Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


7.3.4 監査ログ検索結果のレポート表示

監査ログの検索結果を見やすくしたレポート(監査ログレポート)は,監査ログレポート画面で表示できます。監査ログレポート画面には,検索条件の項目と監査ログ検索結果のレポートが表示されます。

検索条件の項目は,監査ログ検索画面で設定した検索条件が表示されます。また,表示されたレポートはファイルに出力したり,印刷したりできます。

監査ログ検索結果のレポート表示を次に示します。

図7‒8 監査ログ検索結果のレポート表示

[図データ]

監査ログレポートの出力方法を次に示します。

表7‒4 レポート表示の出力方法

項番

レポート表示の出力方法

説明

1

レポート一覧を表示する

監査ログ検索結果を見やすくしたレポートを画面上で確認できます。監査ログのレポートを表示する場合については「(1) 監査ログレポート一覧を表示する場合」を参照してください。

2

CSV形式ファイルを出力する

監査ログ検索結果を見やすくしたレポートをCSV形式ファイルで出力できます。CSV形式ファイルを出力する場合については「(2) CSV形式ファイルを出力する場合」を参照してください。

3

HTML形式ファイルで保存する

監査ログレポート画面をHTML形式で保存できます。監査ログレポート一覧を保存する場合については「(3) 保存する場合」を参照してください。

4

印刷する

監査ログレポート一覧を印刷できます。監査ログレポート一覧の印刷については「(4) 印刷する場合」を参照してください。

監査ログレポート一覧として表示される項目を次に示します。

表7‒5 監査ログレポート一覧として表示される項目

項番

項目名

説明

1

項番

レポートに表示される監査ログの番号です。「発生日時」の昇順にソートされています。

2

発生日時

監査ログ検索結果の「発生日時」の値が表示されます。

次に示す形式で表示されます。

YYYY/MM/DD hh:mm:ss.ttt(年/月/日 時:分:秒.ミリ秒)

3

発生場所

監査ログ検索結果の「発生場所」の値が表示されます。

4

利用者・プロセス情報

監査ログ検索結果の「サブジェクト情報」の値が表示されます。

5

操作・処理内容

監査ログ検索結果の「監査事象種別」の値が,操作・処理内容の文字列で表示されます。※1

6

結果

監査ログ検索結果の「監査事象結果」の値が,結果の文字列で表示されます。※2

7

説明

監査ログ検索結果の「プログラム名」と「固有情報」の値が編集され,説明が表示されます。

検索条件の設定と表示の例を次に示します。

検索条件:

プログラム名 JP1Base

固有情報 obj=jp1user,op=Add,auth=Administrator

表示例:

プログラム名:JP1Base

オブジェクト情報:jp1user

動作情報:Add

権限情報:Administrator

注※1

「監査事象種別」の値と「操作・処理内容」に表示される文字列を次に示します。

「監査事象種別」の値

「操作・処理内容」に表示される文字列

StartStop

開始/停止

Authentication

認証

AccessControl

アクセス制御

ContentAccess

重要情報アクセス

Failure

障害発生

LinkStatus

リンク状態

ExternalService

外部通信

ConfigurationAccess

設定情報アクセス

Maintenance

メンテナンス

AnomalyEvent

しきい値オーバー

ManagementAction

アクション実行

注※2

「監査事象結果」の値と「結果」に表示される文字列を次に示します。

「監査事象結果」の値

「結果」に表示される文字列

Success

成功

Failure

失敗

Occurrence

発生

〈この項の構成〉

(1) 監査ログレポート一覧を表示する場合

監査ログ検索画面の検索結果画面で,[レポート]ボタンをクリックすると,検索結果が監査ログレポート画面に表示されます。

なお,レポートの最大表示件数は[マネージャセットアップ]ダイアログで設定できます。なお,デフォルトでは500件が設定されています。最大表示件数の設定方法については「5.5.6 監査ログ管理サーバの環境設定をする」を参照してください。また,監査ログレポート画面は複数表示することができます。

監査ログレポート一覧に表示される項目については,表7-5を参照してください。

(2) CSV形式ファイルを出力する場合

監査ログレポート画面で[CSV]ボタンをクリックすると,指定した検索条件と検索結果のレポートがCSV形式ファイルに出力されます。[ファイルのダウンロード]ダイアログが表示されるので,ファイルを開く場合は[開く]ボタンを,ファイルを保存する場合は[保存]ボタンをクリックします。

CSV形式ファイルの出力例を次に示します。

"監査ログレポート"

"検索条件"

"項目名","値"

"監査ログID",""

"メッセージID",""

"発生日時",""

"プログラム名",""

"コンポーネント名",""

"プロセスID",""

"発生場所","",

"監査事象種別",""

"監査事象結果",""

"サブジェクト情報",""

"固有情報",""

"レポート"

"項番","発生日時","発生場所","利用者・プロセス情報","操作・処理内容","結果","説明"

"1","20061203232312","Host2","Administrator","認証","成功","オブジェクト情報:PASSWORD

動作情報:Update

ロケーション認証サーバ:A2"

(3) 保存する場合

監査ログレポート画面で,[保存]ボタンをクリックすると,[HTMLドキュメントの保存]ダイアログが表示され,監査ログレポート画面がHTML形式で保存されます。

(4) 印刷する場合

監査ログレポート画面で[印刷]ボタンをクリックすると,[印刷]ダイアログが表示され,監査ログレポート画面が印刷できます。

参考

監査ログレポートの印刷サイズはA4横が想定されています。