新プログラム情報を検出するには,検出先のクライアントが次の条件をすべて満たしている必要があります。
上記の条件が満たされていない場合は,「ソフトウェア情報の取得」ジョブの実行がエラーになります。
なお,「ソフトウェア情報の取得」ジョブを中継するシステムには,OSやバージョンの制限はありません。
クライアントにWUA 2.0とWindows Installer 3.0のリモートインストール,およびWUA 2.0用のデータベースファイルを配布してから,JP1/NETM/DMで「すべてのソフトウェアを検索」を指定して「ソフトウェア情報の取得」ジョブを実行します。これによって,クライアントに適用されていない更新プログラムを検出できます。
JP1/NETM/DMでは,Windows Updateによって提供されるセキュリティに関する更新プログラムのうち,クライアントに適用されていない更新プログラムの情報(未適用パッチ情報)として検出します。OSの未適用パッチ情報だけでなく,Microsoft Officeなどのソフトウェアの未適用パッチ情報も検出できます。
また,検出先のクライアントが次の条件をすべて満たしている必要があります。
上記の条件が満たされていない場合は,「ソフトウェア情報の取得」ジョブの実行がエラーになります。
なお,「ソフトウェア情報の取得」ジョブを中継するシステムには,OSやバージョンの制限はありません。
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