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JP1 Version 10 JP1/Audit Management - Manager 構築・運用ガイド


1.3.3 監査ログを利用して報告用資料を作成する

収集し蓄積された監査ログから,ある特定の条件で監査ログを検索し,検索結果を利用して内部統制の報告用資料や監査用資料を作成する運用例を紹介します。

監査ログの検索結果を,CSV形式ファイルまたはPDFファイルに出力して報告用資料を作成する運用例を次の図に示します。

図1‒16 監査ログを利用して報告用資料を作成する運用例

[図データ]

  1. 報告用資料のフォーマットの検討・作成

    監査ログを利用して,報告用資料をどのように作成するか検討した上で,必要に応じて報告用資料のフォーマットを作成しておきます。

  2. 報告したい監査ログの検索条件を入力

    監査ログ検索画面で,報告する必要がある情報を含む監査ログの検索条件を入力し,検索結果を取得します。

  3. 報告用資料のフォーマットに合わせたデータのファイル出力

    監査ログの検索結果を,手順1で検討した報告用資料のフォーマットに合わせてファイル出力します。監査証跡管理システムでは,検索結果をCSV形式ファイルまたはPDFファイルに出力できます。

    • CSV形式ファイルに出力する場合

      手順2で検索条件を入力したあと,[CSV]ボタンをクリックすると,検索結果がCSV形式ファイルに出力されます。

    • PDFファイルに出力する場合

      手順2で検索条件を入力したあと,[PDF]ボタンをクリックすると,手順1で作成した報告用資料のフォーマットに従って,検索結果がPDFファイルに出力されます。

  4. 報告用資料の作成

    • 監査ログの検索結果をCSV形式ファイルに出力した場合

      出力されたCSV形式ファイルを,手順1で作成した報告用資料のフォーマットに従って加工し,報告用資料を作成します。

    • 監査ログの検索結果をPDFファイルに出力した場合

      出力されたPDFファイルを報告用資料としてそのまま使用できます。

なお,検索結果のCSV形式ファイルやPDFファイルだけでなく,検索結果のレポート,集計結果のCSV形式ファイル,PDFファイル,グラフ,統計結果のCSV形式ファイルやグラフも報告用資料として使用できます。