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JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


3.2.2 前提プログラム

監査証跡管理システムの構成要素ごとに前提プログラムを次に示します。

〈この項の構成〉

(1) 監査ログ管理サーバの前提プログラム

JP1/Audit Management - Managerで監査ログを収集して一元管理するために,監査ログ管理サーバで必要となる前提プログラムについて次の表に示します。

表3‒1 監査ログ管理サーバの前提プログラム

項番

前提プログラム

導入区分

プログラムの概要

プログラム名称

バージョン

1

JP1/Base※1

10-00以降

監査ログ収集対象サーバのイベントデータベースで管理する監査ログをJP1イベントとして送受信するためのプログラムです。

2

Microsoft Internet Information Services※2

6.0以降

Webサーバを構築するためのプログラムです。

3

EUR※3

EUR Print Service

07-60以降

PDFファイルの帳票を出力する場合に必要なプログラムです。

4

EUR Print Service - Portable Document Format option

5

uCosminexus EUR Print Service Enterprise

08-00以降

6

uCosminexus EUR Server Standard

09-00以降

7

uCosminexus EUR Server Enterprise

(凡例)

○:導入が必須のプログラム

△:必要に応じて導入するプログラム

注※1

監査証跡管理システムには,JP1/Base 08-10以降の認証サーバが必要です。認証サーバは監査証跡管理システム内であれば,どのサーバ上に構築しても問題ありません。

注※2

監査ログ管理サーバのOSがWindows Server 2008の場合は,7.0が前提バージョンとなります。Windows Server 2012の場合,IISのバージョンは8.0になります。また,Windows Server 2003の場合は,6.0が前提バージョンとなります。

注※3

Windows Server 2012,64ビット版のWindows Server 2008,Windows Server 2003 (x64)またはWindows Server 2003 R2 (x64)でPDF帳票を出力する場合は,uCosminexus EUR V8以降が必要となります。

EURの機能概要については,EURのマニュアルを参照してください。

監査ログ管理サーバをクラスタ環境のシステムに導入して運用する場合は,次に示すクラスタソフトが必要になります。

表3‒2 クラスタ環境のシステムに導入して運用する場合に必要となるクラスタソフト

項番

OS

クラスタソフト

1

Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Datacenter

Windows Server(R) Failover Cluster

2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Standard

3

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise

Windows Server(R) Failover Cluster

4

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise

5

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition

Microsoft(R) Cluster Service

6

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition

7

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise Edition

8

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003 R2, Enterprise x64 Edition

(2) 監査ログ閲覧サーバの前提プログラム

JP1/Audit Management - Managerで収集した監査ログを閲覧するために,監査ログ閲覧サーバで必要となる前提プログラムを次の表に示します。

表3‒3 監査ログ閲覧サーバの前提プログラム

項番

前提プログラム

導入区分

プログラムの概要

プログラム名称

バージョン

1

JP1/Base※1

10-00以降

JP1/Baseの機能によってユーザ認証を実施するためのプログラムです。

2

Microsoft Internet Information Services※2

6.0以降

Webサーバを構築するためのプログラムです。

3

Internet Explorer

6 SP1以降

Webページを閲覧するためのプログラムです。

4

EUR※3

EUR Print Service

07-60以降

PDFファイルの帳票を出力する場合に必要なプログラムです。

5

EUR Print Service - Portable Document Format option

6

uCosminexus EUR Print Service Enterprise

08-00以降

7

uCosminexus EUR Server Standard

09-00以降

8

uCosminexus EUR Server Enterprise

(凡例)

○:導入が必須のプログラム

△:必要に応じて導入するプログラム

注※1

監査証跡管理システムには,JP1/Base 08-10以降の認証サーバが必要です。認証サーバは監査証跡管理システム内であれば,どのサーバ上に構築しても問題ありません。

注※2

監査ログ閲覧サーバのOSがWindows Server 2008の場合は,7.0が前提バージョンとなります。Windows Server 2012の場合,IISのバージョンは8.0になります。また,Windows Server 2003の場合は,6.0が前提バージョンとなります。

注※3

Windows Server 2012,64ビット版のWindows Server 2008,Windows Server 2003 (x64)またはWindows Server 2003 R2 (x64)でPDF帳票を出力する場合は,uCosminexus EUR V8以降が必要となります。

EURの機能概要については,EURのマニュアルを参照してください。

(3) 監査ログ収集対象サーバの前提プログラム

監査ログ収集対象サーバの前提プログラムを次に示します。

表3‒4 監査ログ収集対象サーバの前提プログラム

項番

前提プログラム

導入区分

プログラムの概要

プログラム名称

バージョン

1

JP1/Base※1

07-10以降※2

監査ログ収集対象サーバのイベントデータベースで管理する監査ログを,JP1イベントとして送受信するためのプログラムです。

また,監査ログ収集対象プログラムとしても設定できます。

(凡例)

○:導入が必須のプログラム

注※1

IPv6アドレスを使用して通信する場合は,JP1/Base 10-00以降が必要です。

注※2

JP1/Baseの操作ログを収集する場合やJP1/Baseに認証サーバを構築する場合は,08-10以降を導入する必要があります。また,JP1/Baseのバージョンによって,イベントデータベースに格納できる監査ログのデータの最大長が異なります。1行のデータが最大長を超えた場合,それ以降のデータは切り捨てられます。イベントデータベースに格納できるデータの最大長を次に示します。

・JP1/Base 08-10以降の場合:1,023バイト

・JP1/Base 08-10より前の場合:511バイト

監査ログ収集対象サーバがクラスタ環境で運用されている場合は,次に示すクラスタソフトが必要になります。

表3‒5 クラスタ環境で運用されている場合に必要となるクラスタソフト

項番

OS

クラスタソフト

1

Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Datacenter

Windows Server(R) Failover Cluster

2

Microsoft(R) Windows Server(R) 2012 Standard

3

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 Enterprise

Windows Server(R) Failover Cluster

4

Microsoft(R) Windows Server(R) 2008 R2 Enterprise

5

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise Edition

Microsoft(R) Cluster Service

6

Microsoft(R) Windows Server(R) 2003, Enterprise x64 Edition

7

HP-UX 11i V3 (IPF)

HP Serviceguard

8

AIX 7.1

PowerHA

9

AIX 6.1

10

Solaris 11

VERITAS Cluster Server

11

Solaris 10

12

Linux 6.1 (AMD/Intel 64)

HAモニタ

13

Linux 6.1 (x86)

14

Linux 5 (AMD64 & Intel EM64T)

15

Linux 5 (x86)

JP1/Audit Management - Managerが監査ログを標準で収集できるプログラムを次の表に示します。

表3‒6 JP1/Audit Management - Managerが標準サポートしているプログラム

項番

プログラム名称

バージョン

1

Collaboration

Groupmax Collaboration

07-50以降

uCosminexus Collaboration

06-50以降

2

Cosminexus

07-50以降

3

HiRDB

08-04以降

4

Hitachi Storage Command Suite

Hitachi Storage Command Suite

5.6以降

Hitachi Command Suite

7.0以降

5

JP1/AJS2

07-10以降

6

JP1/AJS3

09-00以降

7

JP1/AO

10-00以降

8

JP1/IM - NP

10-10以降

9

JP1/IM - SS

10-10以降

10

JP1/ITDM

09-50以降

11

JP1/ITRM

09-10以降

12

JP1/NETM/AIM

09-50以降

13

JP1/NETM/CSC

08-11以降

14

JP1/NETM/DM

08-10以降

15

JP1/NETM/NM

09-00以降

16

JP1/PFM

08-10以降

17

JP1/秘文

09-00以降

18

OpenTP1

07-02以降

19

Oracle

9i,10gおよび11g

20

TRUST E2

09-00以降

21

uCosminexus Navigation Platform

09-60以降

22

uCosminexus Portal Framework

08-01以降

23

XDM/BASE E2

10-10以降

24

活文 NAVIstaff

02-02以降

なお,JP1/Audit Management - Managerでは標準サポート外のプログラムの監査ログも収集できます。標準サポート外のプログラムを監査ログ収集対象プログラムにするための検討については「4.3 監査ログを正規化するための検討」を参照してください。また,設定する方法については「5.6 監査ログ管理サーバで監査ログを収集するための設定」を参照してください。

(4) クライアントの前提プログラム

クライアントの前提プログラムを次の表に示します。

表3‒7 クライアントの前提プログラム

項番

前提プログラム

導入区分

プログラムの概要

1

Internet Explorer

Webページを閲覧するためのプログラムです。

2

Adobe Reader

PDFファイルの帳票を表示や印刷する場合に必要なプログラムです。

(凡例)

○:導入が必須のプログラム

△:必要に応じて導入するプログラム